貯金ができるようになるためには
貯金ができるようになるには、支出をコントロールする必要があります。ですが、支出をコントロールできないからこそ、皆さんお困りなのですよね。
そこで、私が実践してきた「貯金ができる考え方」を、ここでご説明してみたいと思います。
我が家では支出をこのように分けて考えます。
- 消費(日常生活で最低限必要な出費)
- 浪費(自分の収入に合わない贅沢な出費)
- 投資(のちの利益のために先に払っておく出費)
2人家族、収入20~25万円程度で、賃貸住まいを想定して例えを書いてみます。
消費
日常生活に必要なお品を、収入にふさわしいお値段で買うことです。
(例)
- 1品150円前後で野菜を買う
- 1本300円程度のシャンプーを買う
- 1着1,000円~3,000円程度の洋服を買う
など
浪費
自分の収入に見合わない、高価で贅沢なお品を買うことです。
(例)
- 収入に見合わないデパ地下惣菜やお取り寄せ食材を買う
- 今日は特別と1本3,000円のシャンプーを買う。
- 年に何回も買うものじゃないし、と2万円の財布を買う。
など
自分へのご褒美は必要ですが、適正水準で
- 「今日は特別。」
- 「今日は例外。」
- 「自分へのご褒美。」
という考え方は、生活に楽しみを持たせるためには、とても大切な考え方でもあると思います。
節約のために僧侶の修行のような、ストイックな生活をする必要はないと思いますし、私がそのような生活を強いられたら、心のリバウンドで逆に浪費してしまいそうな気がします。
ただ、貯金ができない人は「今日は特別」の回数と金額が多い傾向にあるような気がします。
「自分へのご褒美」浪費の予防策
「自分へのご褒美」「特別な日」は、予算と頻度を決めておくのが浪費をふせぐコツです。
- 大好きなケーキは2週間に1回/1000円以内
- 外食は1ヶ月に1回/5000円程度
- 外食しない月はお取り寄せグルメしてもよい
- 家族旅行は1年に1回/5万円以内
と、いったように頻度と予算を決め、カレンダーに書き込みながら管理すると「特別(プチ贅沢)予算」の管理が簡単になります。
投資
のちの利益のために先に払っておくお金です。私自身は株・為替・先物などの金融投資は知識の無い人にはおすすめしておりません。
私の周囲にも、金融投資や不動産投資を安易に他人にすすめる人達がいます。私は、そのような人達を見ると信用できない人だなと思います。
投資は投機と比べればいくらか損失を出す可能性は低いですが、やはり、元本割れする可能性もあるリスクのある行為です。「元本割れ」とは何かというと、元々持っていたお金が、元の金額より減ってしまうということです。
投資は数十年の長い目で見る必要のある行為です。一時的には元々投資したお金より金額が減ってしまう「元本割れ」を起こしてしまっても、気長に数年待っていれば、株価が上がって数十万の儲けになったりします。
気の短い人や、気の小さい人は「元本割れ」した時点で怖くなって、すぐに「損切り」という、損を確定する行為をやってしまいがちです。
不動産投資も同じく、思ったより諸経費や手間がかかり続ける、法改正で利益が減ったなどという話が多いです。要するに、かかる費用や手間に対して、儲けは少ないということです。
みんな、得をした時の話は意気揚々と話しますが、損をした時の話は隠していたりして、投資している人達のトータルの利益がどれくらいなのかは実際には分からないのが現実です。
うまい儲け話などありません。金融投資なら手持ちのお金が2~3%増えるだけでもありがたいと思えるようなメンタリティでないと、着手しないほうがよいと思います。
金融投資に知識のない人ほど、手持ちのお金が2倍、3倍、数倍に増えると期待しがちです。ですが、実際には庶民の金融投資なんて地道に長期的にやって、やっと10~20%増えるという程度のものです。
ですから、私は金融投資をしていることを周囲にはあまり話さないようにしていますし、他人にすすめるなどという無責任なことはしないようにしています。
私が推薦する先行投資
それとは違い、私が周囲に提案している投資は「身近な先行投資」です。
(例)
- いつも行くスーパーのポイントを貯めるためにポイントカードを300円で作る。
- 食洗器や自動掃除機を買って家事の負担を減らす。
- 資格を取るために学校に行く・教材を買う。
など
身近でできることで、払った金額以上の価値が生まれるお金の使い方です。我が家での身近な先行投資は以下のようなものです。
- ルンバ(全自動掃除機)
- 自動食洗機(食器洗い)
を買う。
どうして、これらを買うことが先行投資に値するのかというと、この2点を買ったことで家事の負担が減り、私の収入を増やすことができたのです。この2点は、ずいぶん前に買った物ですが、一時期は、夫と「本当に買っておいてよかったね~。」という話になるくらい必要不可欠なお品となっていました。
当時は妻である私が夫を養っていました。夫は何の職能も持たない上に、自動車免許も持っていなかったので、宅配便の配送員にすら応募できない状態。その状態を打破するために、私が夫を養いつつ、生活費を切り詰めて、次の「先行投資」を行ないました。
- 夫が自動車免許を取りに行く
- 夫がWEBの学校に行く
- 後に妻もWEBの学校に行く
節約には限界があります。限界まで節約したら、後は収入を増やすしか貯金できる道はありません。節約習慣が身についてきたら、自分の【お金を稼ぐ能力と環境】を作るためにお金を使うことが私のオススメの「先行投資」です。
まとめ
我が家は、こういった考え方のもとに支出が管理されていました。残念ながら私は持病や更年期の影響で外での就業は難しくなってしまいました。
ですが、夫が運転免許を取得したこと、WEBの学校に行って職能を身に着けたことで、給与が2.5倍くらいまで上がり、今のところは極貧生活からは抜け出せています。
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