前回の記事
◆前回の記事はこちらです。2017/03/16に書かれました。
甲状腺専門医を転院
ひとつめの甲状腺クリニックは、私の居住する都道府県では比較的に有名なクリニックで、とても混雑していました。
ですがこの甲状腺専門医が、大げさにではなく、ほとんど説明をしてくださらない先生で、検査結果の説明もほとんどなく、患者への声かけもない医師だったので、医療知識、ましてや甲状腺の知識など全くない私は不安でたまりませんでした。
そして、2回めに行ったときに、やはり腫瘤の状態が気になって、「腫瘤の状態はどうですか?」と聞いたところ、「どうですかって言われても…」と口ごもってしまわれて、答えていただけませんでした。質問しないと何も話してくれず、質問にも一言しか答えてくれない、極端に口数の少ない医師だったのです。
そして、インターネットでそのクリニックの評判を調べてみると、「甲状腺では有名なクリニックらしいが、医師の説明がとにかく少ない。」と書いてありました。
ガンかもしれない腫瘤があるのに、何の説明もなく、血液検査とエコー検査だけして、「10mm未満は経過観察なので、3か月後にまた来てください。」しか言われないのって、すごく怖かったです。
ですから、有名でなくてもよいので私に分かるように説明をしてくださる医師を探し、転院しました。その医師が私に細胞診をすすめてくださった医師なのです。その医師に出会えて本当に良かったと思います。
2つ目の甲状腺専門医で「橋本病」を疑われる
「橋本病」とは甲状腺機能が低下する病気です。
私の甲状腺が肥大(腫れている)こと、血液検査で甲状腺ホルモン値が低く出たことは、これまでの検査で分かっていました。
2つ目の甲状腺専門医では、これらの検査結果から考えられるのは「橋本病」の可能性だと伝えられました。
インターネットで調べると、以下の項目に当てはまると「橋本病」であると診断名がつくとのこと。
この2つの項目に当てはまると「橋本病」の病名がつく。
- 甲状腺が腫れている。ただし、バセドウ病などの他の原因がないことを確認する。
- 血液検査で、「抗サイログロブリン抗体」または「抗甲状腺マイクロゾーム抗体(抗TPO抗体)」が陽性である。または、細胞診検査で「リンパ球浸潤」を認める。
私も、2つめの甲状腺専門医で、「橋本病では2つの抗体反応が出るので、それらを検査する必要がある。」と言われ、まずは1つ目の抗体の検査をしました。それが、上記のどちらかは忘れてしまったのですが、なんと、1つ目の抗体は陽性と出てしまったのです。
そして、次の診察では2つ目の抗体を調べることになり、2つ目の抗体は陰性で、私は「橋本病ではない」と診断されました。
橋本病ではないという診断がつく
私は2つの抗体のうち、一つが陽性、一つが陰性という結果で、インターネットのほうの情報が間違っているのか、私が行った甲状腺医が間違っているのかは分かりませんが、橋本病ではないという診断を受けたのです。そして、腫瘤のほうの経過観察だけしていきましょうというお話になりました。
それから、半年に1回定期的に腫瘤の検査をしていました。すると私の腫瘤は少しずつ大きくなっており、悪性腫瘍、つまり甲状腺がんを疑われ、とうとう大病院での精密検査をすすめられることになるのです。
まとめ
私の精神科の担当医は「良い意味でのドクターショッピングはあってよいと思ってる。」と言っていました。「ある医師では気づかない病状に、他の医師が気づいたりすることもあるから。」とも言っていました。
その精神科医とは長い付き合いなので、本来はオフレコの話なのかもしれませんが、私も2つ目の甲状腺クリニックに行って良かったと思っているので、確かにその通りだと思います。
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