- あつた蓬莱軒の読み方
- あつた蓬莱軒とは
- あつた蓬莱軒本店の外観
- あつた蓬莱軒本店の予約・待ち時間
- あつた蓬莱軒本店の駐車場
- あつた蓬莱軒本店の入店システム
- あつた蓬莱軒本店の店内
- あつた蓬莱軒本店のメニュー
- あつた蓬莱軒本店の「ひつまぶし」
- まとめ
あつた蓬莱軒の読み方
あつた蓬莱軒の読み方は、「あつた ほうらいけん」です。
あつた蓬莱軒とは
あつた蓬莱軒は名古屋名物「ひつまぶし」の超有名店です。名古屋が地元の人に「ひつまぶしはどこが有名?」と聞いたら、真っ先に名前が挙がるお店でしょう。愛知県民なら知らない人はいないのではないでしょうか?
あつた蓬莱軒は明治6年創業の老舗料亭です。当時は鰻(うなぎ)とかしわ(鶏肉)をを主に扱う料亭でした。熱田神宮に参拝に来るお客さんを相手とした宮宿への出前も多く、出前持ちが出前で空になった器を下げるたびに器を割って帰るので困ったあつた蓬莱軒。
2代目店主甚三郎が女中頭のお梅と相談して割れない木の器を考案し、おおきな「おひつ」に鰻丼を入れて出前するようになりました。
ただ、鰻丼を頼んだお客さんは上の鰻ばかりを食べてご飯を残してしまうことも多く、2代目店主甚三郎が鰻を細かく切って、ご飯と混ぜて提供するようになりました。その料理が大人気になり、「ひつまぶし」の原型となったそうです。(諸説あり)
大きなおひつで、ご飯と鰻を混ぜる(まぶす)行為が、「ひつまぶし」という名前の由来だとも言われています。(諸説あり)
そして、「ひつまぶし」という名前は「あつた蓬莱軒」が登録商標を保有しています。
あつた蓬莱軒本店の外観
あつた蓬莱軒・本店は180席を有する大型の料亭です。
門を入るとすぐに、日本庭園が見えて料亭らしい佇まいです。
あつた蓬莱軒本店の予約・待ち時間
あつた蓬莱軒本店では、会席料理以外では電話予約を受け付けていません。逆に会席料理を食べたい場合は、前日までに電話予約を入れなければいけません。どうしても電話予約で決まった時間にひつまぶしを食べたい場合は、「うなぎ会席(11,000~15,400円)」にひつまぶしも含まれているので、「うなぎ会席」を電話予約するしかありません。
ひつまぶしだけを食べたい場合は、店舗前での予約しか受け付けていないので、実際に熱田蓬莱軒本店まで足を運んで予約をする必要があります。
あつた蓬莱軒本店は人気店のため、3時間待ちは当たり前です。すぐに入れるということは絶対にありえません。ですから、必ず現地予約することになります。
あつた蓬莱軒の入り口左側にはこのような表示がなされており、「現在何時間待ちか?」「現在、何時何十分の予約者が入店可能か」が、常に表示されています。
お店の前には、予約を取り仕切るスタッフが常駐しており、名前を伝えると「○○時〇〇分の入店となりますので、それまでに戻ってきてください。」と伝えられます。
あつた蓬莱軒本店の駐車場
あつた蓬莱軒本店の駐車場は、店の横に2か所、店のすぐ近くに2か所あります。蓬莱軒の駐車場に近づき、スピードを落とすと、すぐに制服を着た誘導員の方が近寄って来てくれます。
「蓬莱軒ですか?」「待ち時間は2時間半ですが大丈夫ですか?」「店の前で受付しているので受付をしたら戻ってきてください。」などと、声をかけてきてくれます。
店の前のスタッフに入店受付してもらうと、予約時間までに戻ってくるように言われます。逆に言えば、予約時間まではどこかで時間をつぶして来てくださいという意味で、蓬莱軒の駐車場に車を止めっぱなしにして待ってくれるなよ、という意味にもとれました。
受付を済ませて、車にもどると、案の定誘導員さんが「時間までに戻ってきてください。」と念を押してきました。やはり、車を駐車場から一旦出してほしいという意味なのだと思いました。
あつた蓬莱軒本店の入店システム
あつた蓬莱軒本店では、靴を脱いで入店します。私達夫婦が行った日は雨が降っていたので、靴と傘を玄関に置かなければいけない状態でした。ですが、あつた蓬莱軒本店は180席を有する超大型の料亭。靴や傘がたくさん玄関に置いてあり、取り違えないか少し心配でした。
