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50代、精神疾患持ちのシニア主婦ブログ。

PMS(月経前症候群)の治療と、PMSに効く3大漢方薬

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私は長い間、精神病闘病をしてきたのですが、30代から、女性特有のバイオリズムによっても、ずいぶん精神のバランスが崩れるように感じ、いろいろと調べていました。私に一番当てはまっていたのは月経前症候群という症状で、この症状を具体的に夫婦で知ることや、私の症状に合ったお薬を処方してもらったことで、ずいぶん夫婦関係が円滑になったので、ここで少しばかり説明をしておこうと思います。

 

PMS(月経前症候群)とは

生理前の1~2週間あたりから生理が始まるまで、女性が心理的、身体的に不快な症状を感じることを(プレ・メンストラル・シンドローム=月経前症候群)と呼びます。この月経前症候群の特徴は生理が来ると、症状がおさまるということです。

体の不調

■月経前症候群の体の不調は、多種類にわたり、人によって違いますが、下記のような症状が代表的だそうです。

 

腹痛・胃が痛い・お腹が張る・腰痛・胸の痛み、張り・微熱・頭痛・頭が重い・吐き気・寒気・のぼせ・動悸・めまい・貧血・気を失う・吹き出物・口内炎・くちびるのアレかゆみ・だるい・疲れやすい・むくみ・体重が増える・食欲増進、減退・甘いものが食べたい・消化不良・下痢

 

心の不調

・普段は気にならないようなことでもイライラする

・泣きたくなる

・ぼーっとして、集中できない

・怒りっぽくなり家族など、身近な人にやつあたりしてしまう

・気分が落ち込む

・何か、落ち着かず、そわそわする

・張りつめた気分になる

・不眠(寝付けない・朝が起きられなくなる)

など。

 

私の場合

 私自身、自分の体のバイオリズムをきちんと知るまでは、自分の体調や精神をうまくコントロールできませんでしたし、更年期を迎えようとしている今では、なおさら、体調も精神も波打つように不安定です。ですが、コントロールできるとまでは言えなくても、1か月のうちに自分の体が、どの時期に、どんな体調か、ということを、あらかじめ知っていれば、おかしな言い方かもしれませんが、あきらめがつくというか、ああ、今は生理前だからイライラするんだ…などと、少し、客観的に自分を見ることができます。さらに、夫にも、「今週は生理前だからイライラするけどごめんね。」と、先に報告しておけば、夫も私のイライラを受け流す心の準備ができるので良いとおもうのです。

 

こちらのサイトのグラフがよくできていたので、ぜひ、ご覧になっていただきたいのですが、私の場合は黄体ホルモンが多い「じんわり下降期」に、異常な過食をしてしまいます。そして、生理の前の週「イライラ不調期」は、その名の通り、イライラして夫に当たってしまったりします。さらに、生理が始まった「どんより憂鬱期」は、私の場合は、重い場合は寝込んでしまい何もできなくなってしまいます。生理が軽くても、あまり活動的には動けません。

 

そう考えると、私の場合は、生理終了後の「ノリノリ上昇期」の1週間しか、元気な期間がないということになります。夫に、この図を見せながら、「私って、一か月のうち、一週間しか元気な時期がないんだね。。」とつぶやくと、「ららちゃんはまったくこの図の通りの体調だね。」と、とても納得してくれました。そして、私に元気で活力的であってほしいと期待することをやめてくれました。

 

妻は体調が悪いのが初期設定」ということや、「妻は生理前はイライラしている」「生理中は起き上がれない。(こともある。)」などなど、夫が、女性の身体的、精神的バイオリズムの理屈を知ったうえで、なおかつ長年、体験的に自分の妻は体調や精神面を崩しやすいと覚悟をしてくれているので、私たち夫婦は、なんとかうまく夫婦として機能しています。

 

さらに、私の場合は30代後半くらいから、特にこのバイオリズムに振り回されるようになってしまったので、男性側も「うちの嫁は丈夫だから大丈夫」などと思わず、お嫁さんの精神や体調が急に荒れることがあったら、二人で女性特有のバイオリズムについて話し合ってみていただきたいとも思います。

 

私の治療法

 私の月経前症候群の治療法としては、ピル+当帰芍薬散(漢方薬)という処方が一番、効果的でした。といっても、もともと症状が重かったので、症状を軽くする程度でしかありませんでしたが、飲まないよりは飲んだほうが、快適に過ごせるのは確かです。

 

ちなみに女性の不調(更年期障害など)に効くとされている三大漢方薬は

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

加味逍遥散(かみしょうようさん)

です。

漢方薬を処方している婦人科で症状を相談して、一番合いそうなものを処方してもらうと良いでしょう。私の場合は最初は桂枝茯苓丸を処方されたのですが、あまり効果を感じなかったため、当帰芍薬散に変えてもらったら、調子が良くなったので、飲んでみて合わないようならお薬を変えてもらうという方法も良いでしょう。ただし、漢方薬は飲み続けないと効果が出にくいそうなので、一定期間は飲み続けてみることが大切です。