最近は、国際的に差別用語や問題になるからと、英語や和製英語で言い換えのワードが出てきています。
古いところでいうと、「スチュワーデス」が女性を意味する言葉であるけれども、飛行機乗務員は男性もいるため、「フライトアテンダント」、「キャビンアテンダント」と変わりました。
キーボードを見ることなくタイピングできることを、昔は「ブラインド・タッチ」と言っていましたが「ブライド」が、目が見えない方々に対するネガティブなイメージを沸かせる言葉なので、「タッチ・タイピング」に変わりました。
最近は、各国に移民や二世、三世が増え、色んな宗教のバックグラウンドを持っている方々がどの国にも存在するようになりました。例えば、熱心なイスラム教徒や、経験なヒンドゥー教徒に「メリー・クリスマス!」と言ったら、キリスト教の祝い事を強制されているような気持になって不快にさせてしまいます。
そういった理由で、確実にキリスト教徒だと分かっていない相手には「ハッピー・ホリデイ!」と声かけするのが良いとされる風潮になってきているようです。
確かに、私の居住区でも、インド人、ネパール人、ベトナム人労働者をかなりの人数、見かけます。確かに、いくらインド人が英語を話せても、ヒンドゥー教徒かもしれないので「メリー・クリスマス!」とは、声をかけづらいですよね。
かといって、クリスマス時期に「ハッピー・ホリデイ!」と言えば、クリスマスしか連想されないという矛盾も抱えていますがそこのところはどうなんでしょうね。
多様化の時代、本当に余計なことは聞けない、言えない時代になってきましたね。もういっそ、「ハッピーホリデー!」などと言わず、普段通りに「ハイ!」と「ハヴ・ア・ナイス・デイ!」で良いのではないかと思いました。
日本は、本当に色んな国の祝い事を受け入れている、懐の深いおおらかな国だなぁと、つくづく思います。一方で、こういった多様化、差別用語的なこととは別に、商業的な戦略として様々な宗教や外国の風習をどんどん持ち込みすぎていては、キリがないのではないかとも思ってしまう今日この頃です。
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