良質節約生活 100万円/1年

50代、精神疾患持ちのシニア主婦ブログ。

夫/旦那は妻が育てるもの■夫の出世は妻しだい【2】

◆前回の記事はこちら

setochiyo-style.com

妻が夫のビジネス家庭教師になった

 高卒でアルバイトしかしたことがなく、会社組織で働くスキルを全く持っていなかった夫に妻である私が、様々な指導を行いました。

  • 社内・社外メールの書き方
  • 敬語の使い方(丁寧語、謙譲語、尊敬語の使い分け)
  • ちょっとした英単語(コンプラ・プライオリティーなどなど、最近は日常会話に英単語が多様されます。)
  • オフィス内での暗黙の了解的なこと

などなど、夫が家に帰ってきたら、毎日毎日教えました。

夫の会社での人間関係を把握

 毎日、夫の帰宅後2~5時間は夫の会社で起こった出来事の話を聞き、この人に対しては、このように振る舞え、その人物はこういうタイプの人だから、こういう方法で対処しろと、社内の人間関係の機微も教えこんでゆきました。夫から会社での人間関係をしっかりヒアリングし、そういったタイプには下手に出ろ、そのタイプはおだてろ、そのタイプは力でねじふせろ、など会社での人間関係に合った立ち回り方も教えました。

 今でも、夫の会社の部下・同僚・上司の家族構成や、性格、考え方の癖まで、全部知っていて、問題が起きたら私の頭のなかのコンピューターで、これらを総合的に解析して、夫にアドバイスしています。ちなみに、出入り業者、関係企業の人の性格まで把握してます。

夫のビジネスメールを妻が添削

 最初の頃は、夫の仕事でのメールは社内・社外を問わず一旦、自宅にいる私に転送させ、私が夫のビジネスメールを添削して送り返し、それを清書として相手に送信してもらいました。今ほどコンプラの厳しい時期や会社でなかったのが幸いでした。

 最初の頃の夫のビジネスメールは何が言いたいのか全く分からない文章な上に、自分の心情ばかりを書いた「個人的な愚痴?不平不満?」とツッコミみたくなるようなお気持ち文章で、ビジネスメールとは呼べないものでした。

 「これじゃ伝わらん!てか、伝達事項が1行も書かれてなくて、あなたの気持ちしかかいてないじゃん!」という摩訶不思議な文章で、大人として本当にこんなことがあるのか?と疑うようなひどい内容。「何の感想文?」と、本当に、そんな感じでした。

 それを見ただけで、「この男、会社で何をしでかすかわからないから危険だ。」と思ってしまったので、社内で問題が起こったときは、すぐさまトイレに行くふりをして私に連絡をするようにしてもらいました。そしてその都度、メールの添削をしたり、起こった問題に対する対処法・根回しの方法を教えました。

 そして、5年が過ぎ、派遣で働いていた会社から「正社員になってほしい。」と声がかかりました。派遣で働いていた時のオファーですから、夫の業務能力・人間性を認めてくれたのだと思います。

 

妻が夫を育てると喧嘩が増える

 正直、夫を育てていたときは地獄でした。なぜなら、男は女にとやかくいわれると腹が立つものだからです。私が夫の仕事のやり方に毎日毎日、いちいち意見するので、腹をたてた夫に毎日のように怒鳴られていました。ですが、夫も会社で妻が言ったとおりに行動すると何故かいろんなことがうまくいく、ということを悔しいながらも受け入れてくれるようになりました。

 私の言うことをきかないとうまくいかない、私のいうことを聞くとうまくいく、という因果関係がはっきりしてきたので、女に指図されて悔しいことよりも実益をとるようになったのです。そして、最近は私がいちいちアドバイスしなくても、これまでの経験とデータの蓄積からある程度、いろんなことを自分で判断できるようになってきました。最初の頃のひどさを考えると5年ぽっちで、そこまで出来るようになった夫はミラクルかと…人間、やればできるものですね。

感謝と尊敬の気持ちで助け合おう

 人間は何歳になっても成長するものなのですね。収入0の夫でも家族が支えれば、そこそこ稼げるようなるのです。私自身としては、できれば、一番一緒にいる時間の長い妻が、指導するとまではいかなくても、会社の愚痴くらいは聞いてあげたほうがいいいのではないかと思っています。そして、愚痴を聞くときは、自分の意見などは言わず、ただ黙々と聞いてあげるのがコツ。

 前回の記事のように、夫の給料が少ないと不平不満を言っている妻たちの中には、夫より稼いでいる金額が少ない人もざらにいます。自分よりも高い給料を持って帰ってきてくれる夫に対して感謝の気持ちこそ持て、どうして不満を言うことができるのか、理解に苦しみます。金額がいくらであれ、きちんと家にお金を入れてくれる夫に感謝と尊敬の気持ちを持ち、謙虚な気持ちで自分や夫の収入を上げる努力をしたいものです。