卵を落として割れた
皆さん、買い物の際に重いもの硬くてつぶれそうにないものをバッグの下のほうに入れて、割れたりつぶれたりしやすい卵や豆腐を一番上に詰めると思います。
私も今日、買い物に行き、一番最後に卵をバッグの一番上に乗せ、自転車でスーパーから帰ろうとしていました。その時、自転車が予期せぬ方向に傾いて、卵が飛んでいってしまいました。
落とした卵の様子がこちらです。飛んで行ったくらい激しく地面に打ち付けられたので一部の卵の殻は粉々になっています。家に帰って処理をすると、無事だった卵は4個だけでした。
割れた卵はどうする?
我が家では割れた卵も火を通して食べてしまいます。ですが、落として割れた卵は殻と混ざってしまっているので、まずは卵を殻を分けるところから始めなければいけません。
我が家では、まずは割れていない卵を探し、取り出して、目に見える汚れを軽くふき取り冷蔵庫で普通通り保管しました。問題は割れた卵です。割れた卵は、見える範囲で割れた殻を取り除いておきました。その上で、ボウルの上にザルを乗せたものを用意しました。
そして、パックに残っている卵液をザルでこしました。これで、小さな殻のかけらまで取り除くことができ、卵液が使えるようになりました。
我が家ではこの卵液をすぐに鶏ガラスープの素で味付けし、いり卵にしました。
割れた卵の食べ方
一般に流通している卵の殻のほとんどは洗卵され、殺菌処理されているので割れたものでも、かき集めて食べることができます。ですが、卵には食中毒の原因となるサルモネラ菌が繁殖しやすいのも事実です。卵のサルモネラ菌は10℃以下の環境ではほとんど増殖しないため、割れた卵は冷蔵保存が必須です。 完全に割れてしまった卵は、中身を器にうつしてラップをかけて冷蔵庫で保存しましょう。
ただし、卵は殻が割れて中身が空気に触れた瞬間から、雑菌が繁殖しやすい状態になります。 ですから、割れたり、ヒビが入った卵は必ず当日中に加熱調理して、雑菌を除去してしまうことが大切です。また、殻が割れたりヒビが入ったりした卵は上記のとおり雑菌が繁殖しやすいため、賞味期限内であっても生で食べることは避けてください。
割れた卵の消費期限
割れてしまった卵の消費期限は割れたその日のうちです。ですが、もう今日のおかずは用意してあるので、今日は卵を使わないということもありますよね。そんな時は、煎り卵や玉子焼きなど加熱調理する料理を作って、冷蔵保存、または冷凍保存することをオススメします。
加熱調理した後の卵なら冷蔵庫で2~3日は日持ちしますし、冷凍なら、少し硬くなりますが数週間は日持ちします。冷凍保存で硬くなるのをおさえるには、卵焼きなどを作る際にマヨネーズを入れて作るのがおすすめです。マヨネーズの脂分が卵が冷凍でパサつくの防いでくれます。
割れていない卵の処理方法
卵を落としてしまった際に、割れてしまった卵と、割れていない卵が出てくると思います。ここで大切なのが、無事に割れずに助かった卵の扱いです。
卵パックを落とすと、割れていない卵にも割れた卵の卵液が付いてしまいますから、洗ってしまいたくなるものです。ですが、実は卵は洗ってはいけないのです。
卵はにわとりから生み出される過程で殻の外側に汚れやサルモネラ菌やカンピロバクターなどの菌がついてしまうことがあります。そのため、スーパーなどで流通している卵は、殻の表面に殺菌処分が施されます。ですからスーパーで販売されている卵は元々洗う必要はありません。
それどころか、卵の殻の表面には無数の微細な「気孔」という穴が、1個につき約数千~1万前後開いおり、水で洗うと、水と一緒に雑菌が卵の中に侵入する可能性があると指摘されています。ですから、卵は「洗う必要がない」のではなく、雑菌が繁殖する可能性が高まるので「洗ってはいけない」のです。
また、直売所などで販売されているような洗浄していない卵は殻の表面に汚れや菌が付着している可能性はありますが、卵の中身は元来殻によって安全に守られた状態となっています。これは、卵の殻の表面を覆っている「クチクラ」という層が中に菌が入り込まないよう保護しているからです。
ただし、このクチクラは水で洗ったり強くこすったりすると簡単にはがれてしまうため、菌などが付着した状態の卵を水で洗うと殻のなかに菌が入り込んでしまう可能性があります。
卵についた汚れが気になる場合、水洗いをするのではなくやわらかい布やキッチンペーパーなどで軽く拭く程度にとどめておくことが大切です。強くこすると、上記のクチクラがはがれてしまいますし、水で洗うと「気孔」から卵の中身に雑菌が進入してしまう恐れがあるからです。
まとめ
割れた卵を食べる際の注意点は以下の通りです。
- 当日中に食べる
- 加熱調理して食べる
- 割れていない卵は水で洗わず、軽く拭いて汚れを落とす
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