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【歌詞和訳】空が落ちてくる/I feel the eath move*キャロル・キング/Carole Kingの意味解説

 

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アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ(日本語)

足元の大地が揺れる
空が転がり落ちてくる
私の心が震え始めるの
いつもそう感じるの
あなたがそばにいると

ベイビー、あなたを見つめれば
五月の初めのような落ち着き
ダーリン、我慢できない
そんなふうに見つめられたら…

足元の大地が揺れる
空が転がり落ちてくる
私の心が震え始めるの
いつもそう感じるの
あなたがそばにいると

ダーリン、あなたがそばにきて
やさしく私の名を呼ぶと
私、感情を抑えきれないの
何だか、もう抑えきれないのよ
あなたがいないとダメなのよ…
ベイビー

足元の大地が揺れる
空が転がり落ちてくる
足元の大地が揺れる
空が転がり落ちてくる
どうしていいかわからない
どうにも抑えきれないの
いたるところが
熱くなったり冷たくなったり

足元の大地が揺れる
空が転がり落ちてくる
足元の大地が揺れる
空が転がり落ちてくる
落ちてくる
落ちてくる
落ちてくる

I feel the eath move(英語)

I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down
I feel my heart start to trembling
Whenever you're around

Ooh, baby, when I see your face
Mellow as the month of May
Oh, darling, I can't stand it
When you look at me that way

I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down
I feel my heart start to trembling
Whenever you're around

Ooo, darling, when you're near me
And you tenderly call my name
I know that my emotions
Are something I just can't tame
I've just got to have you, baby, uh huh huh uh huh huh yeah

I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down, a'tumbling down
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down, a'tumbling down
I just lose control
Down to my very soul
I get hot and cold, all over, all over, all over, all over
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down, a'tumbling down
I feel the earth move under my feet
I feel the sky tumbling down, a'tumbling down,
A'tumbling down, a'tumbling down, a'tumbling down, a'tumbling down, tumbling down!

空が落ちてくるの評論とは

 「アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ/I Feel the Earth Move 」は、アメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの2枚目のアルバム 「タペストリー/Tapestry」に収録されている曲です。さらに、この曲は両面A面シングルの片面であり、もう片面は「It's Too Late」でした。「アイ・フィール・ザ・アース・ムーブ」と「イッツ・トゥー・レイト」は共に、1971年の最大のメインストリーム・ポップ・ヒットとなりました。

 「アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ」のキングのバージョンは、1971年6月19日付のビルボード・ホット100チャートで1位を獲得した。また、イギリスでは6位を記録しました。

 ローリング・ストーン誌の「ジョン・ランドウ/Jon Landau」によるタペストリーのレビューでは、この曲でのキャロル・キングの歌声を称賛し、「淫靡(いんび)」→「ブルージー」→「荒々しさ」→「癒し」と変化し、最後は曲のメロディーの展開をコーラスに反映させていると述べています。また、リフレインのメロディを「かなりポップなライン」と表現しました。

 40年後、ローリングストーン紙はキングの「温かく真摯な歌」である、この曲は「素朴な喜び」をもたらしたと述べています。 音楽ジャーナリストの「ハーヴェイ・クバーニク/Harvey Kubernik」は、「アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ」は「おそらくタペストリーのアルバムの中で最も性的に攻めている曲」であり、「円熟した告白」のムードのあるアルバムの「勇敢な」オープニング曲であると書いています。

 音楽雑誌「オール・ミュージック/AllMusic」評論家のスチュワート・メイソンは、この曲を「究極のヒッピーひよこエロティシズム」と表現し、「口触りの良い女子大生の全世代の集団リビドーを解き放ったようなサウンド」と評しています。また、別の音楽雑誌「キャッシュ・ボックス」は、この曲を「力強い『地震の歌』」と表現し、「イッツ・トゥー・レイト」とのダブルA面のペアリングを「ダブル・ダイナマイト」と評しました。

 作家の「ジェームス・ペローン/James Perone」は、歌詞と音楽が一体となっている点を評価しました。その代表例として、キングが「タンブリング・ダウン」と歌うメロディーのシンコペーションのリズムを挙げています。このリズムは、アクセントを単語の最初ではなく、最後に置くことにより、「音楽的には転倒と同等」のものを生み出したと評しています。 「また、ペローンは、速いテンポによって、恋人の近くにいる歌手の興奮を聴き手が感じることができ、歌詞は性的な緊張を暗黙のうちに表現している。」と述べています。

  ペローンはこの曲の成功の一因を、プロデューサーの「ルー アドラー/ Lou Adler」が編曲の際にキングのピアノ演奏を強調し、キングが前作でとったギターベースのシンガーソングライターのアプローチとは異なる雰囲気を与えたためであると述べています。メイソンも、この曲の成功を「ピアノを中心としたグルーヴ」とキングの歌唱力にあると述べています。

 そのアップビートな曲調から、「オデ・レコード/Ode Records」はタペストリーのファーストシングルのA面として「アイ・フィール・ザ・アース・ムーブ」を選びました。ですが、その後ディスクジョッキーやリスナーは、よりスローで哀愁漂う実質B面の「イッツ・トゥー・レイト/It's Too Late」を好むようになりました。

 しばらくはダブルA面の双方ともオンエアされましたが、最終的には「It's Too Late」が優勢となりました。実際、同時期の「キャッシュ・ボックス」のシングル・チャートでは、まだシングルの両面のチャートを別々に追跡しており、「I Feel the Earth Move」が全くチャートインしない中、「It's Too Late」は4週間1位を獲得しました。

 ですが、ビルボードがこのレコードをダブルA面としていたため、ビルボードのチャートが次第に「公式」シングル・チャートとみなされるようになり、書籍や論文では「アイ・フィール・ザ・アース・ムーブ」と「イッツ・トゥー・レイト」が共に1位になったと記載されることが一般的となりました。

空が落ちてくるの意味とは

 上記の評論でもあるように、「空が落ちてくる」の歌詞の意味は「空が落ちてくる」くらい興奮しているエロティックな状態を指していると考えられます。「ダーリン、我慢できない」という歌詞は、我慢できないほどあなたと触れ合いたいという意味に取れます。また「抑えきれない」という歌詞も、好きな人と触れ合いたい「欲望」だと考えられます。

 日本語に翻訳すると性的な意味合いは薄れてしまいますが、アメリカの音楽評論家が軒並み「エロティック」「性的に攻めている歌」と評していることから、「空が落ちてくる」くらいの性的興奮を意味していると思われます。また、歌詞全体の雰囲気から、ドキドキしたときめきも感じられます。

 現代の洋楽は、表現の自由の観点から性的な「自由」を通り越して、「過激」な表現の歌詞も多いのが実情です。ですが、「空が落ちてくる」がリリースされた1970年代初頭では、まだ「我慢できない」「抑えきれない」などと歌っただけで、「エロティック」だと認識されるくらい、貞操観念が強かった時代だったのだと考えられます。

【アルバム情報】

setochiyo-style.com

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