- 2018年7月31日をもって閉店
- 数々の受賞歴を持つパティシエのケーキ屋
- シュークルダールのケーキは昔ながらのケーキ
- シュークルダール*カフェ・イートイン
- ドリンクメニュー
- お店情報
- 席・設備
- 外観・内装・雰囲気・空間
- メニュー
- 特徴・関連情報
2018年7月31日をもって閉店
昨年のクリスマスにシュークルダールの検索件数が非常に多かったので、閉店したお店ですが取り上げてみたいとおもいます。
閉店の理由ですが、店主の高齢化と、再開発の立ち退きが重なったためという噂です。ですが、これは噂レベルの話なので、事実かどうかは不明です。
数々の受賞歴を持つパティシエのケーキ屋
浦和に30年近くお店をかまえていた老舗ケーキ店です。半世紀(50年)近いシェフ歴を持ち、本場フランスで数々の受賞歴を持つ、熊坂孝明氏のお店です。
【受賞歴】
・ 1974年 ミュリーズ菓子コンクール優勝
・ 1979年 シャルルプルースト杯優勝
・ 1980年 アルバジョン・芸術部門優勝
※フランス滞在8年半の間の受賞暦の一部です。
シュークルダールとはフランス語で『砂糖の芸術』という意味だそうです。その店名のように、シェフが1つ1つのお菓子を作品と考えて、厳選した素材で丁寧に作り上げているという印象を受けました。
フランス菓子といえば、こってり濃厚で、どっしりと重い、あるいは洋酒が効いているというイメージがありますが、シュークルダールの生ケーキは全般的にあっさりしていて、口当たりが軽いのが特徴です。
シュークルダールのケーキは昔ながらのケーキ
本場フランスでの経験からか、伝統的なフランス菓子の基本に忠実で余計なアレンジを加えていないのも特徴です。手を加えすぎていないぶん、食材の味がダイレクトに伝わるため、素材の質が大きく問われますが、ケーキの仕上がりから素材の品質の高さと、製菓技術の高さが感じられます。ケーキのデザインも華美でなく、味も過度に凝っていない、シンプルな上品さがあります。
コージーコーナーや不二家のようなお手頃価格のケーキ屋さんに比べると、少しサイズが小さめです。写真が悪くて申し訳ないのですが下から、オペラ、ショコラブラン、パッションショコラ、フロマージュブランです。
オペラ
ビスキュイ生地にコーヒーシロップを染みこませ、チョコレートガナッシュと重ねた、伝統に忠実なオペラを提供しています。程よい苦みとコクがあり、味は濃厚なのに口当たりは軽く、口当たりは軽いのにシロップのしっとり感がアクセントになっているという複雑なおいしさです。
フロマージュブラン
下からスポンジ、チーズ生地、クリームのレアチーズケーキです。上には、その時々によってピスタチオが飾り付けてあったり、金色のシールが飾り付けてあったりします。ケーキを食べようとフォークを入れると、ふわふわのクリームと同じくらいふわふわのチーズ生地。クリームからチーズ生地に差し掛かる時に、何の引っ掛かりもなくスッと切れるほどの一体感です。大げさにではなく、綿菓子のようにふわっと口の中でとろけます。口当たりは雲のようにふわふわなのに、味と香りは濃厚という、高い技術と品質なしには実現できない味を可能にしています。
ショコラブラン
ホワイトチョコレートのムースの中に、フランボワーズ(木苺)のジュレ(ゼリー)入ったケーキです。その上には、いろどりよくフルーツを盛り付けてあり、周りには飾り用の薄いチョコレートをあしらってあります。上に乗せてあるフルーツは時期によって変わるようですが、いちご、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ピーチなど、ベリー系が中心です。
ショコラブランのホワイトチョコムースはパッションショコラに比べると、しっとりめなムースで、中に入っている木苺のプルンプルンのゼリーにピッタリです。
パッションショコラ
パッションフルーツのムースの中にミルクチョコクリームが入ったケーキです。上にいろどりよくベリー系のフルーツが盛り付けてあり、周りに飾り用の薄いチョコレートがあしらってあります。甘さと酸味のバランスがよく、パッションフルーツのムースの色もきれいでビジュアルも華やかです。パッションフルーツの香りが鼻の奥にほんのりとマイルドに香ります。ショコラブランに比べると、ふわっとめのムースです。
