- 「坂の上レストラン」のドレスコードは?服装の注意点
- 席料・サービス料に注意!会計はやや高め
- 芸能人もお忍びで訪れる神楽坂の名店
- 坂の上レストランの外観
- 坂の上レストランの店内
- 内装とサービス:高級感と落ち着きが共存
- 坂の上レストランのドリンク
- 絶品フレンチコースの内容とは?
- まとめ:接待・祝い事に最適な大人の隠れ家
- 坂の上レストランのお店情報
- 坂の上レストランまでのアクセス
神楽坂の坂道を少し上がった路地裏。まるで時が止まったかのような静けさの中に佇む「坂の上レストラン」は、都会の喧騒を忘れさせてくれる隠れ家的存在の一軒家フレンチです。この記事では、私が実際に訪れて感じたドレスコード、お店の雰囲気、料理の詳細、料金、そして芸能人の来店情報まで、余すことなくご紹介します。
「坂の上レストラン」のドレスコードは?服装の注意点
「坂の上レストラン」は高級店ではあるものの、ドレスアップが必須というわけではありません。Tシャツ・短パン・サンダルなど極端にカジュアルすぎる服装は避けるべきですが、清潔感のある格好であれば問題ありません。私は足が悪くパンプスが履けず、黒の革靴タイプのウォーキングシューズで入店しましたが、何の問題もありませんでした。
女性ならブラウスにスカートやスラックス、男性なら襟付きのシャツにジャケットなど、少しきちんとした印象があればOKです。形式ばったドレスコードに縛られず、自然体で過ごせるのはうれしいポイントですね。
席料・サービス料に注意!会計はやや高め
坂の上レストランはサービスが非常に行き届いており、席料(500円/人)とサービス料(10%)が別途かかります。そのため、予約サイトに表示されている金額よりも、会計時にはやや高めの金額になる点には注意が必要です。
今回は4人で訪れ、1人15,500円のコース料理にペアリングワインを加えた結果、総額は8万〜9万円ほどでした。
芸能人もお忍びで訪れる神楽坂の名店
常連客として知られているのは、昭和のアイドル・石野真子さん。また、堀ちえみさんも自身のブログで「坂の上レストラン」訪問を報告しており、芸能人に支持される理由はやはりその“プライベート感”にあります。
ほぼすべての席が個室になっており、スタッフの案内も徹底。受付で靴を脱ぎ、階段を昇ると、複数のスタッフが丁寧に部屋まで案内してくれる仕組みです。
坂の上レストランの外観
飯田橋駅から徒歩4分、神楽坂を少し上り、脇道にそれた路地に隠れ家一軒家レストラン「坂の上レストラン」があります。
高級レストランらしく、大きな看板はなく、ドアに小さく「坂の上レストラン」と書かれていたり、
こちらの写真の手前の小さな行灯(あんどん)にも「坂の上レストラン」というロゴが入っていました。
ドアの前の小さなプレートを拡大してみると、このような「坂の上レストラン」のロゴと名前が表記されています。
「坂の上レストラン」は神楽坂の少し込み入った路地裏にあるので、詳しい行き方は一番したの「アクセス」の項目で記載しておきたいと思います。
坂の上レストランの店内
「坂の上レストラン」は、ほとんどが個室のプライバシーが守られているお店で、入り口を入ってすぐの店内はこのような感じで、客席が見えないように配慮がされています。そういった配慮もあってか、有名人もお忍びで結構来ているという噂もあるお店です。
今回は、家族の集まりで「坂の上レストラン」を利用したのですが、家族のひとりが静かに落ち着いて会話をしたいタイプで、個室の多いこのレストランを予約してくれました。
お手頃価格のレストランでは、大きな空間にテーブルが並べてあることが多く、隣の席のお客さんの話が丸聞こえだったりします。こちらの話を聞かれるのも嫌ですし、何よりもお酒が入って、騒々しくなっているお客さんたちと同席するのがどうしても嫌だという親族の意向で、このお店が選ばれました。
内装とサービス:高級感と落ち着きが共存
私達は家族4人で「坂の上レストラン」を予約したので、4人用の個室に案内されました。まずは、フロントで受付し、靴を脱ぎ、階段をのぼるよう指示がありました。階段を昇った先にスタッフが待ち受けており、「あちらでございます。」と案内をしてくれました。指示された方向に行くと、部屋の前にもスタッフが立っており、「こちらのお部屋でございます。」と、個室に通されました。
