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「常識」ほどあやふやなものはない【1】

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世の中ので、「マナー」や「常識」ほど

あやふやで不確かなものはないでしょう。

だから、それを水戸黄門の「葵の御紋」のように振りかざして、

自分は正しいのだと主張することは、

相手の立場や状況に思いをやることに欠けているだけでなく、

自分自身を愚かな人間だと認識させてしまうリスクも負うこととなります。

 

常識なんて、地域や時代によってくるくる変わってしまうものにすぎず

もっと言えば100人いれば100人の人がそれぞれ違った常識を持っている

と言っても過言ではありません。

 

ですから、特に長く生きている大人は、

「常識という名の偏見」を山のように身に着けてしまているので

常に

「これは自分の偏見で嫌悪感を持ってしまう事柄なのか、

それとも自分や人様に何かしらの迷惑がかかっているから腹が立つのか?」

を、自分自身に問う姿勢が必要とされると思います。

 

今も昔も、冷静に考えれば全く無意味な「マナー」や「常識」が

たくさん存在していて、各々の価値観で相手を否定しあい、

「常識論争」が頻発する原因となっています。

何かのマナーや常識の違反が起こった時に、腹をたてるのは

理解ができます。私自身も、例えばとても疲れている時に電車に乗っていて

大きな声でおしゃべりをしている人達が隣にいたら

「うう、頭が痛い。。」くらいには思うでしょう。

でもイライラはしないと思います。

 というのも… 

つづきは「常識」ほどあやふやなものはない【2】で、どうそ-☆