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50代、精神疾患持ちのシニア主婦ブログ。

首がゴリゴリ鳴る正体は僧帽筋と肩甲挙筋の癒着だった!エコー下筋膜リリース(ハイドロリリース)

 

体を動かすと首がゴリゴリ鳴るようになる

 ここ2~3年、体のどこを動かしても右の首からゴリゴリと音が鳴るようになりました。たとえ足をストレッチしていても、首がゴリゴリとなり、頬からあごにかけての筋肉が引っ張られ顔がピクピクと動くようになりました。

 それはまるで、顔面麻痺のようで、ストレッチの時などに手足の筋肉に引っ張られて、顔がヒクヒクと動いてしまうので、夫に「(あごに悪いから)顔を動かさないで!」などと言われていました。

 ですが私としては、わざと動かしているわけではなく、体のどこかを動かすとつられて顔もピクピクしてしまうので、「わざとやってるわけじゃないから、とめられない!」と言い返していました。

 体を動かすと、右首や右あごがゴリゴリ鳴るものの痛みはないので、2~3年病院には行かずやり過ごしていました。

一旦は頸椎椎間板ヘルニアの診断を受ける

 義理の母が首が痛いと入院したら手遅れの肺がんだったという経緯があり、私も整形外科に行くことにしました。

 整形外科に行ってレントゲンとCTを取ると、頸椎椎間板ヘルニアとストレートネックの診断を受け、痛み止めの飲み薬、張り薬を処方されました。そして、リハビリに通うように指示されました。私としては痛みはないので、首がゴリゴリ鳴る原因だけ教えてほしかったのですが、その時の医師はコミュニケーション能力の低い医師で、原因は教えてくれず、痛くないと言っているのに、痛み止めを出されて終わりでした。

左肩が痛くなり再度別の医師の診察を受ける

 そして、ここ1ヶ月、左肩が痛くなってきました。右の首はゴリゴリ鳴るだけで痛くはありませんでしたが、左肩は神経にさわるような痛さなので、さすがに気になるようになりました。

 左肩、正確には右腕の付け根のあたりが、運動も何もしていないのに痛むようになりました。どのような痛みかというと筋肉痛のような痛みで、痛みは腕まで達していました。

 腕の痛みは肩の痛みとは違ってインフルエンザの注射を打った時のようなキーンというかツーンというような神経にひびく痛みでした。動かしたりせず夜寝ているだけでも痛いといった状態で、その痛みが出たり引いたりしていました。また、痛くはなくても左腕にはずっとだるい感じがありました。

二回目の診断で僧帽筋と肩甲挙筋の癒着と判明

 2回目の診察では前回と違う医師に当たり、肩のあたりは筋肉痛のような痛み、腕はピリピリした神経にさわるような痛みがあると説明しました。そうすると、「それは、僧帽筋と肩甲挙筋の癒着により筋肉が引っ張られて起こる痛みです。」と言われました。

 僧帽筋と肩甲挙筋の間には筋膜というものがあり、筋膜とは筋肉を包みこんでいる膜のことです。そしてその筋膜は複数の層で構成されています。筋膜は、筋肉同士の摩擦を防いだいりする役割を持っていますが、普段の姿勢が悪かったり、同じ動作を繰り返したりすることによって、癒着や肥厚が起こるようになるそうです。そして、それが筋肉そのものの動きを妨げ、痛みにつながるとのこと。

 痛みをとるには、癒着してしまった筋膜の層を引きはがし、もう一度動きを滑らかにもどす必要があるそうです。

僧帽筋と肩甲挙筋の癒着の治療法

 僧帽筋と肩甲挙筋の間にある筋膜の癒着をはがすには、まずは超音波(エコー)で筋膜の状態を確認する必要があります。癒着している筋膜は癒着のために多少よれる性質があり太くなってしまうそう。そして、よれて太くなった筋膜は白く太い線として画面に映り込むそうです。その白くて太く映っている筋膜を狙ってブロック注射を打つのが治療のやり方です。

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 これがエコーの画像ですが、僧帽筋と肩甲挙筋の間に白い太い線がはっきりと出ていたら筋膜が癒着している証拠なのだそうです。私の場合も、この画像のように筋膜が白く太くはっきりと映っていたので、筋膜が癒着している状態でした。

 そして、この白く映った筋膜をエコーで確認しながら、生理食塩水を注入していきます。これによって癒着した筋膜が引き剥がれていくそうです。

 私自身も医師と一緒に、この生理食塩水の注射の様子をエコー画像で見ていました。注射針が入ってきて、少しひんやりした液体が入ってくるのを感じると、白くて太い線だった筋膜が、みるみる広がって薄い層になっていき、とても驚いてしまいました。

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 この写真のように、エコーで筋膜の深さや状態をみながら生理食塩水を注射していきます。この治療のことを「超音波ガイド下筋膜リリース」と呼ぶそうです。そう、ちまたで流行った、筋膜リリースの医療版です。別名をハイドロリリースともいうそうです。

 このように痛みのある個所に生理食塩水を注射することをブロック注射と呼ぶそうです。ブロック注射は「生理食塩水と麻酔薬を混合した注射」だそうなので、痛みはそんなにありませんでした。

 以前はこのブロック注射は医師の経験と勘によって打つ場所を決めていたようです。ですが、この「超音波ガイド下筋膜リリース」法が普及するようになって、より正確に患部に注射が打てるようになったようです。

 また、定期的にこの注射を受けることで、持続的な痛み軽減効果を期待できると考えられているそうです。

結局、首がゴリゴリ鳴っていた原因は筋膜の癒着

 筋膜は全身を覆っており体中にネットワークを作っているため、腱や筋が動いたり、力を入れた場合、つながっている腱や筋まで動いてしまうようです。ですから、私も足のストレッチをしているのに、首やあごがゴリゴリ鳴るという症状が起きていたようです。

筋膜リリース注射は対処療法

 筋膜リリース注射によって一時的に痛みが消えても、生活習慣や身体の使い方が同じなら、症状はまた再発するそうです。
 運動をしたり、正しい姿勢を身に着けることで、筋膜の癒着の予防はできるそうです。

首だけでなく背中のリハビリも行う

 結局、首のゴリゴリの診察では、筋膜リリース注射を打ち、葛根湯を処方していただきました。他にも、リハビリで姿勢の悪さ、背中の硬さを治す体操を教えてもらいました。本来、首と背中は連動して動くものらしいのですが、私の場合は背中が硬いのか、体を上手く使えていないのか、首だけを動かす動作を行なっているので、首への負担が大きいとのこと。

 医師にも理学療法士にも、首を使いすぎ、首に負担をかけすぎと言われました。なぜ、首に負担がかかりすぎているのかというと、「背中が上手く使えていないこと」と、「姿勢が前かがみであること」が指摘されました。

葛根湯を処方され、診察は終了

 葛根湯と言えば風邪の時に処方される薬だと思っていましたが、漢方で言うところの「虚血」、つまり血の流れが滞っていることも腕や肩の痛みの原因だとのこと。そのため「虚血」に効く葛根湯が処方されました。

まとめ

 一回目の診察では頸椎椎間板ヘルニアが原因だと言われていたのですが、それでは治らなかった、首のゴリゴリが筋膜リリース注射を打ったら軽減したので、セカンドオピニオンを聞いてみてよかったと思います。

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