人が、悩み、苦しみ、成長していく姿は本当に美しいですね。
幼虫からさなぎ、さなぎから蝶々へ成長してゆくんです。
人間もね。
だけど、最近は豊かで便利なぶん、
人間様は、さなぎの期間が長いなぁと感じます。
蝶々になるのが40代だったり、50代だったり、60代だったりね。
何歳になっても、人は学ぶし、成長できるんだ。と思えることは
私にとっては救いです。老いて、物が分からなくなりはじめてきているので、
少しでも希望があることが、うれしいんです。
人の成長を早める方法があるとすれば、
家の外に出て、色んな人ととかかわることかな?
病弱で、あんまり外に出られない私が言えた義理じゃないんですけど。
インターネット中毒や、インターネットゲーム中毒になる
という体験も、しないに越したことはありませんが、
なってしまったら、なってしまったで、
「ネット社会で苦しむ」という体験を、したことには価値があると思うんです。
私は 人は自分が(実際に)体験したことしか、(本当の意味では)分からない。
と考えるからです。
インターネット中毒になった時の楽しさ、
昂揚感、興奮というのは 日常では得られないものなのかもしれません。
だから、ネット中毒になった人にしか分からないと思うんですよね。
特にネトゲ中毒と呼ばれる人たちは、
自分が強いキャラクターになることで
「人の役にたっている」「人を助けることができている」という感覚の中毒に
なっている気がするんです。
あとは、「俺がいないと強いモンスターを倒せない」という責任感?
ネットゲームを操作できるくらいの器用さや賢さがあって、
責任感もあるのなら、外に出て、できることがあるんじゃないの?と
周囲の人たちは思うのでしょうが
なにか、こう、「(現実)社会は怖い」とか
「社会は分かってくれない」という感覚を どこかで、
なにかしらのカタチで身につけてしまったのでしょうね。
そういうことは私たち、大人(=老人)の責任でもあるかもしれません。
すみません。役立たずで。ええ。
ネット中毒も、度を越すと覚せい剤のように
体や心をむしばむのではないか? とも思えるのです。
歌手で音楽家のASUKAさんのようにね。
やはり、心配は心配ですね…
この先、ネット中毒で更生施設に入るような子が育たないように願ってます。
食べ物も栄養バランスが悪いと病気になりますし、
スポーツも度を越せば、疲労骨折や筋肉断裂などのけがをします。
ネットを捨てて町に出よう!的な…につづきます。
インターネットでの価値観はかたよりやすいというお話は
下記URLでどうぞ。公開が終わってしまって、
活字だけになってしまったので、文章だけですが、とても興味深いです。
5月28日放送 | これまでの放送 | スーパープレゼンテーション|Eテレ NHKオンライン
NHKのスーパープレゼンテーションという番組で放送されたものです。