スタッフは全員、きっちりとしたホテルライクな制服を着ており、胸元のミニマイクで相互に綿密に連絡を取り合っていました。順路に沿ってスタッフが配置され、迷うことなく部屋に行けるよう案内をしてくれるあたり、やはり高級店のサービスは違うなぁと思ってしまいました。
個室には床の間やクローゼットが設置されており、荷物を置いたり、上着をかけるのにも便利。静かで品のある空間は、まさに大人のための隠れ家といった印象です。
スタッフはホテルライクな制服を着用し、ミニマイクで連携しながら、完璧なホスピタリティを提供してくれます。
個室には床の間があり、おしゃれな木が飾ってありました。床の間の隣の扉はクローゼットとなっており、上着をかけたり、バッグを置いたりできて、とても便利でした。
植木があまりにもおしゃれなので、写真をパチリ。
テーブルセッティングもきれいで、椅子の前には「お品書き」が置いてありました。
坂の上レストランのドリンク
私以外の家族はみんなお酒が飲めるので、最初の一杯はスパークリングワインを頼んでいましたが、私は下戸なので、ウーロン茶を頼みました。たしか、1杯700円だったと思います。
他の家族は主にワインを中心に飲んでおり、コース料理が一品来るたびに、「ペアリングでお願いします。」とペアリングワインを頼んでいました。「ペアリングワイン」とは、料理の味や質感に合わせて、お店側でワインを選んでもらうことを指します。
「坂の上レストラン」には専属のソムリエがいるようで、料理に合わせて、赤ワインや白ワインを持ってきてくれました。ワインを持って来てくれる際は、スタッフの方が、ワインの名前のみでなく、そのワインの特徴、味、風味まで丁寧に説明してくれました。
私もアルコールが体に合わないだけで、お酒の味は好きなので、夫のワインをひとくちずつ味見させてもらいましたが、どのワインもそれぞれに特徴があって、とても美味しかったです。
絶品フレンチコースの内容とは?
私達家族は、1人15,500円のコースを予約しました。夫と義理の姉は料理が1品出てくるごとに料理に合うワインを頼んでいたので、4人全員でのお会計は8~9万円くらいになったと思います。
夫の家族は基本的に裕福なので、こういったお店には慣れているようでしたが、私は貧困層出身なので、夫家族のお金の使い方に少し驚いてしまいました。
【Inizio】白エビとジュレの前菜
白エビのたたきのまわりに、何かのジュレが乗せてあり、味付けしたヤングコーン、セロリにミントが添えてありました。私は正直、料理としてジュレを食べるのはあまり好きではないので、私好みの前菜ではありませんでしたが、白エビのたたきやセロリ、ヤングコーンの味付けはとても美味しかったです。
【Antipasto】メカジキとズッキーニ
下に軽くグリルした水ナスが敷いてあり、スライスしたズッキーニの上にメカジキマグロの刺身が乗せてありました。ソースは新生姜のソースで九条ネギが散らしてあり、素材にこだわったアンティパストでした。
【Primo】鯵と馬鈴薯のパスタ
トマトソースは酸味控えめで、カリカリの香草パン粉と絶妙にマッチ。パンもふわふわで極上でした。
まずは、オイルボトルを持ったスタッフが新鮮なオリーブオイルをお皿に注ぎに来てくれました。オイルの酸化を少しでも遅らせる配慮かもしれません。
そして、おそらく自家製だと思われるパンが配膳されました。外はカリっとしていて、中はふわふわもっちりの美味しいパンでした。ほんのりあたためてあることで、そのふんわりさが、より際立ちました。
パスタは、1.6㎜程度のスパゲッティーニに鯵のと馬鈴薯のフライが混ぜ込んであり、ソースはシシリアンルージュという品種のトマトを使ったものでした。
【Secondo】熟成牛ランプ肉のグリル
ソースは「サルサ・ヴェルデ」で、イタリアンパセリ・アンチョビなどを使ったイタリア料理で有名なソースです。添えてあったアスパラガスも程よい味付けでとても美味しかったです。
ランプ肉のほうはと言えば、噛み応えはあるのですが、硬くはなく、かといって脂のサシが入りすぎた和牛のように柔らかすぎることもない、程よい食感でした。味のほうは、獣臭さや血の匂いは全くなく、ミディアムの焼き加減が、うま味を引き出してくれていて、素材も焼き加減も非常に良かったです。
【Risotto】味噌と万願寺唐辛子のリゾット
味噌と青々とした万願寺唐辛子が入っており、上に千切りにしたみょうがが乗せてありました。お品書きにはチーズとは一言も書いてなかったのですが、かなりチーズの味がして、味噌とチーズは意外と合うのだと、びっくりしてしまいました。また、お米も芯に少し硬さの残ったアルデンテに仕上げてあり、食感も非常に良かったです。
