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Tabist(タビスト)*プチホテル花南(かなん)車山高原の口コミ・評判ブログ

 

プチホテル花南(かなん)車山高原の外観

 車山高原スキー場の南側40号線から細い道を入って、いりくんだ道を進むとプチホテル花南(かなん)が見えてきます。

 駐車場は坂道を降りて、一段下の敷地に数台分用意されていました。ただ駐車場は狭い段々敷地な上に柵もない崖地なので、駐車が少し怖い感じはしました。

花南(かなん)は15時以前の入館は不可

 私達夫婦は15時に花南に予約をしていました。ですが、15分ほど早く到着してしまいました。花南の扉には「受付は15時からです。」といった趣旨のことが書いてあったのですが、私達夫婦は15時から受付なだけで、館内のロビーで受付時間を待っても良いのだと勘違いしてしまいました。

 そして、扉を開けて館内に入るとスタッフの女性が「15時からなんですけど…」とおっしゃるので、「入れないのですか?」とお伺いすると、女性スタッフがオーナーさんを呼んでこられました。そうすると、オーナーさんも「15時からなんですけど…」と、言わずとも分かれよと言わんばかりに言葉をにごしました。

 「外で待っていればいいんですか?」とお伺いすると、「ええ」とおっしゃったので、太陽の照りつける中、外で待つことになってしまいました。15時以前にはどうしても宿泊客を館内に入れたくない様子で、私達夫婦が到着するより早くに着いて15時を待っている宿泊客の方もいらっしゃいました。

 そのようなことがあったので、館内にロビーはないものだと思っていました。

 ですが、館内に入って探索してみると、このような立派なロビーがありました。

 15時過ぎて館内に入っても誰も受付にいなかったので、受付のベルを鳴らすと、オーナーらしき男性がコックコートとコック帽、エプロン姿で宿泊の受付をしてくれました。

 おそらく、オーナーシェフ以外には1人か2人のスタッフしかおらず、合計2~3人で営業しているようで、色々なことに手がまわっていないのだと思います。

安いプランはロビーと食堂使用不可?

 私達は夕食と朝食付きのプランに申し込んでいたのですが、受付の際に食事の説明が一切なかったので、こちらから「食事は何時にどこへ伺えばいいんでしょうか?」とお伺いしました。すると、食事は自室に持ち帰って食べてくださいとのことでした。

 インターネットで調べると、花南のオーナーさんはかなり癖の強い方らしく、宿泊客によってはひどい扱いを受けたと訴える書き込みもありました。

 私達夫婦は「信州割」というGoToキャンペーンのような割引を受けて1人5000円の安いプランで宿泊したためか、ロビーと食堂は利用することができませんでした。

 コロナ禍のためか、料金プランが安いためか、ロビーと食堂が使えなかった理由は、結局分かりませんでした。

 私達夫婦は、安いプランだったためか自室で食事をとるように言われました。ですが、食事が終わりトレイを下げに食堂に行くと、食堂に着席して食事をとっているお客さんもいたので、高いプランの方は食堂で食事ができるという仕組みだったのかもしれません。

 あるいは、ホームページを見てみたら、花南は18:30~19:30までレストラン営業しているとも書いてあったので、食堂は宿泊客には使わせずに、レストランとしてのみ営業していたのかもしれません。

花南(かなん)の客室

 花南は基本的にペンションなので、設備は古いです。鍵もカードキーではなく、昔ながらの鍵穴式の鍵でした。客室内は古びたビジネスホテルのような様相です。

 部屋は狭いですがロッカーもありました。

 ロッカーの中は意外に広く、結構な収容量でした。

 自室で食事をとるように言われていましたが、この小さなテーブルで二人分の食事を置けるのか少し心配になりました。ですが、なんとかギリギリでトレイが二つ置けたので、テレビ側の椅子を反対側に向けて二人で食事をとりました。

 花南は標高1700mくらいのところにあるので、車の温度計で見たら夕方の時点で23℃くらいでした。(8月上旬)ですが、草木が多く湿気で少し蒸す感じがしたのでエアコンを付けようと探したら、なんと、エアコンがない

