この記事に対する、現時点での一位のコメントは
「ASD、ADHD、LD合同の発達障害自助会へ行くと、人のたてる物音に過敏な増田タイプと、落ち着きのない増田同僚タイプが混在してて、どちらも困ってる。そんなことを思い出した。どうしたらいいのかはわからない。つらい…」
というものでした。
私自身は
「夫が短気で、イライラしたり疲れたりすると無意識に貧乏ゆすり、キーボード・マウス連続強打、イライラ感まき散らしをする。たまりかねた夫の隣席の人が席替えを願い出て許可された。お互いのために席替えをおすすめ」
と、コメントしました。
発達障害、チック、トゥレットなどの症状だけでなく、ウチの夫みたいに単純に短気でイライラを抑えられない人までいろいろいるだろうと思いました。
ウチの夫のケースでいくと、まず夫が仕事でストレスが貯まってイライラする。そして、上記のコメントのような行動をとる。隣席の女性(以降:田中さん)が夫のイライラに当てられて、ストレスがたまる。そして、比較的うまくいっていた田中さんとの人間関係も崩れ始めるという悪循環にはまりつつありました。
で、夫から「仲良くやっていたはずの田中さんの様子が急に変わった。」と、聞いたので、詳しく事情を聴取すると、田中さんは夫から受けるストレスのあまりに、夫を避け始めるようになり、夫に対してため息をついたり、陰で夫への愚痴を他の女性社員にいうようになっていったっぽいです。(夫の話を総合して、そのように推測しました。)
私は、
「なんか、田中さんの気持ちもわかるわー。どうせ、ストレスでイライラして貧乏ゆすりしたりしてるんでしょ?言っとくけど、あなたのイライラのまき散らし方は普通じゃないからね。貧乏ゆすりはするは、キーボード叩く音はうるさくなるわ、周囲への威圧感すごいからね。とりあえず、田中さんに謝っときな。」
と、夫に伝えました。
夫「いや、俺、イライラしてるつもりはないけど…」
私「いやいやあなたにつもりがなくても、周りはそう感じて、めっちゃ威圧感を感じてるの。まずは、自分が人に威圧感を与えてることを自覚して。それでも無意識だから、どうしても治せないというのだったら、『嫁にも注意されるんだけど、自分でも治せなくて困ってるんだよ』と、田中さんに謝って来て。」
と、伝えました。
夫は、私の言ったとおりに、田中さんに「イライラを周りにまき散らしてゴメン。嫁にもいつも注意されるんだけど、自分でも、治したいと思ってるんだけど、治らないんだよ。」謝ったそうです。
夫に謝ってもらったことで、田中さんとの関係は修復できましたが、やはり、田中さんは夫のまき散らすイライラにどうしても耐えられなかったらしく、上司にお願いして夫から遠い席に席替えをしてもらいました。
田中さんは、夫自体が嫌い、とか、嫌な人だと思っているわけではなく、夫の貧乏ゆすりとか威圧感が苦手なだけだったので、席が離れたことで夫からのストレスからは解放され、逆に関係は良好に戻ったようです。
夫も、事情を話して理解してもらえた実感があったようで、
「あ、そういえば、田中さん席変わったよ。」
という感じで、田中さんが自分のせいで席替えを希望したことは、そんなに気に病んでいませんでした。
「ああ、田中さんはあなたの事情は理解したけど、いやなものやいやだったんだね(笑)よかったじゃん。お互い気を使わなくて良くなったから。」
と、いうことで落ち着きました。
私も、ちょっと過敏なところがあるのか、夫のイライラに当てられた時期があって、夫が家の中でイライラし始めたら、別の部屋に移動するという工夫をしていました。
何が言いたいかというと、無意識に音をたてたり悪い雰囲気を出している本人には、誰かがそれを伝え、自覚してもらう必要があるということが、まず一点。
指摘された本人は一時的にはショックを受けるかもしれませんが、長い目で見て、自分には周囲を不愉快にさせる要素があると知ることは非常に大切です。そして、どんな場面でも、それを前もって周囲に伝え、どのような対策を打てばいいか相談する習慣をつければ、本人、周囲とも少し、楽になるのではないかと思います。
もう一点は、やはり、第三者の介入と理解が必要ということでしょうか。当人同士で話し合おうとすると、感情が入ってしまい、上手く状況を説明できなかったり、客観的な打開策を提案できなかったりするような気がします。
夫の場合は、田中さんがスマートな人で、なおかつ上司も理解のある人で、夫の知らぬところでシレーっと席を変わってくれたので、夫もそんなにショックを受けずに済みました。
上記の増田も、ネットで愚痴るのも一つのストレス発散法だろうけど、本人に自覚してもらうように、誰かに注意してもらうとか、席替えをしてもらうとか、もっと、自分が快適に働ける環境づくりのために、(田中さんのように)積極的に動いてみてはどうかと思った次第です。