【Dolce】グレープフルーツジュレとココナッツホイップ
最後は、デザートとコーヒーです。飲み物はコーヒーか紅茶かを選べます。
デザートは、グレープフルーツのジュレの上に、ふんわりやわらかく七分立てくらいに立てたココナッツ風味のホイップを乗せて、刻んたピスタチオで飾り付けをしたものでした。
中のジュレはそんなに多くはなく、逆にグレープフルーツの実がゴロゴロ入っており、グレープフルーツの実をジュレで和えている感じでした。また、ココナッツのホイップとピスタチオの香ばしさがとても良く合い、ピスタチオはただの飾りではなかったのだと痛感しました。
コーヒーは、カップとソーサーがおしゃれで、味は昔ながらの昭和のコーヒーという感じでした。
まとめ:接待・祝い事に最適な大人の隠れ家
坂の上レストランは、小学生以下の入店を不可としており、静かに食事を楽しみたい大人のための空間です。個室でプライバシーが保たれ、料理はどれも素材の良さが光る繊細な味わい。スタッフのサービスも丁寧で、接待や記念日、家族の祝い事などに最適です。「神楽坂で本当に特別な時間を過ごしたい」そんな方に、ぜひおすすめしたい一軒です。
料理も、良い素材を使っており、その良い素材に無駄に手を加えず、素材の味を活かした調理をしているので、素朴ですが高級な味わいがあります。
坂の上レストランのお店情報
【店名】坂の上レストラン
【ジャンル】イタリアン、ヨーロッパ料理
【予約可否 】可
【電話番号】03-3266-5955
【住所】東京都新宿区神楽坂3-1
【交通手段】
- 地下鉄有楽町線飯田橋駅 B3番出口 徒歩3分
- 地下鉄南北線飯田橋駅 B3番出口 徒歩3分
- 地下鉄東西線飯田橋駅 B3番出口 徒歩3分
- 都営大江戸線飯田橋駅 A3番出口 徒歩3分
- JR総武線飯田橋駅 西口 徒歩4分
- 飯田橋駅から291m
【営業時間】
【月~金】
昼 11:30 ~ 14:30(12:30 Last entry time)
夜 18:00 ~ 23:00(19:30 Last entry time)
【土・祝】
昼 11:30 ~ 14:30(12:30 Last entry time)
夜 18:00 ~ 22:00(19:30 Last entry time)
【年末年始】
12/31~1/4は店休日でございます。
【定休日】日曜日
【予算】ランチ¥5,000~ ディナー¥10,000~
【支払い方法】
- カード可(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)
- 電子マネー不可
- QRコード決済不可
- 支払いはテーブル単位
【サービス料・チャージ】ディナー:サービス料10%、席料500円/1人
坂の上レストランの席・設備
【総席数】45席
【個室】有(2人可、4人可、6人可、8人可、最大10名)
【貸し切り】不可
【禁煙・喫煙】全席禁煙(店外に喫煙所有)
【駐車場】無
坂の上レストランの外観・内装・雰囲気・空間
一軒家レストラン、隠れ家レストラン、高級な、本格的、落ち着いた、プライバシーが守られる
坂の上レストランのメニュー
コース料理・アラカルト、ソムリエによるペアリングワイン可能
坂の上レストランの特徴・関連情報
【利用場面】ランチ、デート、食事会、接待
【帯同者】友人、知人、カップル、夫婦、家族、接待先
【子供連】(大人と同じ食事が出来る)中学生以上。乳幼児や幼児、小学生の同伴は不可
【サービス】フルサービス
【開店年月日 】2012年1月20日
【備考】
- アレルギーや好き嫌いがある場合は予約時連絡で対応。
- 当日のキャンセルは、予約コース料金の100%がキャンセル料。
- 電話での問い合わせは、22時以降は繋がらない。
坂の上レストランまでのアクセス
坂の上レストランは少し裏道にあるので詳しい行き方を説明しておきます。
まずは神楽坂をのぼって行きます。すると右手にファミリーマートが見えてきます。そこの角を右に曲がります。
ファミリーマートの角を曲がってまっすぐ歩いていると左手に「すし屋の勘せい」というお寿司屋さんが左手に見えてきます。
「すし屋の勘せい」の、すぐ横の細い石畳の道「かくれんぼ横丁」を進んで行くと、左手に「坂の上レストラン」が見えてきます。
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