 代わりに扇風機が置いてあったので、扇風機で涼むこととなりました。

 昼間は少し暑い感じがしたので扇風機を回しましたが、車山高原は標高が高いので夜はひんやりとしていて扇風機すら必要ありませんでした。

 むしろ、窓を開けて外気を取り込んでいると、夜は布団をかけないと肌寒いくらいでした。ですから昼間以外はエアコンがなくても特に問題はありませんでした。

ちなみに、スキー場が近くにあるだけあって、冬はさすがに寒いらしく窓際にオイルヒーターがありました。

バスルームは、普通のビジネスホテルと同じで、トイレ・バス一体型のユニットバスでした。

アメニティはカップに歯ブラシ・歯磨き粉、

そして、ドライヤーでした。

 タオル掛けにはミニタオルしかなかったのでバスタオルはないのかと思ったら、トイレの上のほうに棚があり、そこにバスタオルとトイレットペーパーの替えがありました。花南でバスタオルが見当たらないと思った方はトイレの頭上を見上げてみてください。天井に近いところにバスタオルが鎮座しています。

 シャンプー・リンスも完全備え付けで、やはりビジネスホテルのようなユニットバスです。

 私達夫婦はホテルのお風呂を使わず、車で最寄りのスーパー銭湯にお風呂に入りに行ったのでお風呂の調子がどうなのかは分かりません。ですが、インターネットの口コミなどを見ているとお湯の出が悪く、お風呂を入れるのに40分かかったという口コミもありました。確かに、歯磨きをする際に、水道の水がチョロチョロとしか出なかったような気がします。

鏡はバスルームに大きいものが一つ、

部屋に姿見が一つ設置してあるので、女性の身づくろいには不便はない感じでした。

 なにせ、設備が老朽化しているのであまり多くを期待せずに宿泊するのがおすすめです。ちなみにfreeWi-Fiが利用できたのでインターネット通信は無料で済みました。

プチホテル花南(かなん)車山高原の食事

 こちらが夕食のトレイです。まさかの炭水化物三つ巴でした。パスタ、パン、ご飯、プリン、そしてビーフシチューに入った大量のじゃが芋。糖質三昧の夕食となりました。

 こちらが朝ごはんのトレイです。こちらもトースト2枚にバナナ、とうもろこし、リンゴジュース、コーヒーと糖質三昧でした。花南のホームページの画像では鮭と納豆の写真が載っていたので、和風の朝食かと思っていたのですが違いました。

 ですが、夕食・朝食ともにボリュームたっぷりでお腹を満たすという点では満点だったと思います。

 花南はオーナーがシェフで、サテライト、JALシティ、星野リゾートなどのホテルグループで20年以上シェフをしていたそうです。

 夕食で出た「ビーフシチュー」は、オーナーシェフが研究に研究を重ねて、肉を3日間ワインに漬け込んで煮込んだ絶品の「ビーフシチュー」なのだそうです。ホームページには、海外からわざわざこの「ビーフシチュー」を食べに来るお客さんもいると書いてありました。

 インターネットの口コミでも「ビーフシチュー」が美味しかったという書き込みもあったので、やはり花南のビーフシチューは好評のようです。

プチホテル花南(かなん)車山高原の特徴

 宿泊するには全体的に設備が古い感じがします。また壁が薄く、夜中に隣室のトイレの流れる音が聞こえたりもしました。私達夫婦はコロナ禍の「信州割」で一人5,000円(朝夕食事付き)で泊まれたので、このお値段なら、これくらいの設備と食事で十分だよねと、あきらめがつきました。

 ですが、本来のお値段の10,000円でこの料理とサービスなら、大手のホテルに泊まったほうが安心だよねと夫と話しながら帰りました。

 これは推測にすぎませんが、宿泊料金の違いによって食事や利用できる施設が違うのではないかと思います。ですから、1人10000~15000円のプランの方は食堂を利用でき、きちんとしたディナーや朝の和定食を召し上がっていたのかもしれません。

 オーナーさんは、とにかくビジネスマナーのようなものが皆無で、昭和の気のいいおっちゃんという感じで、基本的にタメ口でした。食事の時間になると、食堂に食事を取りに来るようにと自室に内線電話がかかってくるのですが、「食事の準備ができました。」と伝えるだけ伝えたら、こちらが返事をしている最中でも電話をガチャ切りしたりする始末。

 「美ヶ原は行った?」「車山高原は行った?」と、とにかく親し気にタメ口をきいてきて、悪気はないのは分かるのですが、もう少しマナーを身に着けたほうが良い感じはしました。噂通り、かなりマイペースなオーナーさんです。

まとめ

 設備は古く、オーナーはマイペースな感じですが、安いプランで宿泊できるなら、細かいことは気にしないという方にはおすすめできるお宿です。

 ただ、食事の内容や量、館内のサービス内容が随時変化しているようなので、ホームページや口コミの情報を鵜呑みにして宿泊しないようにしたほうが良いと思います。また、予約サイトやプランによっては一人につき4,500円から14,500円までの宿泊費の幅があり、価格によってサービスにも差があるようなので要注意です。

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