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50代、精神疾患持ちのシニア主婦ブログ。

子宮筋腫と貧血、閉経までの期間とFSH値

 

子宮筋腫で問題になるのは貧血

 3月の健康診断で5㎝の子宮筋腫が見つかった私です。検診の際、経血が多かったり、生理が重いなどの症状がある場合は婦人科で診てもらってくださいと言われたので、経血の多い私は婦人科に行ってまいりました。

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 詳細はこちらの記事で書きましたが、子宮筋腫で最も懸念されることは月経過多による「貧血」です。「貧血」とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンという物質が少なくなった状態のことを指します。ヘモグロビンは血流に乗って酸素を体のすみずみまで運ぶ働きをしています。そのため、血中のヘモグロビンの量が低下すると体の組織に十分な酸素が行き渡らず、さまざまな不調があらわれるようになります。具体的な症状としては、立ちくらみ、息切れ、めまい、ふらつき、頭痛、胸の痛みなどがあります。

貧血の血液検査項目

 貧血の血液検査で重要とされるのは、赤血球、血色素量、ヘマトクリットの値です。医療知識のない私は「貧血」と言えば「鉄分」の値を見るのかと思っていたのですが、鉄分の値は関係ないようです。

 実際に、血液中の鉄の基準値が50~170㎍/dlなのに対して、私の血液中の鉄の値は45㎍/dlで、少し鉄が不足していました。ですが、赤血球、血色素量、ヘマトクリットの値が正常値だったので、貧血ではないと診断されました。ですから、暫定的に処方されていた「鉄剤」の服用は必要なくなりました。

 医師が言うには、私の身体は血液を作る能力が高いのだろうということでした。

閉経の時期を探る

 もし、子宮筋腫からくる「貧血」がある場合は、閉経まで鉄を補充する必要があります。閉経が来れば女性ホルモンの分泌量が下がり、子宮筋腫は自然に小さくなるので、閉経まで鉄を補充して逃げ切れば、手術で筋腫を摘出する必要はないそうです。

 ですが、鉄は胃腸にとても負担がかかり、長期間飲み続けると胃腸に不調が出る場合もあります。ですから、閉経が遠い40代より下の世代は、手術で子宮筋腫の摘出を行なった方が良い場合もあるようです。

 日本人の平均閉経年齢は50歳ですが、私は今年で53歳なので、閉経までの期間がどれくらいか、血液検査で女性ホルモンの値を調べることになりました。閉経時期を推定するには卵胞刺激ホルモン(FSH)の値を検査する必要があります。

卵胞刺激ホルモン(FSH)の基準値

 FSH値の基準値は女性の体のバイオリズムによって異なってきます。男性の方はご存じないかもしれませんが、女性の体は赤ちゃんを産み育てるために、一定の周期で女性ホルモンの分泌量を変える仕組みになっています。女性の体には以下の4つの時期があり、それぞれに女性ホルモンの分泌量が違います。

  • 卵胞期:3.0~14.7mIU/ml
  • 排卵期:3.2~16.6mIU/ml
  • 黄体期:1.5~8.5mIU/ml
  • 閉経後:157.8以下mIU/ml

 このように、女性は1ヶ月の間に女性ホルモンの数値が半分になったり、倍になったりするので、気分や体調にムラがあることをご理解いただけるでしょうか?この数値の変動から見ても、女性の心身のバイオリズムは自然なことであると分かります。ちなみに男性のFSH値の基準値は2.0~8.3mIU/mlです。

50代の卵胞刺激ホルモン(FSH)値

 52歳の私の卵胞刺激ホルモン(FSH)値は33.1mIU/mlで、基準値を大幅に超えていました。医師が言うには、女性ホルモンが枯渇していて、体が女性ホルモンを作ろう作ろうと必死に頑張っている状態だそうです。上記の別記事でも、エコー検査で卵巣が委縮して見えなくなっていることが分かったと書きましたが、50代前半の私は女性ホルモンの分泌が少なくなり、卵巣も委縮して小さくなり、あと1年もすれば閉経が来るとの診断結果でした。

子宮体がん検査をすすめられる

 今回の検査では、子宮筋腫で月経過多でも貧血の症状は見られない、あと1年程度で閉経するだろうということが分かりました。ですから、子宮筋腫に関しては、閉経まで逃げ切れば、女性ホルモンの減少とともに筋腫も小さくなっていくので閉経まで経過観察ということになりました。

 ですが、子宮筋腫と子宮体がんは良く似ているそうで、地方自治体の子宮体がん検査に行くようにすすめられました。なぜ、一緒に検査しなかったかというと、地方自治体のがん検診は1000円程度で子宮体がんの検査を受けられるのに対して、一般の婦人科での検査は5000円くらいかかるので、医師が善意で安いほうの地方自治体のがん検診をすすめてくれたからです。

まとめ

 夫の会社の検診で、子宮筋腫が見つかった時には、体に異物があるというだけでドギマギしてしまいましたが、医師に丁寧に診察、説明してもらったことで、安心することができました。

 私自身、甲状腺がんが早期発見されたため、早めに手術ができて、大ごとにならなかったという体験をしています。対して、私の母や義理の母が、がんの発見が遅れて亡くなったという体験もしています。早期発見で助かるためにも、少しでも体に異変が認められた場合は、お金を惜しまず精密検査に行ってほしいものです。命あってのものだねですからね(^_-)-☆

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