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引越業者の費用に相場はない*最高12万円値切った交渉術。一括見積で出た値段ランキング

 

 私は過去に3回ほど引越し料金を大幅値引きしてもらっています。今回は、具体的にどのような経緯で値引きが行われたかを書いてゆきたいと思います。

 

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1回目の引越見積り

 12万円の引っ越し代を5万円に値引きしていただきました。風呂なしの2Kのアパートからバリアフリーの1Kのアパートに母を引越しさせた時の値引き額です。

 母の住んでいたアパートは車が入れない細い路地をしばらく奥に入った場所にあったので、大きな道にトラックを停めて、そこまで人の手で荷物を運ばなければならないという難しい立地でした。ですから、費用がかさむであろうと言われていました。

 ですが、業者Eさんは、そういった地域用に細い道でも入れるような小さな車両を持っていて、それで大きなトラックまで荷物を運ぶので人出は少なくて済むということでした。そのため、破格のお値段で作業できるとのことでした。

  • A社12万円
  • B社11万円
  • C社9万円
  • D社8万円
  • E社5万円

5社の引っ越し業者に見つもりに来ていただき相見積もりをとった結果、上記のような見積もりでした。

 余談ですが、11万円を提示したB社は地元密着型の小さな業者でしたが、

「ウチは新築に引越しをする方などのために、丁寧な梱包や養生を売りにしています。値引きをできるような雑な作業はしていません。値段を気にするなら他の業者さんに頼まれたほうがいいですよ。」

と、少しイラついた様子で見積もりを出すだけ出して、さっさと帰っていかれました。

 風呂なしの古いアパートと古びた家財を見て、経済的に余裕がなさそうだということを予測しての優しさだったのかもしれません。それとも、ウチの引っ越し会社は立派な家の引越ししか扱わないプライドの高い業者なのだと言いたかったのもしれません。私は今でも、その業者さんが、不遜な態度でさっさと帰って行かれた姿を忘れることができません。

 

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2回目の引越見積り

 2回目の引っ越しは、13万円の引っ越し代を6万円に値引きしていただきました。

 2LDKから3Kのアパートに引越しした時期がちょうど2月の半ばだったので、値引き交渉に成功しました。3月、4月の繁忙期より少し前だったので10万円台からの提示でした。ちなみに3月、4月に入るとそのほかの時期より、引っ越し代金が2~3倍の値段に跳ね上がるそうです。

 一番最初に来たA社さんの提示金額は13万円。それを「即決はしません」と言って粘っていたら7万円まで下げてくれました。

 ですが、一括見積の全ての業者から見積もりをとるのが私のポリシーなので、インターネットで一括見積を依頼した全ての業者が見積もりに来るのを待ちました。

 そして、2社目の営業マンが来て11万円を提示してきたので、1社目の見積もりの7万円の書類を見せたところ、すぐさま上司に電話をかけ、しばらく話をした後に「ウチではこの値段では無理です。」と帰って行かれました。

 この辺りから営業トークを長々と聞くのがしんどくなってきたので、3社目からは、

「ウチは値段だけで決めますので、付帯サービスなど、もろもろの説明は結構です。ご説明いただいても一番安い業者に頼むと決めているので、お時間を無駄にさせてしまっては申し訳ありませんから。」

「お忙しい時期でしょうから、お時間を無駄にさせては申し訳ないので、提示できる一番低い金額を教えてください。」

と、最初にお話することにしました。

 すると3社目は「分かりました。」と、ささっと、荷物の量を見て、見積もりの詳細を書き込むこともなく、6万円を提示してくれました。その後、2社ほど業者さんがいらっしゃったのですが、玄関先で「6万円でやってくれる業者さんがいるのですが、それより安い金額を提示できますか?ウチは値段で決めることにしているので、その値段より高いようであれば、お時間を取らせても申し訳ないので。」と説明しました。

