せとちよグルメ旅

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1000万円で何年暮らせる?

1000万円で何年くらせるかは環境・状況しだい

1000万円で何年暮らせるかは、様々な要因によって大きく異なってきます。何人暮らしか、家族と同居か、実家に家賃を入れているか、賃貸か持ち家か、などなど様々な状況によって異なります。

今回は、二人暮らし、賃貸を前提に一人暮らしや実家暮らしも加味して1000万円でどのくらい暮らせるか検証してみたいと思います。

データ上1000万円で何年暮らせる?

平均的な二人世帯の場合

日本の2人以上世帯の平均的な消費支出は約32.5万円/月(年間約390万円)です。1000万円を単純に、この平均支出額の32.5万で割ると、約2年半で使い切る計算になります。

単体で「1000万円」と聞くと大金に聞こえますが、東京などの都会で働かず生活したら、2年半で消えてしまう程度の金額なのです。

サラリーマンの生涯収入は2~3億円と言われています。逆に言えば、人一人が家族とともに暮らすためには、一生で2~3億円稼がなければいけない計算になります。

節約二人世帯または一人世帯の場合

節約して二人で月20万円の支出、あるいは一人暮らしで月20万円の支出であれば、年間240万円の生活費(月20万円)で、約4年で使い切る計算となります。

持ち家の場合

持ち家の場合は家賃がかからないので、夫婦二人で年間240万円の生活費(月20万円)で、それなりの生活ができると思います。

また、実家の親元で暮らしているお子さん(年齢問わず)も、多少の家賃や食費をご両親に渡したとしても月8万3千円でやりくりすれば、10年で使い切る計算になります。

なんにせよ、1000万円という金額は、実家に頼っても10年で使い切ってしまう金額です。ですから、まとまったお金としては大金ですが、使い始めるとアッという間になくなってしまう金額です。

1000万円で何年暮らせるかのまとめ

◆節約二人暮らし・一人暮らし(賃貸)

月20万円(年間240万円)約4年

◆平均的な二人暮らし支出の場合(賃貸)

月32.5万円(年間390万円)約2年半

◆持ち家で二人暮らしの場合

月15~20万円(年間180~240万円)約4年~5年半

◆親の家で面倒を見てもらう

月5~10万円の小遣い(年間60~120万円)約10~20年

生活費以外に必要な主な費用

  • 結婚(一般的な結婚費用は200~300万円)
  • 出産(母体の栄養管理・出産そのもの・出産後の備品などで100万円程度)
  • 子育て(子育て費用、教育費、保険など数千万円)
  • 車の購入(保険、車検など定期的な支出あり)
  • 住宅購入(ローン、保険、定期的なメンテナンスに数千万円)
  • 予期せぬ支出(病気・けが・介護にかかる費用)

1000万円を減らさないためには

生活費を見直す

生活費を抑えることで、貯金の寿命を延ばすことができます。

働けるだけ働く

最近は、アーリーリタイアという言葉が流行っています。仕事がつらいので早くに退職して、貯金でやりくりするという考え方です。ですが、50代の私の周囲では、金銭的に余裕があり、アーリーリタイアした方々でも、退屈であったり、体力や脳が衰えるという理由で、フルタイムやパートタイムで仕事に戻る方々か少なくありません。

もう、金銭的には余裕がある方々ですので、責任の重い仕事は回避し、脳と身体の健康のためだけに働いているので、やりたくない仕事には「ノー」と言い、部署の変更などを求められるので、非常に生き生きと働いていたりします。

1000万円は意外と簡単になくなる

1000万円を生活費に使わなくても、例えば以下のようなことで一発で大金を支出することもしばしばです。

  • 結婚式(200~300万円程度)
  • 子供を私立大学に入れる(1年200万円×4年=800万円・医学部は2000万円とも言われています。)
  • 持ち家の場合は定期的なメンテナンスが必要(劣化のため10~20年に一回、屋根の葺き替え、外壁塗装のやり替え、設備の交換が必要。どれも1回200万円程度)
  • 車の買い替え(1台200万円程度)

若くて体力のあるうちに貯金しておこう

大人になって、家を買ったり車を買ったりすると、1000万円がさほど大きな金額でないことを理解するようになります。結婚して、子供に良い教育を与えたいなら、10代、20代で必死に働いて1000万円を30代までに貯めておくことがおすすめです。その、1000万円は、後の人生の「予備費」として、あなたの負担を軽くしてくれるからです。

人生の前半でお金を貯めたほうがお得

フランスの経済学者「トマ・ピケティ」は、令和の現代では労働がお金を生む速度と、投資でお金がお金を生む速度は、後者のほうが早いという本を書きました。

ですから、労働で種銭を貯めたら、投資でお金を働かせながら、自分は(給与が多くなくても)働きやすい環境の職場で働くのがベストだと私は考えています。

まとめ

私は、若い時代の娯楽を犠牲にして、お金を貯めました。ですが50代の今、お金の不安なく、ほどよくお金を使いながら、旅をしたり、グルメをしたり生き生きと楽しんでいます。
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」と言われますが、20代30代はまだ体力のある時期ですので、大変でつらいかもしれませんが、お金を貯めること、お金を計算することに集中し、体力や気力の衰えていく50代くらいから、若い頃に貯めたお金で遊び始めるのがおすすめです。

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