「歩成」の読み方
歩成の読み方は「ふなり」です。将棋の「歩」が敵陣に攻め込むと「成金」と言われ、金将と同じ動きができるようになることからきている店名です。
「歩成」のほうとうのこだわり
山梨では、行列のできるほうとう屋「歩成」の人気の秘密をご紹介。
秘伝の歩成黄金味噌
厳選した米麹の赤味噌、白味噌と椎茸、昆布を秘伝の比率でブレンド。さらに「かぼちゃのペースト」を練り込み、黄金色に。「アワビの肝ペースト」も加え、黄金味噌との相性も抜群。山梨ならではの、隠し味で味の深みが増しました。
「無添加の自然だし」は京都のだし専門の老舗福島魚堅社と研究を重ね、作り出された黄金味噌を最も引き立てる絶妙な割合となり、全ての食材、ブレンドにこだわった黄金味噌です。
特製辛味噌
歩成自家辛味噌。黄金ほうとうに合うように改良を重ね、ベストマッチするように作り上げました。味がガラッとかわり二度黄金ほうとうを楽しむことができます。
鶏肉（信玄鶏）
富士山の麓で生まれ、富士の名水で育った質の高い銘柄鶏。ヒナから出荷されるまで、与えられる飼料の全ての添加物を排除し、独自の研究・技術の開発により数ある銘柄鶏の中でも、特に健康で安全な鶏肉と言われています。
豚肉（ワイン豚）
山梨県甲府市で育てられているワイン豚を使用。豚に白ワインを飲ませ、肉質を良くし脂身も甘い山梨ならではの育て方のワイン豚を使用しています。
歩成ファーム野菜
自社農園の歩成ファームでは、白菜、大根、ごぼう、里芋、様々な野菜を育てています。特に「空中かぼちゃ」は、ぶどう棚を利用して栽培しているので、とても甘くなるのが特徴です。
ほうとう蔵 歩成の外観
「ほうとう蔵 歩成」は別館を含むと4店舗展開しており、私たち夫婦は「フルーツライン店」に行ってきました。
お店を正面から見ると、「創業昭和五十四年」と書いてあり、数十年もの人気を物語っていました。
ほうとう蔵 歩成の店内
歩成は人気店であるためか、入り口に順番待ちの発券機が設置してあり、受付番号を受け取ります。そして、店内にで待ってよいのは待ち順が6番以内のお客さんのみでした。ですから、順番が6番より後の場合は、店外で待つ必要があります。
歩成の店内は土足厳禁で、入り口で靴を脱ぐ必要があります。
店内は和風の内装で、特に飾ったところはなく、味で勝負していることが見てとれました。
歩成の座席は、残念ながらかなり狭く、こちらが二人席です。小柄な方、やせ型な方なら問題ないと思いますが、大柄な方には少し手狭に感じらるサイズ感です。4人席も4人座る時に大柄な方が混ざっていると、少し窮屈に感じるだろうと思える狭さでした。
また、床に薄い座布団が敷いてあるだけなので、少しお尻が痛い感じがしました。
歩成流ほうとうのオススメの食べ方
- 食べ始めは、ほうとうそのままの味を楽しむ
- 途中でかぼちゃを潰し、マイルドな味を楽しむ
- また、卓上の辛味噌、七味での味変もオススメ！
歩成の黄金ほうとうの感想
歩成の「黄金ほうとう」は、なかなかに大きなお鍋に入って配膳されます。こんなに量が多いと思わず、サイドメニューまで頼んでしまったことを少し後悔してしまいました。
フタを開けると、ほうとうが見えないほどの野菜や肉が乗っていました。ですが、これらの野菜や肉からのだしがしっかりと出ていて、とにかくおだしが美味しかったです。
お椀に入れると余計に具材の大きさが際立ちます。
ほうとうは、イタリアのパスタ・フェットチーネのような形状の麺です。歩成のほうとうは、讃岐うどんほどはコシがなく、かといってスーパーのゆでうどんほどは柔らかくない、程よいもちもち感でとても美味しかったです。
オススメの食べ方通りに、だしの中でかぼちゃを潰し、麺に絡めて食べてみました。するとかぼちゃの甘みが麺とよく合って、とても美味しかったです。私は、このかぼちゃ味のほうとうが一番好きでした。
オススメの食べ方の次の段階で、辛味噌と混ぜて食べてみましたが、私の感覚としては、せっかくだしが美味しいのに辛味噌の味が勝ってしまってもったいない気がしてしまいました。ですが、夫は、辛味噌を入れて食べるのが一番好きな味だと言っていました。
歩成のサイドメニュー
歩成の看板メニューは「黄金ほうとう」で、ホームページにも「黄金ほうとう」の紹介しかなかったので、ほうとうのみのお店かと思っていました。ですが、お店に行ってみると、いくつかのサイドメニューがあったので頼んでみました。
バターコーンコロッケ
コロッケを注文したら、思ったより大判なコロッケが来て驚いてしまいました。
バターコーンコロッケと銘打っているだけあって、ジャガイモにたっぷりバターが混ぜ込んであって、バターの香り高いコロッケでした。私はバターたっぷりのコロッケは初めて食べたので、「バター風味のコロッケもなかなかいいななぁ…」と思ったのですが、夫は肉々しいコロッケが好きなので、「バターだけだと味気ない。肉を入れてくれ！肉を！」と、ぼやいていました。
しいたけの天ぷら
大判のシイタケをカリッと揚げた天ぷらでした。歩成のメニューはほうとうを筆頭として、全てにおいて量が多かったり、サイズが大きめなので、女性同士で行く場合は、控えめに注文することをお勧めします。
まとめ
正直、「ほうとうなんて、うどんの亜種でしょ？」と、あまり期待していませんでした。ですが、ほうとうの麺自体も恐らく手打ちの生麺でもちもちして美味しく、おだしも味噌ベースの複雑なお味でとても美味しく、また行きたいと思えたお店でした。
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