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50代専業主婦のシニアブログ。節約や日常の知恵について発信しています。

万引きをやめられない子供は発達障害だったお話

 

行動を制御できない子供たち

 この記事に関してどうしても書いておきたいので書く。体調が悪いので、また、言葉足らずになるかもしれないが、ご容赦を。

 行動を制御できない子供はたしかにいる。また、その親も行動を制御できないタイプであり親の行動パターンを学習してしまった場合もあるにはある。だが、親の知力、理解力、説明力、忍耐力などが全てにおいて高い場合でも、子供が自分の行動を制御できない場合も多い。これについて書いておく。

講演会に登壇した聡明な女性

 このエピソードはある勉強会である女性が講演してくれた内容である。彼女は当時50代~60代に見える女性で、医療関係従事者で高い医療知識と高いコミュニケーション能力、説明能力を持っているがゆえに登壇を依頼された一般人だった。

万引きがなぜいけないのか分からない我が子

 彼女の子供はASDで、その子の育てにくさと、それに対してどういった対処をしてきたかを話してくださった。一番、印象に残っている話は「我が子が万引きが何故いけないのか理解できず、やめてくれなかった話」だった。

 何故だかわからないが、彼女の子供は小学生の頃に万引きを覚え、繰り返した。当然、一回目の万引きをした時点で、親は何時間にも渡って「万引きをしてはいけない理由」を教えて、説教をした。だが、当の本人は何故、万引きをしてはいけないのかが分からず何回も繰り返すのだそうだ。

母親の説明は子供には響かなかった

 母親である登壇者は「万引きは悪いことなんだよ。」「こうこうこういった理由で悪いことなんだよ。」「だからやってはいけないんだよ。」という手順で教えたらしいが、それでは全く理解してもらえなかったらしい。

 正座をさせて1時間くらい、とくとくと説明したそうだが、何回説明しても理解してもらえなかったそうだ。

警官に説得されて上手くいくケースも

 登壇者が言うには、警察に捕まるというのは悪いイメージがあるかもしれないが、警察官の人も発達障害の特性が理由で犯罪を起こしてしまう人を見てきているので、警察官によってはとても説得が上手い人がいる。だから、子供と警察官に話をさせるのも有益だと言う。これはもう定年退職された児童相談所の所長だった方も同じことをおっしゃっていた。

 警察官の中には発達障害の子の説得が上手い人がいるようなのだ。そして、登壇者の子供も、とある警察官に「スーパーでお金を払わずに物を持ってかえることは、犯罪なんだよ。犯罪は悪いことなんだよ。」といった趣旨の説明をされたらしい。だが、残念ながらそれでもその子は「何故、万引きをしてはいけないか。」が理解できずに万引きを続けた。

様々な大人と会話させることが大切

 ある時、また子供が万引きをして捕まった。そして我が子を引き取りに行くとスーパーの店長が子供に説明をしてくれていた。

「君にとっては50円、100円は小さな金額に思えるかもしれない。でもね、その50円、100円の物をお客さんが買ってくれることで私達店員はお金がもらえる。つまり、お客さんが品物を買って払ってくれたお金が私達店員のお給料になるんだよ。そのお給料で、私達店員はご飯を食べてるんだよ。

 君が万引きをすることで、僕らに給料が入らなくなり、僕らはご飯を食べられなくなり、とても困るんだよ。だから、万引きはやってはいけないということになっているし、私もやってほしくない。」

といった趣旨のことを話したそうなのだ。

 そうすると、そのASDの子は

「うん!わかった。なんで万引きをやったらいけないのか分かったから、もうやらないよ!」と言って、その後いっさい万引きをしなくなったのだそうだ。

特定のベクトルの説明しか理解できない

 私は小学生くらいの子供に対してなら、母親や警察官のした説明のほうが妥当で、スーパーの店長さんの説明は子供には難しすぎるように思えた。だが、登壇者の子供は、大人から見たら「子供にはまだ難しいだろう」と思える説明のほうが合っていたのだ。

 登壇者はどれほど嬉しかったことだろうか。また、自分では思いもつかないような説明をしてくれる人の大切さを知ったという。ASDに関わらず、縫い針の穴のような小さな一方向からの説明でしか理由が理解できない人はいて、また、そういった人たちは理由が理解できないと行動を変えられないという特性を合わせ持つ場合がある。

 だから、自分ひとりで説明・説得しようとせずに、色んな人に説明・説得してもらうというのも一つの方法だと、あの時に知った。

発達障害の講演会・勉強会はクローズド

 このような勉強会は、誤解を生む可能性があるので一般人には公開されておらず、当事者や当事者家族などにしか周知されません。ですから一般の方はこのような内容を聞くことは難しいのですが、逆に当事者家族の方は、探せばこのような家族会や勉強会を見つける事ができるかもしれません。余裕のある時に、探してみても良いかもしれませんね。

 私も、できるだけ、このようなことを発信していきたいと思うのですが、なにせ体調とメンタルのバランスが崩れやすいので、興奮している時にしか書けませんし、デリケートな内容なので、下がきしても本当に私の下手な文章で伝わるのだろうか、という不安もあって中々公開できずにいます。

 この書き方で伝わるかどうか分かりませんが、参考にしていただければ嬉しいです。

注意喚起

注意!:発達障害の特性が犯罪につながりやすいという話ではありまん。たまたま登壇者のお子さんがそうだったという体験談です。発達障害と犯罪行為の犯しやすさの因果関係については私ではわからないので、興味がお有りの方はその種の論文を探してください。

注意2: 当事者やご家族に向けたとんでもないセミナーが行われているというコメントをいただきました。私自身は市や県の主催している講演会、 精神病院にチラシが置いてある講演会、担当医も関わっている講演会などに行っています。民間の偽情報を含んた「とんでもないセミナー」にはご注意ください。

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