- 検診で検便に問題が…
- 母が大腸がんステージⅢだったのでヒヤヒヤ
- 大腸がんの内視鏡検査へ
- 一度ポリープが見つかると追跡検査が必要に
- 1年後の追跡検査でもポリープが見つかる
- 内視鏡検査でのポリープ除去は保険がおりる
- まとめ
2020年に甲状腺がんを患い、甲状腺を摘出する手術を行いまいました。早期発見だったため、大事には至らなかったのですが、10年間は再発、転移の可能性があるので、半年ごとに経過観察の通院を続けなければなりません。
検診で検便に問題が…
私は毎年、夫の会社の健康保険組合の健康診断を受けているのですが、2020年の検診で、検便で悪い結果が出てしまったようで、大腸の精密検査に行くよう指示がありました。
私が受けた検便は、このような一般的なものでした。
母が大腸がんステージⅢだったのでヒヤヒヤ
私の母は乳がんで亡くなったのですが、乳がんで入院中にステージⅢの大腸がんも見つかりました。母は手術で大腸がんを摘出しましたが、母が手術を受けた病院は術後説明の際に、摘出したがんのかたまりを家族に見せながら説明する病院でした。母の大腸がんは手の小さな女性の握りこぶしくらいの大きさがあって、がんのつぶつぶの細胞がまるでザクロの断面のようでした。
がんは遺伝の要素もかなりあると聞いたことがありますし、あのザクロの断面のような大腸がんを見たことのある私としては、私もとうとう遺伝で大腸がんになったのかとヒヤヒヤでした。
大腸がんの内視鏡検査へ
2020年10月10日に肛門科に内視鏡検査に行きました。内視鏡検査の詳しい内容はまた別記事で書くとして、結果としては、小さなポリープが見つかり、その場で内視鏡のワイヤーで切り取る処置をしました。
そのポリープががんかどうかは組織検査に出してみないと分からないとのこと。さらに、その組織検査の結果が出るのは2週間後とのことでした。ですから、大腸内視鏡検査+ポリープ切除の2週間後に結果を聞きに行きました。
すると、私のポリープは癌化の可能性を5段階評価にすると3という値だという説明を受けました。ほおっておいたら癌になった可能性が60%ということでしょうか。何はともあれ、今回も早期発見で良かったと思いました。
一度ポリープが見つかると追跡検査が必要に
私が内視鏡検査を受けた病院では、一度ポリープが見つかると次の年も追跡検査をするという方針で、一年後にはがきで追跡検査の案内が届きました。
私は胃にも良性のポリープがあるのですが、ある医師が言うには「胃のポリープは問題ないことが多いが、大腸のポリープは危険なことが多い。」とのことでした。
私の場合は母が大腸がんだったこともあり、遺伝的な意味でも定期的に大腸の内視鏡検査をした方がよさそうです。
1年後の追跡検査でもポリープが見つかる
2021年11月4日に再び内視鏡検査を受けました。私は内視鏡の映像を見ながら検査をしたいタイプの人間なので、意識がもうろうとする鎮静剤は打たずに検査に挑むタイプです。
内視鏡検査を始めたところ、開始直後すぐに画面にこのようなポリープが見えました。
検査終了後に、このようなポリープが写真に写っているにも関わらず、何の説明もなく、「問題ないです。良かったですね。」と、帰されてしまいました。
これだけはっきり画像に写っているにも関わらず、「問題ない」というのだから、良性のポリープなのかな?と思いながら、その時は帰途につきました。
ですが、家に帰ると「問題ないとは言われたけど、確かにポリープがあったよなぁ。」と気になって気になって仕方なくなりました。でも、あれだけはっきり写っていて「問題ない」と言われたのだから、問題ないのだろう、ポリープについて一切触れなかったけど、まさか見落としてはいないだろうか?と、悶々としていました。
あまりに気になるのでインターネットなどで調べたりしたのですが、何も分からず、結局1週間後に検査をした病院に電話で問い合わせてみました。
「内視鏡検査の時に突起物が見えたのですが、あれは何だったのでしょうか?」と医師に電話で尋ねると、医師は何のことか分からないようだったので、「入り口を入ってすぐのあたりに、突起物が見えたのですが…」と説明すると、「ああ、肛門ポリープですね。これは大腸ポリープではなく、肛門ポリープなので問題ないです。」とのこと。
タイトルでは「ポリープがあるのに…」と書いてしまいましたが、ポリープは確実にあるのですが、そのポリープがある場所が、大腸ではなく肛門付近だったようです。
患者には専門的なことは分からないだろうから、問題があるかないかだけ報告すればいいだろうという医師の考えも分からなくはありませんが、やはり、ポリープが目に見えてある状態なら、なんのポリープかくらいは検査後の説明で話してほしかったと思いました。
内視鏡検査でのポリープ除去は保険がおりる
昨年の内視鏡検査で大腸ポリープが見つかり、その場でワイヤーで焼き切る処置をうけました。
私は医療保険に入っているのですが、もしかしたらこの処置でも保険が下りないか、保険会社に問い合わせたところ、日帰り手術の扱いになり保険がおりるとのこと。実際にかかった費用は2万円程度でしたが、保険で8万円おりたので、ずいぶんと得をしてしまいました。
まとめ
検診の検便で引っかかり、早めに内視鏡検査に行ったことで、癌化するかもしれないポリープを早期発見で切除することができました。ほおっておいたら、母のように進んだ癌になっていたかもしれません。検診で「要精密検査」と指示があった場合は、どんなに忙しくても時間を作って精密検査に行きましょう。生きていてこそのものだねですから。
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