すると、2社とも「ウチでは、その金額では無理です。」と、玉砕して帰っていかれました。

  • A社13万円→7万円
  • B社 撤退
  • C社 6万円
  • D社 撤退
  • E社 撤退

3回目の引越見積り

 3回目の引っ越しは、22万円の引っ越し代を10万円に値引きしていただきました。3Kの古いアパートから、購入した3LDKのマンションに引越しの際の話です。

新築マンションの入居には幹事会社がいる

 マンション購入時の引越しは(引っ越し)幹事会社というものがあり、その引越会社が全ての世帯の入居日時を調整します。新築マンション入居時は、一気に百世帯以上が入居をするので、その全ての引っ越し日時を仕切る幹事会社が必要となります。

 マンション購入時の登録会では当たり前のように引越し幹事会社のブースがあり、そこに案内されるので、指定業者だと勘違いされる方もいらっしゃるかもしれません。ですが、実は幹事会社以外の引っ越し会社を利用しても全く問題はないのです。

 ですから、我が家はいつもの通りインターネットから、引越しの一括見積もりに申し込みました。ですが、運悪く、マンションの引渡しが3月後半、つまり引越しの繁忙期で、引越しの料金は2~3倍に膨れあがっている時期でした。

 もしかしたら早割のようなものがあるかもしれないと、3月に引っ越すにも関わらず、1月あたりに一度一括見積もりに申しこんでみました。ですが、時期が早すぎたようで、1社しか連絡が来ませんでした。

3月よりも4月の中旬がはるかに引越し料金が安い

 ただ、その電話でマンション購入の際に幹事会社で引越しをしなくてもよいこと、3月は引越し料金が3倍に跳ね上がるので、賃貸料金を1ヶ月分払ってでも4月に引越ししたほうがよいということを教えていただきました。

 その話を聞き、「それなら賃貸の家賃の区切りがいい4月末に引っ越そうかしら…」と話すと、4月も下旬になると移動が多いので、中旬のほうが安く済むということまで教えてもらえました。この情報を手に入れることができたのは非常にラッキーでした。

 そして、2月の中旬にまたインターネットから一括見積もりに申し込みました。今度は4社から立て続けに連絡がありました。

 一番最初に来たのが幹事会社だったのもラッキーでした。新築マンション購入時の引越しは2時間おきといった短い時間で各世帯が入居していくので、遅れを出すわけにはいかない。だから通常2人のところ、3人で作業しますとのこと。

 そしてお値段は22万円。ですが、いつものごとく、他社さんの見積もりを見てから考えますと保留にしたところ、営業マンが上司に電話をかけて、「どうも、こちらのお客様は幹事会社に一任ということではないそうで…」と、調整を始めました。

 幹事会社とは、入居日時の変更ができる立場の引っ越し会社。当初昼間を想定していた作業順番を、後がつかえても大丈夫なように夜間に変更して、作業人数を3人から2人に減らしてくれました。

 

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交渉できる要素は全て話す

 さらに、その幹事会社に「以前の住居からここに引越して来るときは6万円でやってもらって、その時と荷物の量は変わっていません。」とも伝えました。そして、最終的に出た金額が12万円。当初、幹事会社が出した22万円の費用が、様々な調整をしてくれて、12万まで下がったのです。

 それでも、保留してB社に来てもらったら、「ウチはこの金額では無理です。」と、帰っていきました。そして、10万円も下がったのだからもういいか、とC社、D社に「12万でやってくれるところがあるのですが、それよりお値引きできますか?」と電話で連絡しました。

 繁忙期なので、撤退するかもしれない業者さんに、わざわざ来ていただくのは気が引けたので電話でお値段を聞いてみたのです。そうすると、D社が「もっと安くできるかもしれません。」と、食い下がってきました。そして、我が家に家財の量を見に来て、10万円を提示してくれました。

 D社は本社が我が家と同じ県内にある、地元の中堅引越し業者。そのほかの業者が全て大手だったのに、最安値をたたきだしたのが地元の業者というのには、少し驚きました。

  • A社 22万円→12万円
  • B社 撤退
  • C社 撤退
  • D社 10万円

 以上が引越し代金を12万円値引きしてもらった具体例です。

まとめ

 交渉というのは大切です。「相見積もり(=あいみつ)」をとって1円でも安い業者に頼みますと正直に伝えれば、業者さんも色々と調整して最安値を提示してくれます。みなさんも引っ越しの際は、一括見積をとって、一番安くしてくれる業者さんを探してみてはいかがでしょうか。

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