良質節約生活 100万円/1年

50代、精神疾患持ちのシニア主婦ブログ。

別れようと思って、別れられるくらいなら【1】

 私は、人生のわりと早い段階で、太ったおじさんみたいなおばさんになったので、恋愛トラブルを起こさないですんできた人生でした。不思議と不倫もしたことがないんです。惚れっぽいたちでもないし、男遊びをしてる女性達があまりにも楽しそうなので、私も挑戦してみようかな?と少しだけトライしてみたけど、全く楽しくなくて、やめてしまった。

 結婚してる男性と付き合うなんて面倒そうだし、リスキーすぎるから、不倫をするなんて考えられなかった。だって、世の中に男性なんて何十億人もいるし、その中からわざわざ既婚者を選んで付き合う必要はなくない?と思ってる。ただ、既婚男性と「お友達」になることは、今までもあったし、これからもあると思う。色恋も性愛もないただのお友達なのでなんの問題もないと思っている。

不倫ギリギリの限界点

 ただ、あれはセーフだったのだろうか?アウトだったのだろうか?と思えるケースがあり、それを思い出がてら、書いてみたいと思う。

 私がホレてしまった男性はアンヘル。ラテン系の外国人だった。当時、二人とも日本に住んでおり、二人とも日本で働いていた。Rは独身で、2Kの賃貸の部屋を借りていた。私がその部屋に遊びに行くことがまれにあったが、彼のほうが私の家に遊びにくることのほうが多かった。
 私は彼は独身だと思い込んでいたし、実際に独身、つまりは書類上は誰とも婚姻契約を結んでない状態だった。ですが、彼には内縁の妻と1歳の子供がいると、彼の職場の同僚ミゲールが教えてくれた。「あいつと関わってはだめだ」と。さらには、2人目の子供も妊娠しているという話だった。

 Mは若くて可愛くてわがままな女にころっとダマされて、ご飯やブランド品、デートをみついでしまう程度にはうっかりやさんのお人好しで、ミゲールの彼女が変わる度にミゲールの彼女の浮気の愚痴を聞いていたの。そうしたら、兄弟みたいな感覚になっちゃったんです。姉と弟みたいな感じ。

密告者Mの告白

 ミゲールは私とアンヘルが男女の仲であることを知りませんでした。ですが、ある時アンヘルと親しくなったことをミゲールに話すと、「あいつとは関わるな。あいつは女と暮らしていて、子供もいる。1歳の誕生日パーティーにも行った。だから、関わるな。」と教えてくれたのです。

 私は驚き、「え!アンヘルは結婚してるの!?」と聞くと、「いや、結婚はしてない。」というのです。アンヘルは独身で自分の2Kの部屋で一人暮らしをしていると思っていたので、私にとっては衝撃でした。ですが、どうも、平素は内縁の妻の家に転がり込んで生活しているのだということが推測されたのです。それは、私にとっては衝撃的な事実でした。そんな話はよく聞く話だと思っていたのに、まさが自分がそういう目に遭うなんて、思ってもいなかった。