- メンヘラという言葉の由来
- メンヘラという言葉の発祥と推移
- メンヘラという言葉の問題点
- たとえばこういう使い方は注意
- 「メンヘラ」という言葉は差別用語でしょうか?
- 「メンヘラ」という言葉の由来と問題点
- じゃあ、なんて言えばいい?
- あなたが当事者なら
メンヘラという言葉の由来
「メンヘラ」という言葉は、もともとインターネット掲示板(特に2ちゃんねる)で使われるようになった俗語です。由来は、「メンタルヘルス板の利用者」=「メンタルヘルサー」からきています。
簡単にいうと、「メンタルヘルス(心の健康)」というテーマの掲示板に集まる人たち
→「メンタルヘルス」→「メンヘル」→「メンヘラ」というふうに、略されて変化してできた言葉です。もともとは単に「心の病気に悩む人」というニュアンスだったのですが、だんだんとネット文化の中で、
- 「情緒が不安定な人」
- 「愛情に飢えている人」
- 「かまってちゃん」
みたいな、悪意を含む偏見的な意味で使われることが増えてしまいました。
今では、使う人や文脈によっては、かなり差別的なニュアンスを持つ場合もあるので注意が必要です。
要するに、
「心の問題を抱えた人を冷やかす・軽く見下すようなニュアンスが加わった」
というのが、現在の「メンヘラ」という言葉のあり方です。
メンヘラという言葉の発祥と推移
元は「メンタルヘルス板の住人(メンヘル板)」→「メンヘラー」→「メンヘラ」。
しかしネットスラング化とともに、「情緒不安定」「かまってちゃん」「面倒くさい女」といった偏見や蔑視のニュアンスが強まりました。
メンヘラという言葉の問題点
- 精神疾患を持つ人=不安定で迷惑、という偏見を助長する。
- 心の問題を軽視し、「甘え」「構ってほしいだけ」と誤解される。
- 特に女性に向けて使われることが多く、性差別的な含みも持つ。
たとえばこういう使い方は注意
× よくある使われ方 問題点
- 「アイツ、メンヘラだから関わらない方がいいよ」⇒精神疾患のある人をレッテル貼りして排除している
- 「メンヘラ女ってほんと無理」⇒ 女性蔑視と精神疾患蔑視のダブル差別
- 「私ってメンヘラだから~」⇒自虐っぽくても、偏見の内面化や自己価値の否定につながることが問題となります
「メンヘラ」という言葉は差別用語でしょうか?
はい、「メンヘラ」という言葉は差別的・侮蔑的な意味を含むことが多いため、使い方には強く注意が必要です。文脈によっては、精神疾患や心の問題を抱える人を軽視・嘲笑する意図が含まれることもあり、差別用語として受け取られることがあります。
「メンヘラ」という言葉の由来と問題点
- 元は「メンタルヘルス板の住人(メンヘル板)」→「メンヘラー」→「メンヘラ」。
- しかしネットスラング化とともに、「情緒不安定」「かまってちゃん」「面倒くさい女」といった偏見や蔑視のニュアンスが強まった。
- 精神疾患を持つ人=不安定で迷惑、という偏見を助長する。
- 「甘え」「構ってほしいだけ」と誤解される。
- 特に女性に向けて使われることが多く、性差別的な含みも持つ。
じゃあ、なんて言えばいい?
丁寧に言いたい場合は:
- 「精神的に不安定な状態にある」
- 「心の問題を抱えている」
- 「気持ちがつらい状態が続いている」
などの状態を表す具体的な言葉を使うと偏見から離れやすくなります。
あなたが当事者なら
あなた自身がこの言葉で傷ついた経験があるなら、それはまったくもって当然です。人の痛みを「記号」や「ネタ」で消費する文化には、はっきりとNOを言ったり、距離を取ったりする必要があるでしょう。
どうか、あなたの気持ちがいつも軽視されず、尊重される場所にいられますように。
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