■若い頃の苦労は買ってでもしろ!的な…私自身は稼げる人間でもなければ地位も名誉も肩書きもない おばあさん寸前のおばさんですが 私の学友や、元上司はそこそこの地位や名誉がある人たちもいます。
そういう人たちでも、若い頃はお金やその他もろもろで苦労していて 逆に、若い頃に無茶苦茶苦労した子ほど偉い人になっている気も…
そんな感じで、学生時代はお金がない。だから、お互いにただ働きしまくる。 「サークルの学園祭の準備を手伝って~」とか 「引越し手伝って~」とか、私なんか貧乏すぎてレンタカーするお金もなくて リヤカーを大学から借りて、ほんとに人力で引越ししました。
ちなみに私がリヤカーで引越ししたのは平成のはじめの頃の話。 すでに、すごく便利な時代。リヤカーなんて、ほとんど存在していませんでした。 テレビ局の時代劇担当の人がお金出してレンタルするくらいの代物。 よく、大学にそんなものが存在して、しかも借りることができたものだと 自分の運の良さに感心しちゃいますね。
■えらくなったもんだぁ~
私のような貧乏人は、同じような貧乏学生としか付き合いがありませんでした。 なぜなら、羽振りのいい子とは金銭感覚が違いすぎて、付き合う気にならないし 付き合っても、なんだかうまくいかなくなりました。(彼氏も友達もね…)
でも実は、家が貧乏なわけではない場合もあって 彼氏の実家に遊びに行ったら予想のほか立派ということも。 (この話を始めると長くなって話がそれるので、また後日…)
リヤカーをひっぱてくれた友達や、デートしても絶対に割り勘だった元彼も 若い頃に苦労したぶん、ずいぶん偉い人になってゆきまさした。 まあ、例えば国立大学の教授になったり、うーん私って口が軽いから この辺でやめときますが、本当にえらくなった。 (私のような落ちこぼれもいるので、同じ大学を卒業しても 全員が偉くなれるわけじゃないという現実…)
そんな人も含めて、お金や社会的な責任を持っている人たちって 人にただ働きさせないんですよね。 簡単に言うと、「時は金なり」の本当の意味を知っているということと 偉い人は「人様を、お金も払わずに働かせた。」なんてうわさをたてられると 大ごとというか致命傷になるので、必ずお金を払います。
なのに、自分はボランティアでただ働きしたりします。忙しすぎて早死にしそう… (まあ、色んなしがらみがある場合もあるのでしょうが…)
■友達だけどお金もらってます
40歳を過ぎていい大人になってくると そういう友人達に何かのお手伝いを依頼されるときは、必ず 「ギャラ(時給・日給)は○○円でいい?」と聞かれます。 経営が大変で、ぱっとギャラの金額を決められない友達も ずいぶん後になってからでも、必ず給料を振り込んでくれます。
だから、私もお金に余裕があるときは 割高でも、そういう友人たちの会社の商品を買ったり 経営しているお店に行ったり、 作品(映画・音楽・個展など)にお金を出すようにしてます。
■逆もね…
例えば、化学について分からないことは理系出身の人とかに その専門分野について分からないことを教えてもらったりするわけです。 (もちろん、自分で勉強しても分からなくて本当に困った時。)
私はそういう時は、出来る範囲で謝礼を包んだり、 贈答品を贈ったりします。まあ貧乏ですから、たいした金額包めませんが 先方もウチが貧乏なのは知ってますから 「貧者の一灯」的なことで大目に見てくれます。(家庭教師代を払う感じ。)
先方の仕事やプライベートの愚痴を聞いたりもしますから、 気晴らしには貢献してるということで許してね…的な… 研究や仕事の時間をさいて、超一級の情報を教えてもらうわけだから 当たり前と言えば、当たり前。
そして、その業界の人にその業界の仕事をお願いするときは こちらも給料を払います。家族・親戚・友達に関係なく仕事を依頼したら お金を払うのが当たり前だと思う派です。
仕事じゃない場合は、無償の助け合いもしますよ。今だに… 特にお金に困ってる友達とは。ただ、お金の貸し借りはしません。
人にただ働きをさせれば、自分もただ働きをしなければいけなくなるし、 人にただ働きをさせたのに、自分は相手のため労力を使うことや報酬をおしむと たぶん、縁が切れるのではないかと思います。 自分はそう感じていなくても、結局は相手を利用していることになるからです。 先方は先方で仕事や生活の雑務で忙しいわけですから、 貴重なお時間を拝借するのであれば、 何かしらお礼をするというのが我が家の方針です。何年後になってもね…
無償で助け合っても、有償で助け合っても、損得勘定的には 平等なのでしょうが、そこにお金を介在させたほうが 「分かりやすさ」が生まれてくるので、 私は有償で助け合ったほうがいいと思う派です。 日本に住む限りは「労働力=お金」という構図が一番分かりやすいですものね。
人に有償で動いてもらったほうが、自分の利益も多いような気もします。
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