良質節約生活 100万円/1年

50代、精神疾患持ちのシニア主婦ブログ。

お金が紙くずになる時代が近いかも

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    ■情報源は意外と身近にある 私が株を始めた当時でも、資産運用をしている人は最低限の経済・金融の知識があり、一般紙を数紙と日本経済新聞を毎日読み、ネットのない時代ですから会社四季報という会社情報誌を買ってリサーチをし、あとは人脈で情報を得るという程度のことはしていました。私にとって一番有力な情報は、人脈からの情報でした。「ウチの会社今、業績伸びてるから自社株を買ったんだ。」とか、「ウチの社長は志が高いから、人から信用される。」というような具体的な銘柄の情報から、政治・経済・金融・世界情勢などの知識はほとんど人脈から入ってきていました。(インターネットが普及していなかった時代だったので) むかしは大金がないと投資はできなかったので、みんな非常に慎重に情報収集をしていました。それでも損をしたり、最悪借金までして投資し、生活保護になってしまった人までいました。今は、誰でも気軽に少額から投資をできるようになったぶん情報収集をせずに損をする人が増えているように感じます。 ■伝説は、しょせん伝説にすぎない 元手100万を2億にした「伝説のトレーダー」なんていうのもいましたが、そういう人はまずパソコン4台くらいを並べて、一日中、ごはんとお風呂とトイレの時間以外は寝る時間も惜しんで株価を追っているような人です。そして、その時も、とある企業が桁の入力を間違えた誤発注の一瞬を捉えた、本当に数十年(数百年?)に一瞬あるかないかの出来事でした。つまり「伝説」と言われるくらい、そんなに儲かることはないということです。 もとの投資額が数十万程度なら、最悪、半分以下に減っても数十万の損失で済みますが、損を取り戻そうと、そこで投資をやめないともっと大きな損失を出すことにもなりかねません。 ■損をしたくない人ほど、損をする 私はギャンブルをやらないのですが、ギャンブルで大損する人は、「ここまで儲かったからもっと儲けたい。」とか、「ここまで損をしてしまったから、損を取り戻すまではやめたくない。」と引き時を決断できない人だそうです。私自身も、私の周囲でもそうですが、暴落しそうな銘柄は大暴落する前のちょっと損をしている段階で売るというのが、長年投資をしている人たちの常識でもあります。どっかの銘柄である程度儲けて、どっかの銘柄である程度損失を抑えてプラスマイナスをプラスにするというのが投資の常識で、一般にいう「リスク分散」というものです。逆にいうと、絶対に1円も損をしたくないという人は「損をしたら取り戻せるまで引くことができない。」という、資産運用で大損をする典型的なタイプなので投資はやめておいたほうがいいでしょう。 元手が少ない人は、ある程度損をした段階で「自分は投資に向いていない。」と割り切って、自分のお金を稼ぐ能力を高めるために資格を取るなどの、自分への投資に切り替えたほうが絶対に安全で確実です。株で失敗した損失は確定申告で「雑損」として計上して控除できる場合もあるので、それで控除してもらって高い授業料だったとけどいい勉強になったとあきらめましょう。 ■お金で安心は買えない 私自身も投資は東京オリンピックが始まる前までと思っているので、その後の収入確保のために管理栄養士の資格を目指しています。現在の世界の金融事情は、いつ、お金が紙くず同然になってもおかしくないくらい不安定です。最近、財政破綻した国はアルゼンチン、ギリシャアイスランドなどが有名ですが、実は日本でも人口が少なく経済が活発でない都道府県、市町村が次々と財政破綻しています。私がよく覚えているのは「夕張市」の財政破綻。その頃、ワイドショーでもニュースでも、ず~~っと夕張市財政破綻のことばっかりやっていたので、すごく覚えています。日本の人口は1億3000万から4000万人まで減ると予測されています。人口が1/3以下に減るわけですから、経済や金融も劇的に変わるのは必然的で、今現在一個100円のパンが一個1億円になるようなスーパーインフレがきてもおかしくないくらい日本の財政は危機的状態。 国内で財政破綻した地方自治団体は下記のURLでご覧になれます。 http://ichiranya.com/politics_economy/033-fiscal_bankruptc.php 私が管理栄養士になるためには数百万かかりますが、これは自分自信、しいては家族全体の利益への投資になると夫婦ともども認識していますし、歳をとっても条件を選ばなければ確実に収入を得られる国家資格なので夫も協力的です。日本が財政破綻したり、人口が減って治安が悪くなったりしたら外国への移住も考えているので、やはりどこの国でも通用する専門的知識を身につけたいです。私の周りでは、このままでは老後の生活が危ないと30代・40代で看護師・介護福祉士の学校に行ったり、薬剤師のような国家資格を取るために大学に行ったりする女性が増えています。自分のお金で行く人もいますし、親や親せきに借金していく人もいます。親友は40歳を前にして、社会福祉士(福祉系大学卒業なので受験資格は、すでに持っている人です。)になるべく、介護の世界に飛び込みました。これは私と同じように世界の金融の体制が崩れ、お金に価値がなくなることを不安視した動きだと思います。投資をしながら金融が信用できないというのは矛盾した話ですが、まあ今は投資にはいい時期ですが、将来的には世界の金融事情はどうなるか分からないという意味です。