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世界第6位、32か国語に翻訳された相撲ドラマ「サンクチュアリ -聖域-」

 

世界的な人気を得た相撲ドラマ

 今、世界中で話題になっている相撲ドラマ「サンクチュアリ -聖域-」。Netflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で6位に入りし、当初はトルコ、キプロス、クウェート、ギリシャ、香港、日本の6カ国・地域でTOP10入りし、全世界に人気が広が始めました。今現在では、世界50以上の国と地域で「今日のシリーズTOP10」入りも果たし、世界的モンスタードラマとなっています。

 字幕スーパーは32か国語に及び、吹き替え版も当初は英語とポルトガル語だけでしたが、あまりの人気に、スペイン語、タイ語、ポーランド語などが追加されました。

「サンクチュアリ -聖域-」の何がすごいの?

 Netflix日本オリジナル歴代最高の作品と言って良い「サンクチュアリ -聖域-」の何がすごいのか?それはまず、俳優陣の布陣。さらにとてつもない予算がかけられたと思われる相撲部屋や両国国技館のセット。Netflixは優秀な人材を雇用し、高品質の作品を提供することで有名な映像配信会社です。テレビや映画では様々なしがらみから取り上げることのできない角界の裏側を、スポ根もの、青春群像ものとして描いた、すばらしいNetflixオリジナル作品となっています。

俳優陣の体作り

 主人公の「猿桜(えんおう)」役には、元格闘家の一ノ瀬ワタル氏が起用され、80キロあった体重を110キロまで増やして役作りをしたそうです。さらに、全ての力士役の俳優陣が100キロ以上に体重を増やすように言い渡され、おのおのが役作りのために体重を増量したと言われています。

 また、力士役の役者はただ太るだけではなく、力士として戦える筋力も必要とするため、役作り、体作りのための稽古も含めて2年半をかけて役作りをしたそうです。肉体改造の専門家、プロスポーツトレーナー、そして栄養士の指導も受け続け、稽古や撮影中も適宜体作りを行っていたそうです。さらには、撮影の1年前から相撲監修として元大相撲力士・維新力浩司を迎え、俳優陣の体を限りなく本物の力士に近づけることに挑みました。

 力士役の俳優たちは撮影中にも、トレーニングを欠かさず、ドラマが進行して行く中でも肉体が変化し、仕上がっていくのが分かります。その、体の変化が本当にすごいです。

 主役の一ノ瀬ワタル氏は、当初の設定は「昔、柔道をやっていたが辞めて、だらしない体になったヤンキー」の青年だったため、そのような体作りを求められたそうです。そこから、撮影中にトレーニングを重ね、力士の体形になっていく様子は本当に圧巻です。

最強の俳優の布陣

 さらに、猿桜の父「浩二」役のきたろうの切ない演技、猿桜の師匠である「猿将」役のピエール瀧の厳しくも優しい親方の演技、相撲記者「時津」役の田口トモロヲのサラリーマンながらも相撲をこよなく愛する演技、全てがすばらしいものでした。

 また、女性陣も猿桜の母親「早苗」役の余貴美子の演技が憎たらしいほどにすばらしく、仕事に熱心すぎて政治部から相撲部へ左遷された帰国子女「国嶋飛鳥」役には、本物の帰国子女である忽那汐里が起用されています。

 他にも、中尾彬、笹野高史、松尾スズキ、染谷将太、岸谷五朗、小雪など、脇を支えるにはもったいないくらいの名優が名を連ねています。

「サンクチュアリ -聖域-」のあらすじ

 主人公の尾瀬清は昔、柔道をやっており、ケンカが強く他のヤンキーからカツアゲしてお金を貯めているような典型的なヤンキー。貧しく、崩壊した家庭に育ち、荒れ果てた生活を送っていた清ですが、清をスカウトに来た猿将親方に「土俵にはね、金・地位・名誉、女、全部埋まってるんだよ。」とささやかれ、何も知らないまま大相撲の世界に飛び込みます。

 角界は未知の「聖域(サンクチュアリ)」で、「俺は横綱になる男だ!」「角界ぶっ壊す フォー!」などと、中指まで立てて悪態をつく問題児の猿桜。この問題行動に、猿将部屋の親方や相撲協会も手を焼いてしまいます。

