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50代、精神疾患持ちのシニア主婦ブログ。

ノーベル賞受賞者にみる報酬の少なさ

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mat船頭単体 ■庶民から大金を巻き上げないからね…日本は… 「これじゃぁ、困る」と始まったのが、消費税。まあ妥当っちゃ妥当。で、まあ優秀な人がかせいだお金を、庶民が巻き上げる割合は減りましたね。それでも安っすい給料で日本に残ってくれる各分野のリーダー達も少なくありません。命をけずって庶民のために(+仕事が恋人&生きがい的な…)、諸外国から見たら「そんな安い給料でよくリーダーなんていう苦しいことやってられるね?」みたいな安っすい給料で働いてくれてます。 日本企業の利益率の低さ、日本の学者の研究費の少なさ、日本の雇われ社長の給料の少なさは世界でも驚かれるくらいです。それだけ、良質な品や知識やサービスを、格安で提供してくれてるわけです、えらい人たちがね。自分のもうけ(かせぎ)をけずってね。まあ、そうでない企業も出てきてますが、自分が必死に働いてるんだから、高い給料をくれ!っていうのも妥当っちゃ妥当。 bouzウサ水草ノーベル賞受賞者にみる報酬の少なさ ノーベル賞の中村さんも青色発光ダイオードの技術を開発したあと、報酬が少なすぎて、(正確には特許問題ね。)怒って勤務先をやめてアメリカに行っちゃって、開発させてくれた元の勤め先に、「開発した人にも権利を!」と訴訟を起こしましたからね。その時のニュースもよく覚えてます。個人の利益か?社会の利益か?と、考えたのを覚えています。(でもそんな単純でうすっぺらい話ではないと分かったのは大人になってから)研究屋と企業家で、意見が分かれるでしょうね。確かにアメリカで青色発光ダイオードを発明していたら数十億か数百億円か、もっとか、もらえてたかもね…とは思います。たぶん、当時日本企業のサラリーマンだった中村さんは数十万か、多くても数百万のボーナスがもらえた程度なんじゃないかなぁ。まあ、訴訟を起こす気持ちが分からなくもない。(和解して8億円?だったかな?費用を差っぴくとだいぶ減るだろうけど。) bouzかじったりんご ■お金のために裁判をおこしたわけじゃないと思う 一応、書いておきますが、お金が欲しくて訴訟を起こしたんじゃないと思うんですよね。研究費がほしかった、しいてはもっと良い研究をしたかったんだと思う。理系の研究って、すぐ10億円とかかかっちゃうんじゃない?ノーベル賞クラスは。そんで、蓮蓬さんとかが「無駄な税金だから予算を減らすべき」とか、言っちゃうからね~研究費のことを…。お金が足りなさすぎて(特許問題も含めて)、まともな研究ができなくて怒ってたんだじゃないかと思います。特許収入で得られたお金を「研究費」にまわすのは、わりと研究職では常識なので、個人の報酬としてもらえるわけじゃないんですよね、これが。日本の研究者って、金策で走り回る人が少なくないんですよね。研究したいのに、お金がなくて色んなとこに交渉に行ったり、頭下げたりする時間を結構とられるってことね。だから、研究に専念できる環境のあるアメリカに、優秀な人材が逃げやすいのかと。アメリカでは、金策は大学とか政府とか企業がやってくれるんでしょうね、たぶん。 ■まとめ 結局、えらい人たちをねたんだりせずに、素直に感謝や尊敬をして庶民は庶民なりにえらい人を支えてあげるほうが、自分も幸せだし、社会にもいい影響があるかも。どのえらい人を応援するかを、ちゃんと調べてからね…。私も身近で「社会貢献のために頑張ってるな~」と思える人や会社に、寄付とか投資とか(結局、お金で済ますダメ人間)はちょびっとだけしてます。夫は体を使うボランティアね。ひとりひとりの庶民が、そういうことをすれば、いい国になるかもね~。 【関連記事】あなたは本当に貧乏ですか?