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【歌詞和訳】デスペラードの歌詞の意味・真意は友達レオを励ます歌*Desperado/Eagles

 

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デスペラード/ならず者(日本語)

はじき出された者よ
我に帰ってみてはどうだろうか?

君は長い間、壁の上に乗っているね
本当に気難しいやつだよ
でも、分かるよ
色んな理由があってのことだろう

今は、君を楽しませていることが
いずれは君自信を
傷つけることだってあるんだよ

ダイアモンドのクイーンを
引くんじゃない
彼女は隙あらば
君を攻撃してくるよ

賭けるなら
ハートのクイーンに賭けるのが
いつだって
最善の手さ

結構いい手のカードが
テーブルの上に並んでいても
君は
手に入らないものばかり
望むんだな…

はじき出されたものよ
君は若い頃に戻れるわけじゃない
痛みと渇望が
君を「家」へと導くだろう

ああ、
自由、
そうか、自由か、
誰かが言ってるだけのことさ

一人きりでこの世界を歩こうなんて
檻の中の囚われているのと同じさ

冬には足が冷たくならないか?
空から雪も降らず、太陽は空に輝かないか?
昼と夜の区別もつかないような状態じゃ
どの道、この賭けには負けるよ
感情が失われていくのを
面白がってる場合じゃないよ

はじき出された者よ
君自信に戻ってみてはどうだろうか?

壁から降りてきて、
門を開いてごらんよ
たしかに雨が降ってるかもしれないけど
君の上には虹がかかってるさ

誰かに自分を愛させたほうがいい
(誰かに自分を愛させたほうがいい)
誰かに自分を愛させたほうがいい
手遅れになる前に…

訳詞:せとちよ

Desperado(英語)

Desperado, why don't you come to your senses?
You been out ridin' fences for so long now
Oh, you're a hard one
But I know that you got your reasons
These things that are pleasin' you
Can hurt you somehow

Don't you draw the Queen of Diamonds, boy
She'll beat you if she's able
You know the Queen of Hearts is always your best bet

Now, it seems to me some fine things
Have been laid upon your table
But you only want the ones that you can't get

Desperado, oh, you ain't gettin' no younger
Your pain and your hunger, they're drivin' you home

And freedom, oh freedom, well that's just some people talkin'
Your prison is walking through this world all alone

Don't your feet get cold in the winter time?
The sky won't snow and the sun won't shine
It's hard to tell the night time from the day
You're losin' all your highs and lows
Ain't it funny how the feeling goes away?

Desperado, why don't you come to your senses?
Come down from your fences, open the gate
It may be rainin', but there's a rainbow above you
You better let somebody love you (let somebody love you)
You better let somebody love you
Before it's too late

デスペラードの意味

 「デスペラード」とは英語で「ならず者」「絶望的な者」「無謀な者」といった意味を含みます。古くは「法を破る人」という意味で使われ、19世紀の開拓時代のアメリカ西部では強盗たちを指す言葉として使われた言葉が「デスペラード」です。

 一見スペイン語のようにも見えますが、「デスペラード」に対応するスペイン語は「デセスペラード/desesperado」で、「デスペラード」は英語です。

 語源は英語の「desperate/崖っぷち(名詞・古語)」で、17世紀初頭にスペイン語風の「desperado/デスペラード」に変化しました。元々は「(崖っぷちにいる)絶望した人」「絶望的な状況に置かれた人」の意味を持った言葉ですが、それが転じて「(絶望により)無謀になった人」のことも指すようになり、含まれる意味が増えていきました。

イーグルスのデスペラード

 イーグルスの「デスペラード」という曲は日本語訳では「ならず者」と訳されていますが、私にはその訳はしっくりこなかったので、「はじきだされた者」と訳してみました。この「はじき出された者」という訳は、今は亡きプロのフォークシンガーだった老年の友人が、このように訳すのが適切だと言っていたのを覚えていたので、このように訳してみました。

 アメリカのウィキペディアで調べてみると、「デスペラード」はイーグルスの2ndアルバムのタイトルで、この2ndアルバムは西部開拓時代をテーマにしたアルバムだったとのことです。ですから、アルバムジャケットの衣装も、ガンマンやカウボーイをイメージしたものとなっており、歌詞にも随所に西部開拓時代のイメージが取り入れられています。

 「デスペラード」の「"fences”」という歌詞も、実際には西部開拓時代の牧場の柵と考えられるので、「柵(さく)」と訳したほうが適切だったと思います。ですが、私の訳では「心理的な障壁」をイメージさせたかったので「壁」と訳してみました。

デスペラードは友人を励ます歌

 「デスペラード」は、グレン・フライとドン・ヘンリーによって書かれた楽曲ですが、この曲はドン・ヘンリーが「レオ」という友達のために作詞したとされています。

 ですから、元々考えらていた歌詞は、曲の出だしで

Leo, my God, why don’t you come to your senses. You’ve been out ridin’ fences for so long now.”

このように、具体的に「レオ」の名前が入っていたそうです。

 ドン・ヘンリーがレオを心配する優しい気持ちと温かな友情が、歌詞で端的に表現されており、この歌は「ならず者」の歌というよりも、「友人に愛される魅力的な男」の歌にも聞こえます。

 イーグルスと言えば「ホテル・カリフォルニア」が有名ですが、この「デスペラード」もイーグルスの代表作の一つです。是非、友人思いのドン・ヘンリーの歌詞を噛みしめながら聞いてほしい一曲です。

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