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50代、精神疾患持ちのシニア主婦ブログ。

母国語を忘れる瞬間・日本語を話さないと日本語を忘れるお話

 

外国に住んでも外国語を話す気のない人々

 私は若い頃に、ワーキングホリーデービザで1年間オーストラリアのシドニーに住んでいました。

 ワーキングホリデービザで日本に訪れる若者達の中には、英語を勉強する気満々の人もいれば、英語を全く話す気のない人もいました。

 シドニーで言えば、当時はボンダイビーチ、ノースと呼ばれる地域に日本人街がありました。そこには、日本食レストランが立ち並び、日本食スーパー、日本の雑誌やレンタルビデオが並んでいるレンタルショップなどもあり、英語を話さずに済む地域が存在していました。

 ですから、例えば、趣味がサーフィンで、「俺はオーストラリアにサーフィンをしにオーストラリアに来たから、英語を勉強する気はさらさらない。俺がやりたいのはサーフィンで、英語ではない。」といった考えの人達も存在していたのです。

 また、英語が話せずオーストラリアに来て「オーストラリアはつまんない。日本のほうが面白いから、日本に帰る。」と、1年間のワーホリビザを取得したにも関わらず、2週間で日本に帰った子もいました。

 実際には、シドニーは移民の街なので、チャイナタウン、韓国人街、イタリア人街、ギリシャ人街など多種多彩な街があり、他にもショッピング街や夜の音楽ライブなどを楽しめる場所などもたくさんありました。その子は英語が話せないがために、情報収集ができず、シドニーの楽しさを知らずに2週間で日本に帰ってしまったのです。

人間はどれくらい使わないと母語を忘れるのか?

 私は、1年しかオーストラリアに住んでいませんが、たった1年でも日本語の単語を少しずつ忘れていっていました。

 上記のように、日本人が集まる日本人街に住んでいれば、日本語を使う機会も多く、日本語を忘れることもなかったのでしょうが、私が当時住んでいたのは、オーストラリア人のネイティブばかりが住む街で、私が知る限り、その町には日本人は私を含めて3人しか住んでいませんでした。

 私はあまり英語が堪能ではなく、どちらかといえばサバイバルイングリッシュなので、なんとかかんとか英語を話していたほうでしたが、それでも、少しずつ日本語を忘れていっていました。

「しいたけ」という単語がどうしても出てこない

 ある時、シドニーで日本人の友達と日本語で話していたのですが、「しいたけ」という単語がどうしても出てこないことがありました。当時、オーストラリアの私の居住区近くでは「しいたけ」というきのこは販売されておらず、きのこと言えばマッシュルームしかありませんでした。そんな状況の中で、私が日本人の友達に「しいたけが食べたい。」と言いたくなったのです。

 ですが、しいたけの色や形は鮮明に覚えているのに「しいたけ」という日本語の単語がどうしても思い出せないのです。ですから、話し相手の日本人に、「ほら、日本のきのこで、マッシュルームより大きくて平べったいやつ!こげ茶色でひらべったい、あの日本のマッシュルーム、日本語でなんていうんだっけ!?」と必死に説明するのですが、その日本人の友達も「分からない。」といって、結局、伝わらずじまいでした。

1年日本を離れると単語を少しずつ忘れる

 1年、日本を離れたぐらいでは、日本語を完璧に忘れるということはありませんでした。外国にも日本人コミュニティがありますので、案外とそういったところで日本語を話していましたから、余計に忘れるということはありませんでした。

 ですが、例えば上記の「しいたけ」のように、住んでいる土地に存在しない日本の食べ物や道具の名前などは忘れてしまうことがありました。

まとめ

 このブログを読んでくださっている方々にも、今現在、外国に在住している方や、外国に居住した経験のある方がいらっしゃるようです。みなさんも、外国居住時に日本語を忘れてしまったことはありませんか?よかったら、コメント欄などで、体験談を教えてください。

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