- 広島焼き「元祖へんくつや」とは
- へんくつやは広島焼き御三家に名を連ねていたはず
- 「元祖へんくつや」の外観
- 「元祖へんくつや」の店内
- 「元祖へんくつや」のお好み焼き
- まとめ
- へんくつやのお店情報
- 冷凍広島焼きのお取り寄せ
広島焼き「元祖へんくつや」とは
長浜ラーメン、肉じゃが、海軍カレーなど、どの地域がどの店が本当の「元祖」なのかの論争は長らく続いています。
それと同様に、広島焼きの元祖も、「みっちゃん総本店」「新天地みっちゃん」「元祖へんくつや」で、「うちこそが広島焼きの元祖!発祥のお店!」と譲らない姿勢です。
広島市民としては、どこが本当の「元祖」かといったことは、さして重要ではなく、「お手頃価格でおいしい広島焼きが食べられれば、それでいい。」という感覚です。
そんな中「元祖へんくつや」は、市内の一等地に店を構えているにも関わらず、破格のお値段でお好み焼きを提供してくれています。他の一等地の有名広島焼き店は軒並み、お好み焼き1枚2000円近のお値段なのに関わらず、「元祖へんくつや」は、なんと1枚900円という破格のお値段。
35年前から、一等地のお好み焼き屋としては、庶民的な価格でお好み焼きを提供してくれる姿勢は変わっていませんでした。ありがたいことです。
へんくつやは広島焼き御三家に名を連ねていたはず
現在の広島焼き御三家は、インターネットで調べると
- みっちゃん
- 八昌(はっしょう)
- 麗ちゃん
と検索結果に出てきますが、私が広島に居住していた35年前から15年前までの、広島焼き御三家は
- みっちゃん
- へんくつや
- 八昌(はっしょう)
であったと認識しています。
「麗ちゃん」は、エキナカの立地の良さで繁盛しているというイメージで、広島市民の間では、そんなに「おいしい」という印象があったようには思えません。また、私自身も、広島駅に用事があって「麗ちゃん」で昼食を済ませたことがありましたが、何十種類という広島焼きを食べたことのある広島市民の私にとっては、「2度目はないな…」というお味と食感でした。その後、美味しい有名店になったのかもしれませんが、15年前の段階では、私の中では「美味しい」という印象はありませんでした。
「元祖へんくつや」は、その店名通り強いこだわりを持って、店舗展開も最小限に抑えているように思え、そういった商業的に強く前に出ない姿勢が、広島焼き御三家から名前が外れた理由ではないかと思っています。
「元祖へんくつや」の外観
元祖へんくつやは、広島の一等地「新天地」に2店舗ほど店を構えており、少し離れた場所に別邸があります。二つのお店が並んでいることを不思議に思うかもしれませんが、左側の小さい店舗が本店、右側の少し大きめの店舗が新天地店となります。
へんくつやのすごいところは、真正面に観光名所「おこのみ村」が存在しているところです。へんくつやの方を向いていて、背中側に振り返ると「広島名所お好み村」の看板が大きく掲げられているのが見えます。
そんな、観光スポットの「お好み村」の目の前に店舗を構えるあたりが、へんくつやのお好み焼きに対する、情熱とプライドがうかがえます。
「元祖へんくつや」の店内
元祖へんくつやは、「みっちゃん」などの観光客などの一元さんをターゲットとしている雰囲気がありません。ですから、いたって普通の地味なお好み焼き屋の内装です。
テーブル席もこのように、地味な感じです。
店内が手狭なため、手荷物を足元に置くと、他のお客さんの邪魔になるため、席の上の棚に置くように指示があります。天井近くに、黒いバッグが置いてあるのがお分かりでしようか?
別の広島焼き屋の記事でも書きましたが、広島市民はお好み焼きを食べる際、追いソースや、追いマヨネーズをかけるため、テーブルには必ずお好みソースが置いてあります。
「元祖へんくつや」のお好み焼き
へんくつやのお好み焼きは、「みっちゃん」などの高級店のお好み焼きと違い、広島市民が一般的に食べている「町のお好み焼き屋さん」の味と食感です。広島焼きのお店は、広島市内に大げさにではなく何百軒もありますが、昔ながらの安定・安心の味なのが、へんくつやのお好み焼きです。
「ロペス」や「電光石火」のような、古き良き広島焼きの流れを覆すような動きもなく、広島市民なら「お好み焼きといったら、これだよねー。」という、ごくごく一般的で庶民的な味が、へんくつやの特徴なのです。
ですから、県外から来られる観光客の方々は、「みっちゃん」などの高級店と「へんくつや」の庶民的な味を食べ比べてみると良いと思います。
広島の一等地のお好み焼きが軒並み2000円程度なのに対して、へんくつやは有名店でもあるにも関わらず、900円というお手頃価格でお好み焼きを提供しているため、地元民の多くが、ランチに立ち寄ります。
こちらが地元民ならではの、鉄板からコテで直に食べるスタイル。
こちらは、お好み焼きは鉄板に置いて、熱々の状態にしておきながら、少しずつお皿にとって食べるスタイル。
私の場合は、猫舌なので、最初からお皿に入れてもらうスタイルです。地元民は、それぞれに好きな食べ方で食べるのが一般的です。
ただ、鉄板の前のカウンター席に座ると、「(猫舌なので)お皿に入れてもらえますか?」とお願いしないかぎり、十中八九鉄板からじかに食べるものだと思われてしまいます。それが、広島お好み焼きの暗黙の了解です。
まとめ
元祖へんくつやは、一等地に店を構えているにも関わらず、庶民的な味とお値段で、地元民に愛される広島焼き屋です。「みっちゃん」などの高級店と食べ比べてみると、案外おもしろいかもしれません。
へんくつやのお店情報
【店名】元祖へんくつや
【ジャンル】お好み焼き、日本料理、鉄板焼き
【予約可否 】テイクアウトのみ可
【電話番号】082-542-8119
【住所】広島県広島市中区新天地2-8 吉岡ビル 1F
【交通手段】広島電鉄「八丁堀電停下車」徒歩5分
【営業時間】11:00 - 23:00
【定休日】不定休
【予算】¥1000~
【支払い方法】カード不可・QRコード決済不可・電子マネー可
【サービス料・チャージ】なし
へんくつやの席・設備
【総席数】21席(カウンター9席、テーブル4人×3卓)
【個室】無
【貸し切り】不可
【禁煙・喫煙】全席禁煙
【駐車場】無(近隣にコインパーキングあり)
へんくつやの外観・内装・雰囲気・空間
カウンター席あり、本格的な、庶民的な、フレンドリーな
へんくつやのメニュー
お好み焼き・鉄板焼き
へんくつやの特徴・関連情報
【利用場面】ランチ(一人ランチ、1人ランチ)、デート、昼ご飯 夜ご飯、1人飲み(一人飲み)
【帯同者】ひとり(一人、1人)、友人、知人、カップル、夫婦、家族(子供連れ)
【子供連】可
【サービス】フルサービス
【開店年月日 】
【備考】
へんくつやまでのアクセス
冷凍広島焼きのお取り寄せ
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