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51歳で老人性のいぼができました。原因は?治療法は?

 

51歳で老人性の「いぼ」ができた

 私は、自分の年齢自認を30歳を超えたら「おばちゃん」、50歳を超えたら「おばあちゃん」だと捉えることに決めていました。現在私は51歳なので、自分のことをおばあちゃんだと思っています。

 以前通っていたダンス教室は平均年齢65歳ぐらいだったのですが、みなさん「老後はどうしようかしら…」なんておっしゃっていて、私は心の中で「いやいや、もう皆さん老後に入っていらっしゃいますよ。」と思っていました。

 気持ちが若々しいのは良いのですが、体は正直です。やはり50歳を超えると身体は老人になるようで、私にも「老人性のいぼ」ができてしまいました。寄る年波にはかなわないということです。

老人性の「いぼ」は遺伝も関係ある?

 私の母も50代くらいからだったでしょうか?私のいぼとは違って、無色のいぼが首のあたりに沢山できはじめました。母のいぼも、やはり老人性のいぼだったようです。医療機関のホームページで調べてみると、いぼの発現にはやはり遺伝も関係しているようです。

老人性の「いぼ」の原因は?

 老人性いぼの原因は、その名の通り「加齢」が一番に上げられます。その次に紫外線、遺伝が挙げられるようです。

 早い人は30代くらいからでき始めるそうで、気にする方は美容皮膚科で治療したりするようです。

老人性いぼの治療方法

 老人性いぼの治療方法には大きく分けて3種類の方法があります。以下にその治療法の詳細とメリット、デメリットを書いておきたいと思います。

液体窒素による凍結

 液体窒素による凍結で老人性イボを焼き切る治療は保険適応範囲の一般的な治療法です。そして、麻酔を使用しないのが一つの特徴です。

 実は私はこの液体窒素で足の裏にあった「タコ」を焼き切ったことがあります。マイナス200℃近い液体窒素を、綿棒またはスプレーを使ってイボに当てて凍結させて焼き切る方法です。

 実際に、この治療を受けたことがある私としては治療の際も、治癒の過程でも痛みがあるというのが実感です。

 クリニックのホームページによると、治療した当日から入浴できると書いてありましたが、私の液体窒素治療の場合は大きな血豆ができてしまい、痛みもあったのでお風呂に浸かるのははばかられ、シャワーのみで過ごしていました。

 イボが大きいと1回の治療で取りきれないことも多く、追加で2~3回ほど凍結治療を行うこともあるそうです。


 この治療の残念なところは、治癒の過程で多少の炎症を起こすので、液体窒素で治療した方の9割の人に、シミになる副作用がみられるということです。

 やはり保険適応の治療は、医療目的で美容目的はないということでしょう。

炭酸ガスレーザーによる焼灼

 保険適応外の自費治療で行えるのが、美容皮膚科で多く取り入れられている炭酸ガスレーザーでの治療です。塗る麻酔や注射での麻酔を行なって、レーザーで焼き切れば、液体窒素の凍結法とは違い、シミが残るという後遺症もなく、綺麗に治すことができます。

 ただ、保険適応外なので、治療費が数万円にも及ぶことは覚悟しておいた方がよさそうです。

外科的切除

 老人性いぼは基本的には良性腫瘍なので、安全とは言われていますが、検査が必要な老人性いぼは、手術による摘出手術を行う必要があります。

 手術は日帰り手術で局所麻酔で行います。麻酔の注射時時に多少の痛みがありますが、麻酔をしてしまってからは手術中の痛みはありません。

 手術で患部の切除を行い、細いナイロン製の形成外科用糸で縫合を行います。そして、術後1週間前後経ってから抜糸をします。

 手術でいぼを切除した場合は傷跡が残ります。傷跡は当初は赤みのある傷跡が生々しいのですが、時間の経過と共に目立たなくなります。傷跡の大きさは、手術した部位や脂漏性角化症の大きさによって変わります。傷跡は細いしわや線のようになります。

 こちらの治療も保険適応ですが、やはり医療目的で美容目的ではないので、傷跡が残る治療方法となります。

美容皮膚科での治療料金

 美容皮膚科の炭酸レーザーでいぼを取り除く治療は、美容外科大手の「湘南美容外科」では以下の通りでした。

  • 2㎜以下  9,800円
  • 4㎜以下 14,800円
  • 6㎜以下 19,800円
  • 6㎜以上1㎜あたりの追加料金 2,000円
  • 10個まで(大きさかかわらず) 81,000円

治療する?治療しないのか?

 基本的に老人性いぼは見栄えが悪いだけの良性腫瘍なので、美容目的以外には治療の必要性は低いと考えられています。

 ですが、特に女性は首や顔に黒い大きないぼができたら、やはり見栄えが気になりますよね。私も美容皮膚科でいぼをとるかどうか検討中です。なにせ、数が多いので費用がかさみます。

 老人なのだから老人らしく、容姿の劣化はあきらめようと思う自分もいます。ですが、我が家の事情として、夫が12歳年下で、その夫が自分と同世代に見える容貌でいてほしいと私に望むので、多少無理をしなければいけない立場にあります。

 要するに夫は私に若作りしてほしいのです。

まとめ

 早い人は30代から出始める老人性のいぼ。50歳にもなれば、老人らしいいぼができてもあきらめもつきますが、30代でまだ美意識の高い年代でいぼができたらかなりショックだと思います。

 インターネット広告などでは、いぼに聞くサプリメントやクリームなども紹介されていますが、医療機関の情報では、上記の3つの方法しかいぼを除去する方法はないと紹介されています。

 インターネットの偽情報に騙されず、美容皮膚科も含めてきちんとした医療機関で正しい治療を受けてほしいものです。

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