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50代、精神疾患持ちのシニア主婦ブログ。

精神病に対する無理解と偏見

節約ブロガーさんの記事にこんな記事を見つけた。

大学卒業後に就職先がなく、大学院に行ったが、 それでも就職先がなく、スーパー系のアルバイトしか 働ける場所がなく、ひどい「ヒステリー」になったというお話。

これ、私の見解でいうと精神病の「気分障害」が始まっている。 職場の人は、一刻も早く職場や親に通報して、精神科に行かせたほうがよい。 でないと、「うつ病」「そううつ」「統合失調症」など どんな病気にすすむかわからん。本当に(しろうとじゃ)分からんのだ。

気分障害適応障害の段階で止めてやらねば、完治不能になるかもしれない。

だが・・・・・こちらで書いたように、精神科に対する偏見は強い。 そして、知識を持っている人も少ない。

だれもが、これくらいのことなら、 その子の「性格」や「一時的な気分の変化」というふうに誤認するうえに、 「精神科にいかせたほうがいい。」などと、その子の親に教えようものなら その子の親も「うちの子が精神病だというのか!!」と怒るかもしれない。

私はこんなとき、 「いやー、精神科っていうとね、いやな病気っていうイメージがあるかもしれないけどね、皇室の「雅子」さまでさえね、「適応障害」っていう精神科の病気になってるからね、だれでもなる病気なんだよ~。で、雅子さんも治療してるじゃん。そんで、それをおおやけにしてるじゃん?だから、恥ずかしい病気じゃないんだよー。」と、説得する。

それでも、だめなときもあるが、そういうふうに言うと、 家族を精神科に連れて行く決心のできる家族もいる。

まあ、正直、怒る人のほうが多いが、私は精神病の知識がある以上 見て見ぬふりはできない。怒られるの覚悟で、 「あなた、精神科に行ってみない?」とか 「あなたの娘、精神科に行かせてみない?」と言ってみる。 そして、玉砕する。親しい人物は怒りはしないが、やはり、どこかで 「精神病」は恥ずかしい病気だ。だから、自分の娘に 精神病の病名をつけられたくない、と思っているのだ。

どんなにリベラルで、人様の精神病には寛容な人でさえも、 自分の娘となると病名をつけられたくないのだ。 うすうすは、娘は精神病の領域なのかも…と思っていてもだ。 なんやかんや、屁理屈をこねて連れて行かない理由を作って説明してくれる。 そして、治療が遅れる。そして、取り返しのつかないところまで進む。 そういうケースは、できるだけ見たくない。

職場で、周りの人が「どうしたんだ?」と思うくらいのヒステリーってことは 家の中では、暴れて(暴力をふるって)いてもおかしくない。 一番大きな被害を受けていて、一番状況が深刻なのは家族だから 家族を説得するのが、一番、はやい。

まれに、私の言うことに耳を傾けてくれて、 病院に連れて行って、のちのち、お礼を言ってくれる人もいる。 私としては、一人でも多くの人に「精神病は初期で食い止めてほしい」と 思っているので、こちらがお礼をいいたいくらいだ。その、ご家族の勇気に。

まえにも、ちらっと書いたが、精神病になりかけている本人は 病院に行きたがらない。家族が無理やり連れて行くしかない場合が多いのだ。

最近は「精神病」が治るか治らないかで、一番重要なことは 「早期発見」だと言われている。じゃあ、その「早期」というのは どういうのか?

上記のように、ちょっとヒステリーがひどくなってきた、 ちょっと、やることに、つじつまの合わないことが多くなってきた、 ちょっと、口数が減って暗い顔をすることが多くなった、 だが、日常生活に何ら大きな問題や変化をおこしていない。

これくらいのレベルで「早期発見」できれば、精神病は完治しやすい。

就職活動をきっかけに、精神疾患になり、さらにそれをこじらせて、「うつ病」の 末期症状である「自殺思念」が出て、20代で自殺した友人が2人いる。 一人は飛び降り、一人は電車への飛び込み。二人とも心臓発作で死んだことになった。 発病から「死」までは1年程度だった。病気の進行は意外と早い。

一刻も早く節約ブロガーさんの記事に出てきた「その子」が、精神科で 治療を始められるようになることを、祈るばかりだ。

【参考記事】精神病の正しい知識