 ですが、預金通帳に「目標800万円」とたどたどしい字で書き、父親の借金返済のために歯を食いしばる愛おしい側面も見せる、憎めないキャラクターでもあります。

 自意識過剰で自分が強いと思っていた猿桜ですが、同じく暗い過去を持つ力士「静内」に大敗を喫し、意識が変わっていきます。土にまみれ、血と汗がほとばしる苛烈な稽古。それまでないがしろにしていた、「四股(しこ)」などの稽古がいかに力士としての体作りに大切かを痛感し、稽古に励みます。そして、どんどん強くなっていきます。さて、「相撲道」に目覚めた「猿桜」は、どうなっていくのでしょうか?ご興味のおありの方は是非、ドラマをご覧ください。

莫大な費用をかけて作られたセット

 視聴率や興収を見込んだ予算や俳優陣を中心に考えると、大相撲の力士が稽古を重ねる物語は製作がむつかしいのが実情です。なぜなら、予算が足りない、俳優が太らなければならないなど、取組シーンまで本格的に撮影しようと思えば思うほど、予算がかさんで製作費が足りなくなるからです。

 私は当初、「サンクチュアリ -聖域-」は本物を相撲部屋をお借りし、両国国技館の撮影許可を得て、両国国技館の中で撮影したものかと思っていました。ですが、相撲部屋も、両国国技館もセットだと知って、とても驚きました。どれほどの予算をかけたのだろうかと。

 つまり、Netflixが予算を出さなければ諦めざるをえない作品だったのが「サンクチュアリ -聖域-」なのです。リアリティーのある映像を追求し、2年半にもわたる時間と、莫大なコストをかけているだけあり、見ごたえのある作品に仕上がっています。

漫画原作のようなすばらしい構図

 「サンクチュアリ -聖域-」は、相撲版「スラムダンク」だと例えられる場合もあり、私も、あまりにも漫画チックな演出に漫画の原作があるのかと思ってしまったほどでした。ですが、実際には漫画の原作などなく、漫画からの固定ファンなども引き連れずに大ヒットしたわけですから、やはりそのクオリティの高さゆえの大ヒットということでしょう。

 相撲の大一番の取組シーンでは、スローモーション撮影が多用され、力士役たちの鍛え上げた肉体がさらに美しく見え、迫力がさらに増し、魅力的な映像となっています。

 この作品を制作した江口監督は、

「挑戦から始まり、挑戦だらけで、最後まで挑戦だった。」

と、公式にコメントしています。

「撮影が進む中でキャストたちが文字どおり体当たりで肉体改造や稽古に励み、また演技においても懸命に取り組み、その過程でリアルな涙や、怒り、そして成長が起こっていくことを目撃していった。」

とも語り、その撮影現場がいかに緊迫したものであったかが伺えます。

英語の勉強にもなる

 私は興味本位で、音声は日本語、字幕は英語で「サンクチュアリ -聖域-」を見ていました。例えば「猿将部屋」などといった、日本独特の伝統的な言い回しを英語でどのように表現するのか興味があったからです。「猿将部屋」は「ENSHO STABLE」と訳されていました。「STABLE」を辞書で調べてみると、本来は馬小屋、厩舎(きゅうしゃ)、厩(うまや)という意味ですが、「サンクチュアリ -聖域-」の独特の伝統競技の世界観の中では「宿舎」としての意味合いを持たせているのが興味深いことでした。

 他にも、主人公が元ヤンキーという設定だったため、日本語で乱暴な言葉遣い、つまりスラングも多用されていましたが、英語では、こんなふうに言うんだーと、非常に勉強になりました。

まとめ

 日本の伝統スポーツ「相撲」。テレビや映画では、相撲界とのしがらみや予算の問題があり、描ける範囲が限られているのかもしれません。ですが、Netflixという規格外の会社が一枚噛んだことで、業界のタブーを度外視した、最高のスポ根、青春群像劇が出来上がりました。相撲に興味のなかった私でも、相撲に興味を持つようになったくらい、面白いドラマなので、配信期間中に是非ご覧ください。

【インタビュー動画】

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