- グーグルアドセンスの推定収益を公開してはいけない
- グーグルアドセンスの利用規約を読もう
- アドセンス収益公開に関する条項
- 具体的に何がダメなの?
- 「支払総額を正確に開示することができる」の意味は?
- 私自身にもアドセンス永久凍結になった経験が
- まとめ
グーグルアドセンスの推定収益を公開してはいけない
時々、グーグルアドセンスの「推定収益」のスクショ画像を公開しているブログを見かけます。画像まで公開していなくても、推定収益の正確な数字を公開していたり、クリック単価を公開していたりするブログもあります。
実はこれらの行為は全て規約違反でアドセンスアカウントBAN(凍結)の危険性があります。
グーグルアドセンスの利用規約を読もう
「Adsenseオンライン利用規約」には、アドセンスの広告収入に関わる大切なことがたくさん書かれています。
英語で書かれているから読めないという方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、「請求先住所」と書かれているバーで「日本」を選択すれば、日本語に翻訳された規約が表示されるので、是非とも読んでおいていただきたいです。
アドセンス収益公開に関する条項
11. 秘密保持
お客様は、当社の事前の書面による承諾なく Google 機密情報を開示しないことに合意するものとします。「Google 機密情報」には、(a)本サービスに関連する一切の Google のソフトウェア、技術および文書、(b)本サービスとの関係において広告媒体の実績に関連したクリックスルー率その他の統計、(c)本サービスにおける非公開のベータ版機能または体験版機能の存在、それに関する情報、またはその規約ならびに(d)Google により提供されるその他の情報であって、機密であると指定されるか、それが提示される状況において通常機密とみなされるものが含まれます。Google 機密情報には、お客様による本サービスの利用より前にお客様にとって既知であった情報、お客様の責によらず公知となった情報、お客様が独自に開発した情報、または第三者によりお客様に適法に与えられた情報は、含まれないものとします。本第 11 条にかかわらず、お客様は、自らによる本サービスの利用によりもたらされた Google による支払総額を正確に開示することができます。
グーグルアドセンスの収益公開に関しては、「11.秘密保持」の条項に記載されています。重要なのは、太字で示した「機密事項を開示しないこと。」と「支払い総額を正確に開示することができる。」ということです。
具体的に何がダメなの?
自分のブログで公開してはいけないのは、グーグルの広告単価計算の技術に当たる部分です。利用規約では「クリックスルー率、その他統計」は開示しないことに合意する。となっています。つまり、クリック率(CTR)を公開してしてはいけないということです。
「PV数、広告表示回数、クリック数」をセットでブログで公開すれば、そこからクリック率を計算できてしまうので、推定収益画面のスクショ画像などを公開するのは当然規約違反です。
また、スクショ画像を公開しなくても、サイトのPV(アクセス数)と広告のクリック数を活字で記載しただけでもクリック率は計算できてしまうので、そういった数値をブログで報告するのはかなり危険です。
利用規約の中には「その他の統計」との記載もありますが、これもどの範囲までの統計情報のことを指すのかは不明です。ですから、安心安全を目指すならアドセンスの推定収益に関することは記事にしないのが一番安全と言えます。
ですが、ブログのネタに困った時などに、現在のアドセンス収益がどのくらいかという記事を書きたくなってしまうのも人情というものです。ですから、どうしても、推定収益を公開したい場合は、オブラートに包んで公開すれば規約違反にはなりません。
例えば、
今月の推定収益は「ガリガリくん〇〇個分」「チロルチョコ○○個分」「ハーゲンダッツ○○個分」
というように、アドセンスの「推定収益画面」に表示された、正確な金額やクリック率が分からなければ、ブログでおおまかな金額を公開しても問題ありません。
◆やってはいけないこと
- 推定収益額を正確に表記して公開する
- クリックスルー率を公開する
- PV数、広告表示回数、クリック数を公開する
「支払総額を正確に開示することができる」の意味は?
秘密保持の条項で、「機密情報を開示しないことに合意するものとします。」と書いておきながら、「支払い総額を正確に開示することができる。」ってどういうことなの?とお思いの方も多いと思われます。
これは、アドセンスで得た収益の「推定収益」は公開しないでください、「確定収益」は公開してもよいです、という意味です。
「確定収益」とは実際に銀行に振り込まれた金額のことです。
グーグル側としては、統計学的に広告収益を計算しているわけですが、推定収益画面や、推定収益数値から、その計算式を割り出されたくないために、ネット上での推定収益公開を厳しく取り締まっているのです。
つまり、「推定収益」画面は統計計算中の数値なので秘密保持の対象となり、「確定収益」画面は、統計計算の終わった数値で、計算式を逆算されることのない安全な数値なので公開してもOKということなのです。
ただし「確定収益」を公開する場合は、1円単位まで正確な数値を公開する必要があります。「確定収益」を公開する場合は「推定収益」とは逆に、あいまいな数値を公開してはいけないという規約となっています。「支払総額を正確に開示することができる」と書いてあるということは、逆に言えば、「正確な数値を開示しなければならない。」ということを指すのです。
これらのことが厳守されないと、広告配信停止や最悪の場合はアドセンスアカウント凍結となり、一生そのドメインではアドセンス申請ができなくなってしまいます。
私自身にもアドセンス永久凍結になった経験が
実は私も無知だった頃に、私の不手際でアドセンスアカウントBAN(永久凍結)の憂き目にあったことがあります。その当時は、右も左も分からなさすぎて、結局、何が原因でアドセンス永久凍結になったのかは分からずじまいでした。
ですが、以前使っていたドメインがアドセンスBAN(永久凍結)になったのは事実です。BANされるということは永久にアドセンスの再申請ができなくなるということです。ですから、今のドメインを取り直してアドセンス復活となりました。
まとめ
長くなってしまいましたが、アカウントが凍結しないアドセンス収益の公開の仕方を最後にまとめておきます。
◆やってはいけないこと
- 推定収益画面をスクショして公開する
- 推定収益額を正確に表記して公開する
- クリックスルー率を公開する
- PV数、広告表示回数、クリック数を公開する(クリックスルー率を逆算できてしまう情報の公開は不可)
◆やってもよいこと・やるべきこと
- 銀行に支払われた「お支払いの金額(確定金額)」の開示ならOK
- 「お支払い金額」を公開する場合は、最後の一桁まで正確に記述する
- 推定収益額を公開したい場合は「チロルチョコ○○個分」というように、曖昧な表現にする
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