シュークルダール*カフェ・イートイン
シュークルダールの店舗の片隅には、買ったケーキを食べることのできるカフェスペースが併設してあります。
内装・インテリア
お店を入った正面にはケーキのショーケースがありますが、左脇に進んで行くと、小さなカフェスペースがあります。
ケーキと同じように、華美でなくベーシックな内装と佇まいです。壁には絵画がたくさん飾ってありますが、内装に過度に装飾をほどこしていないので、落ち着いた雰囲気です。テーブルの上には季節季節の生花が飾ってあり、私たち夫婦が行ったときは、小さな赤い花が各テーブルに飾ってありました。お店の心遣いが感じられますね。生花が飾ってあるだけで、不思議と気持ちが落ち着いたり、高級感が出たりしますね。
注文方法
お店に入って「店内で食べたいです。」と申し出て、席を用意してもらいます。次にショーケースに並んでいるケーキの中から好きなものを選んでスタッフに伝えます。そして、着席しテーブルの上にあるドリンクメニューから好きな飲み物を注文します。
音楽
また、音楽もフランスのオルガン音楽がかかっていて、洒落た雰囲気作りのアクセントになっています。
接客
アルバイトの若い女性達は、とても丁寧な接客なのですが、年配の女性(おそらく経営側?)はとてもフレンドリー。私たち夫婦は欲張って一人で二つずつケーキを頼んだのですが、
「お皿、これで大丈夫?よく分かんないけど、最近はインスタ映えとかあるんでしょ?あはははは!」
と豪快に笑いながら配膳してくれました。
ネットでは「フレンドリーなマダム」という評価もあれば、「八百屋のおばちゃんみたいな残念対応」という評価もあり、まあ確かに相手が年下でも敬語は使ったほうがいいのではないかと思いました。内装の高級感とマダムのフレンドリーさがミスマッチしていて不快に思うお客さんもいそうかな?と思いました。
雰囲気は落ち着いていてよいのですが、席と席が近く、お隣のお客さんの声が大きいと少し気になりますし、二人席に二人で座る場合は、体つきの大きい人だと少し窮屈かもしれません。ネットでは、座席のことか広さのことかは分かりませんが、「狭い」という書き込みも見られました。
そういった意味では、「イートイン」または「喫茶コーナー」という程度に考えて行ったほうがいいかもしれません。
このようにケーキと飲み物を並べてみると、テーブルが小さめで少し窮屈な感じがお分かりいただけると思います。
ドリンクメニュー
こちらのお店ではコーヒーよりも紅茶のほうがおすすめです。
コーヒー
- ブレンド420円
- アメリカン420円
- アイス500円
- フルーツティー520円
- オレンジジュース500円
シードル
- ケリザックシードル620円
紅茶
- アールグレイ カップ420円 ポット600円
- セイロンウバ カップ420円 ポット600円
- ダージリン ポット600円
- アッサム ポット720円
- アイスティー グラス500円
お店情報
【店名】シュークルダール(SUCRE D'ART)
【ジャンル】ケーキ、スイーツ、カフェ(=イートイン)有
【予約可否 】
【電話番号】048-822-3070
【住所】〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町2-11-14
【交通手段】JR浦和駅西口から徒歩8分
【営業時間】日曜営業
【予約受付時間】
【定休日】
【予算】¥900~¥1500
【支払い方法】現金のみ
【サービス料・チャージ】--
席・設備
【席数】22席
【個室】なし
【貸し切り】
【禁煙・喫煙】完全禁煙
【駐車場】無(向いにコインパーキング有)
【子供連れ】
外観・内装・雰囲気・空間
落ち着いた、大人のお店、高級、シック、クラッシック、昔ながらの喫茶店
メニュー
【ドリンク】コーヒー、紅茶、ハーブティー、シードル
【菓子】生ケーキ、焼き菓子
特徴・関連情報
【利用場面】お友達とお茶
【帯同者】ひとり(一人、1人)、友人、知人、カップル、夫婦
【子供連】可
【サービス】フルサービス
【開店年月日 】
【備考】テイクアウト可
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