バレンタインが近いのでタイムリーな記事を書いてみます。
先日、ゴディバが「義理チョコをやめよう」という広告を出しました。数多くの義理チョコを買うのなら、そのお金を全部一つの本命チョコに使って、うちのような高級チョコレートを買おう!というキャンペーンのつもりだったのだと思います。
だけど、少なくともはてなの中では「ゴディバって、一番無難な義理チョコじゃね?」という意見と「いやゴディバは高級チョコだろ?」という意見がせめぎあってて面白かったです。
好きなブロガーさんたちも義理チョコの賛否について色々書いていて、それぞれの意見があって面白かったんだけど、私の読んでいるブログが女性のブログなこともあって「チョコをあげる側の意見」が多かったかな。たぶん、ホワイトデーが近くなったら、もらう側の意見が出てくるのかもしれないけど、一応もらう側の話の一例を書いてみます。
とある会社のとある偉い人(60代男性)のところに年始のご挨拶に行ったら、すごい厚みの年賀状が積んであるんですね。毎年何枚くらい出すんですか?と聞くと200枚くらいかな?とおっしゃっていました。もう今は自分からは出さず、来たのにだけ返しているとのこと。それでも200枚なんだそうです。
その男性がいうには「一番困るのは義理チョコ。あれが一番面倒くさい。」だそう。その男性、もう70歳近いのですが、地位が高いうえに、落ち着いていて、頭もよくて、すごく内面がかっこいいんです。若い頃は絶対にモテただろうなーと思える男性で、実際に彼が義理チョコだと思っているチョコも本気がちょっと入っているものもあるのではないかと思えるくらい。
何が大変なのか、結論から言うと、以下の4点です。
・お返ししなきゃいけない
・安いのは返せない
・選ぶのが大変
・郵送できない
お返ししなきゃいけない
とにかく地位が高いがゆえに、かなりの数の義理チョコをもらうらしくて、とにかくお返しが大変なのだそう。私みたいな無責任でテキトーな人間は、別にお返ししなきゃ、そのうちくれなくなるんじゃね?と思ってしまがちです。ですが彼の場合、性格からか、その地位だからか、不誠実なことはできないからお返しはしなきゃいけない、お返しをするなら、もらった全員にしなければいけないと思っていて、すごく大変そう。
安いのは返せない
上記のゴディバの件で思ったのは、もうゴディバの義理チョコなんかもらった日にゃ、それと同等か、それ以上の金額か価値のある品しか返せないじゃん、ってこと。いや、親しい中なら何とでもなるんだろうけど、よく知りもしない人からもらったら、そりゃ義理堅い古い人なら相応のお返しをしなきゃいけないと考えちゃうと思うんですよね。で、それが積もり積もって大きな金額になって、偉い人とは言ってもサラリーマンだから、給料なんか知れていて、小遣いを圧迫しちゃうみたいな話なんだと思います。
選ぶのが大変
私個人としては、義理チョコのお返しなんて一律、モロゾフとかメリーチョコレートの安いやつで良くない?と思うのですが、几帳面な人は、高級なものをいただいたら高級なものを返さなきゃいけないと思うみたいで、いただいた品に合わせてお返しを選ぶのは大変そう。沢山もらうんだったら、小遣いを圧迫しすぎて、一律、「高級チョコでお返し」とかは無理だから、やはり買い分ける必要が出てくるみたい。男性だし、女性の好みは分からないからと、この方の場合はお返し選びは妻に相談して手伝ってもらっています。ちなみに、このおうちは年賀状のデザイン、印刷屋への持ち込みも妻の役割でお中元、お歳暮を仕切るのも妻の役割。妻すごい。
郵送できない
ホワイトデーのお返しって、お中元やお歳暮みたいに郵送できないから、自分で会社に持っていって、自分でひとりひとり手渡しで渡さなきゃいけないですよね。どうも、それがわずらわしいみたいです。お中元やお歳暮は郵送だから、妻に丸投げできるじゃないですか?ですけど、自分で一人一人の女性に手渡しでお返ししないといけないのは、古い男性にとっては気恥ずかしいみたいです。
まとめかたが分からない
まあ、この方の場合は色々特殊なケースだとは思いますが、会社内で義理チョコをもらってうれしい人と困る人がいるというお話でした。まあ、この方のケースだけみると、これくらい義理堅くて真面目な人だからこそ高い地位を得たとも言えなくもなさそうですね。
そういえば、「動物のお医者さん」の菅原教授も、義理チョコにきちんとお礼をしなければ気が済まないタイプでしたね。最後に思い出したから書いてみました。

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