シャトルシェフって何?
シャトルシェフとは、鍋が内釜と外釜に分かれており、魔法瓶の原理で、温めた鍋の熱を使って具材を調理する「保温調理鍋」です。
シャトルシェフの詳しい機能とメリット・デメリット・欠点などは、以下の記事で詳しく書いているのでご覧ください。
保温調理鍋は保温鍋ではない
インターネットで「シャトルシェフ」を調べていると「腐る」というキーワードとともに検索されているのを見つけました。
シャトルシェフは「保温調理鍋」で、「保温鍋」ではありません。具材の熱を保温して調理をする鍋であって、食材を保温し続ける鍋ではないのです。
ですが、「保温鍋だから、料理をずっとあったかいまま保てるのねー。」と、炊飯器の保温機能のように勘違いして、料理を腐らせる場合も結構あるようです。
保温調理鍋といえども温度は下がる
たとえ保温調理鍋であっても、高熱なのは最初の数時間だけなので、長い間ほうっておいてしまうと、温度が冷めてしまいます。
ほとんどの雑菌は80℃以下では生存できないと言われていますが、シャトルシェフ内での温度が30~40℃に下がってしまうと、逆に雑菌の繁殖しやすい温度になってしまいます。
30~40℃とは、菌を培養するのに非常に適した温度で、長時間シャトルシェフ内に食べ物を入れておくということは、雑菌を培養しているようなものなのです。
長時間煮込みたい場合
具材を入れて火にかけて、数時間経過し、温度が下がってきたようなら、もう一度火にかけなおすことをおすすめします。
豆やチャーシューなど、8時間程度煮込まなければいけないようなものは、私の場合は2時間置きくらいに火を入れ直し、再沸騰させるようにしています。
また、長時間煮込む料理であっても調理が終わったら、充分に冷ましてから冷蔵庫で保管しています。
腐らせないためにはどうしたらいいの?
作った料理を腐らせないためには、料理を長時間シャトルシェフ内に入れておかないことです。
上記のように、温度の下がったシャトルシェフ内は、菌の培養所になってしまいます。長くても、一回の加熱で放置する時間は4~5時間にとどめておいたほうがよさそうです。
そして、そのあとは料理を取り出し、冷蔵庫で保管するのが賢明です。我が家では、タッパーに詰め替えるのが面倒な時は、内鍋ごと冷蔵庫に入れています。
まとめ
シャトルシェフは「保温で調理を行う鍋」であって、「食材を保温するための鍋」ではないことを肝に銘じて、使い方を間違えないようにしたいものです。
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