やはり、あつた蓬莱軒では靴や傘の取り違えが多いらしく、入店の際に、2枚重ねのこのような札を渡されます。一方にはクリップが付いており、靴や傘に取り付けるようになっており、もう一方は番号を覚えておくための合わせ札として帰りまで持っておくことになります。
帰り際には、靴の番号と合わせ札の番号を合わせて靴を履き、傘の番号と合わせ札の番号を合わせて傘を取ったので、取り違えは起こりませんでした。そして、最後に2枚の同じ番号札をまとめたものを、店員さんに返すという仕組みになっていました。
あつた蓬莱軒本店の店内
あつた蓬莱軒は料亭なので、品格のある和風テイストの内装です。入店すると入って右側に中待合があり、名前を呼ばれるまでそこで待つことになります。
180席を有する大型料亭ですが、店内は細かい部屋に区切られていて、一室一室はさほど広くはありませんでした。店内は畳にテーブルという和洋折衷の内装で、足腰の悪い私としては椅子に座って食べられるのはとてもありがたいことでした。
このように、一部屋16席程度に区切られているので、落ち着いた雰囲気で食事をすることができます。
その反対に、神宮店はだだっ広い座敷に、座卓がいくつも並べられており、かなり庶民的な佇まいです。
席につくと、お茶とおしぼり、マスクを入れる用のビニール袋を持って来てくれます。
あつた蓬莱軒本店のメニュー
あつた蓬莱軒本店のメニューは多種多様で、一品料理もたくさんあります。メニューはテーブルの上に置いてありますが、料理数が多く、メニューのページ数も多かったため、撮影は断念しました。
ただ、メニューは多いものの、周囲のお客さん達を眺めてみると、みんな「ひつまぶし」を食べていたので、一品料理はお昼時にはあまり出ないのだと思いました。
皆さん、ひつまぶしか、電話予約のできる「会席料理」かのどちらかのために来店するのではないかと思いました。
また、ひつまぶしは4,400円と高価なので、比較的安価な「鰻丼」を頼む人もいるのではないかとも思いました。
あつた蓬莱軒本店の「ひつまぶし」
ひつまぶしには、食べ方の順序があります。ひつまぶしの正しい食べ方は以下の記事にまとめたので、そちらでご覧ください。
ここでは、あつた蓬莱軒の「ひつまぶし」の味の感想について書いてみたいと思います。
配膳される際には、このようにお茶碗は伏せた状態、お吸い物とひつまぶしはフタをした状態で配膳されてきます。
フタをあけるとこのように、照りの良い鰻が鎮座しています。
ひつまぶしの薬味は、左側からきざみのり、わさび、小口ネギです。漬物は大根のさくら漬け、奈良漬け、白菜の浅漬けです。お吸い物の具は海藻と麩(ふ)でした。
あつた蓬莱軒の鰻は、一般的なうなぎ屋のふんわりホロホロの鰻と違い、カリッと香ばしく焼き上げてありあます。ですから、水分が少な目で味も濃いほうです。
ごはんにもしっかりタレがかけてあるので、全体的に味は濃いめです。そのまま、鰻丼のようにして食べても鰻の香ばしさが感じられてとても美味しいのですが、あつた蓬莱軒の濃い味の鰻には「わさび」がとても良く合います。
ひつまぶしの食べ方として、だしをかけて食べる「お茶漬け」というのがあります。だしをかけてお茶漬けにすると、香ばしかった鰻がだしを吸ってふんわりとなり、とても柔らかくホロホロになります。この食感の違いを是非楽しんでいただきたいと思います。
私は個人的に、わさびたっぷりできざみのりとネギをかけて食べるのがすきでしたが、夫はお茶漬けにわさびをたっぷりいれて、「わさび鰻茶漬け」にして食べるのが好きだと言って、わさびをたっぷり入れたお茶漬けを作っていました。
まとめ
ひつまぶしは1つの料理で、4回楽しめると言われています。詳しくは以下の記事で書きました。ひとつのおひつで色々な味わい方ができるので、とても楽しい食事となります。機会があれば、ぜひ、あつた蓬莱軒を訪れてみてください。
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