昨年、20年使っていた羽毛布団を処分して、新しい掛布団を3000円程度で買ったのですが、あまりにも性能が良いのでご紹介したいと思います。
3M社の新素材「シンサレート」
みなさん、3M社をご存じでしょうか?3M社は、アメリカのミネソタ州に本社を置く、世界的に有名な化学・電子製品メーカーです。3M社は電子、電気分野だけでなく、医療分野、交通分野などなど、様々な分野の器機も製造しており、私たちに一番身近な製品は接着剤や文具ではないかと思います。
日本に暮らしていても、東京などでは3Mの看板を見かけることもしばしばです。それくらい世界に浸透している会社です。その世界的に有名な化学製品製造メーカーが開発したのが「シンサレート」という素材です。
シンサレート素材とは
「シンサレート」とは、英語の「Thin=薄い」と「Insulate=断熱する」を掛け合わせた造語です。
シンサレートは3M社が開発した高機能な中綿素材のことを指します。寒い季節に快適に過ごせるよう、微細な繊維構造により優れた断熱性を確保する素材として誕生しました。「暖かいけれど、厚みがない」という最新素材を、科学的分析に基づき作り上げたのがこのシンサレートなのです。
もともとはウィンタースポーツウエア、ダウンジャケットなどに使用されていましたが、その暖かさがゆえに手袋、ブーツ、帽子などにも使用されるようになり、最終的には寝具にまでその幅を広げてゆきました。
超極細繊維(マイクロファイバー)で空気を閉じ込める
3M社では、「理想的な断熱媒体は空気である」と考えています。ですから、繊維の間に体から発せられた暖かい空気を蓄えることで、暖かさを保つ工夫がなされています。
一般的なポリエステルの布団ですと繊維の隙間から熱が逃げてしまいますが、シンサレートは羽毛の先端ほどの細さのマイクロファイバーなので、暖かい空気を繊維の間に封じ込めることができるのです。
シンサレートの掛布団一枚で十分に暖かい
2022年1月のこの時期に、実は私はこのシンサレートの掛布団1枚だけかけて寝ています。暖房無しでです。
シンサレートの掛布団は一枚で十分に暖かいので、最初は毛布も掛けていたのですが、暑すぎて毛布は外してしまいました。それくらい暖かいのです。それでお値段は3000円程度なので本当にお買い得です。
以前使っていた羽毛布団も暖かかったのですが、厚みがあるために首元に隙間ができてスースーして首元が寒いのが難点でした。
ですが、シンサレートはご覧の通り薄いので、首元もしっかりとおおい包んでくれるのでとても温かいです。今のこの時期でも、シンサレートの布団一枚で暑くて汗をかいてしまうくらいです。
3Mの情報では、羽毛布団の2倍の保温性があるとのことです。
シンサレートのメリット
ここでは私がシンサレートの布団を使ってみて良かった点を列挙していきたいと思います。
シンサレートは1枚で暖かい
この図は、あらかじめ温められたマネキンに、向かって右半分にシンサレート、左半分にポリエステル綿を入れたスキージャケットを着せたものです。シンサレートの熱損失のほうが少ないことが分かります。
私が買ったシンサレートの掛布団は、体に当たる側や首元がふかふかのフリース素材で覆ってあるため、シンサレートの断熱と、フリースのふかふかでとても温かく感じます。
実際に、ずっとシンサレートの寝具で寝ていると暑くて寝汗をかいてしまうくらいです。
シンサレートは軽い
私が買ったシングルサイズのシンサレート掛布団は中綿だけで1.5キロと、2リットルのペットボトル以下の重さです。ですから、ふわふわでとても軽いのですが、暖かさはしっかりたもってくれるのでとても不思議な感じです。
昔は布団は綿でできていることが多く、暖かくしようと何枚も重ねると、とても重くなってしまっていました。
ですがシンサレートですと、1枚で十分に暖かいので重ねる必要がありませんし、重ねたとしても薄くて軽いので、重いということがありません。
シンサレートは薄い
シンサレートは薄いので、布団の厚みで首元に隙間ができてスースーするということがありません。毛布のようにくるまって眠ることができるので、首元まで暖かく眠ることができます。
抗菌・防臭・防ダニ加工あり
3Mのシンサレート製品は、化学製品メーカーの技術を生かして抗菌、防臭、防ダニ加工をしてあります。
繊維評価技術協議会における抗菌防臭効果の基準が「抗菌活性値≧2.2」なのに対して、シンサレートは抗菌活性値5.8と、基準値を大きく上回る結果となっています。
洗濯機で丸洗いできる
このシンサレートは薄くて軽いため、ご自宅やコインランドリーの洗濯機で丸洗いすることができます。
シンサレートはマイクロファイバーとポリエステルで構成されている場合が多く、その構成によって、洗濯の仕方が変わってきます。ですから、おのおののシンサレート布団に縫い付けてある洗濯表示をしっかり読んで、そのとおりに洗濯しましょう。
また、シンサレートの組み合わせている素材によっては乾燥機の使用を控えるように呼び掛けている商品もあるので要注意です。そちらも洗濯タグを見て、その通りに乾燥させてください。
シンサレートのデメリット
私が感じたシンサレートのデメリットをひとつだけ書いてみたいと思います。
断熱性が良すぎて暑い場合も
これまで、いかにシンサレートが暖かいが書いてきましたが、フリース素材のパジャマを着てさらにシンサレートの掛布団をかけて寝ると、暑くて寝汗をかいてしまうことがあります。
あまりにも暖かいので、布団を蹴ってしまったり、パジャマを脱いでしまったり(笑)してしまうのが唯一のデメリットだと言えます。
まとめ
3000円で真冬に寝汗をかくくらい暖かいシンサレート。私は関東地区に住んでいますが、もっと北にお住いの方だと暑すぎず快適に使えるかもしれません。
◆私が買ったシンサレートはこちら
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