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【手作り・自家製】干し椎茸(しいたけ)の作り方と保存方法

 

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 我が家では干し椎茸は手作りしています。私の干し椎茸作りの知識を書き留めておきますので参考にしていただければ嬉しいです。

干し椎茸は高い

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 私は干し椎茸から出る「おだし」の味が大好きなので、シチューにまで干し椎茸を入れています。ですが、スーパーなどで見ると干し椎茸ってけっこう高いですよね。

 干し椎茸の値段の高さが気になってしまった私は、「干し椎茸ってその名前の通り、しいたけを干せば作れるんじゃない?」と気づいてしまいました。

 そこから私の干し椎茸づくりが始まりました。

 干し椎茸を手作りし始めて、初めて「何故干ししいたけがあんなにも高いのか。」ということに気づきました。椎茸を干すと、ものすごくちぢみます。しいたけの水分が抜けるとそのかさが1/4くらいに減ってしまうのです。少しの干椎茸を作るには、たくさんの生椎茸は必要なんだ…と気づいたわけです。

 1gの干し椎茸を水で戻すと、水を含んだ重さは4.5gになると聞いたことがあります。生椎茸から干しシイタケを作る際は逆に1/4の重さになると考えれば、とっても分かりやすいお話ですよね。

 さてここからは干し椎茸の簡単な作り方を書いてゆきたいと思いますので、ご興味のおありのかたは是非作ってみてください。

簡単な干し椎茸の作り方

  1. 椎茸を薄切りにする。
  2. ざるにまんべんなく広げる。
  3. 風通しが良く、雨のしのげる屋根のある場所に干す。
  4. 水分が抜けちぢんできたら、重なっている部分がなくなるように広げる。

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 私が思う一番簡単な干し椎茸の作り方は、薄切りにしてから天日で干す作り方です。冬は湿度が低く乾燥しているので早ければ1日で干し椎茸が出来上がります。

 4の工程の重なっている部分がなくなるように広げるというのは、1mmも重なっていてはいけないというほど神経質に考える必要はなく、乾き残りがない程度に広げれば大丈夫です。

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 この写真の左上のほうの椎茸も少し重なっていますが、これくらいの重なりなら、乾き残りができて、カビが生えるというようなことは起こりません。

薄切り干し椎茸のメリット

 生椎茸を薄切りにして干すと、早ければ1日干すだけで干ししいたけが出来てしまいます。私は薄切り干し椎茸しか作ったことがないので、丸ごとの干し椎茸を作るにはどれくらいの日数干す必要があるのかは知りません。ですが、干し椎茸に限らず乾物を作る際は早めに乾かさないと、腐敗やカビの原因になるので初心者には短時間で作れる「薄切り干し椎茸」がおすすめです。

 干しあがるまでの時間が早いだけでなく、調理に使う際も戻し時間が非常に短くてすんだり、調理法によっては水で戻す必要がなかったりします。上に写真を載せたシチューも水で戻さずに干しシイタケをパラパラっと散らして作っています。

干し椎茸作りに向いている季節は冬

 冬は湿度が低く、空気がが乾燥しているため外で干し椎茸をを干すには最適の季節です。逆に4月~6月の湿度の高くなりやすく雨の多い季節は干し椎茸作りには向きません。

 ただし、上記の通り薄切り干し椎茸なら1日で干し上げることができるので湿度の低い日、雨の降っていない日に干してしまえば、1年中作ることができます。

 丸ごとの椎茸を干し椎茸にするには数日間干す必要があるので、その間に雨が降ったり、湿度の高い日があったりすると、乾きが悪くなり茶色い干し椎茸に仕上がったりします。

 天気予報の「洗濯予報」などで、「明日は乾燥するので洗濯物が乾きやすいでしょう。」なんて言われている日を狙って椎茸を干すと、失敗が少ないと思います。

椎茸を室内で干してもいいの?

 冬に加湿器などを使っておらず室内が乾燥している場合は室内で干しても干し椎茸を作ることはできます。また、電子レンジで椎茸を乾かす作り方もあります。

 ですが、室内で干すと外の日光や風に当てるよりも乾き方が遅くなり、乾くのに時間がかかると白い肉の部分が白い干し椎茸ではなく、茶色い干し椎茸になってしまう場合があります。

 また、しいたけは日光に干すことによってビタミンDが増加し、栄養価が上がると言われていますが、室内干しでは日光があまり当たらないのでビタミンDの増加は見込めません。レンジで乾燥させる場合もビタミンDの増加は見込めないので天日干しのほうがおすすめです。

干し椎茸作りの道具

 私が使っている乾物作りのザルと、インターネットで多く紹介されている乾物用の道具をご紹介してみたいと思います。

ニトリのステンレス浅型メッシュザルN

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私が干し椎茸作りに使っているザルは、ニトリさんの

  • ステンレス浅型メッシュザルN(29cm)
  • 商品コード 8979259

という商品です。

竹製のザル

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 インターネットなどで調べると、このような竹のザルで干している画像もたくさん見つかりましたが、ニトリのザルのほうが網目が細かく多いので風が良く通り早く乾く気がしたので、ニトリのザルを使って干しています。

 また、竹製品は梅雨時期などには湿気でカビが生えたりしやすいので、菌に強いステンレス製のザルを使うほうが私としては安全な気がしています。

乾物ネット

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 一度に大量の乾物を作る方はこのような乾物ネットを使っているようです。この商品は「乾物ネット」「干し網」「干しかご」「干し野菜ネット」「野菜干しネット」などの様々な名前で販売されているので、少し検索がむつかしいかもしれません。

 実はこのようなネットは「干物用ネット」という名前でも販売されていて、この場合の「干物」というのは食べ物のことではなく、洗濯物のことなんですよね。こういった形状のかごは、セーターなどを吊るして干すと伸びて型崩れしてしまので、畳んだ状態で干すための商品でもあったりするのです。

 1段の吊るしネットで良ければ「野菜干しネット」という商品名で100均(ダイソー)さんで販売されているようです。

 風に飛ばされたり、虫や鳥に食べられないという点では非常に良い商品だと思いますが、食器用洗剤でスポンジで洗うべきか、洗濯するべきか、衛生面での扱いがいまいち良く分かっていないので、私はまだこういった商品は使ったことはありません。

干し椎茸作りの失敗例

  • 椎茸が黒くなってしまった
  • 椎茸にカビが生えてしまった

 風通しが悪く湿度の高い季節屋内で椎茸を干すと、いつまでたっても乾燥せず椎茸が黒くなって腐敗してしまいます。この失敗を防ぐには湿度の低い季節や場所、風通しの良い場所を選んで椎茸を干すことが大切です。

 二つ目のカビが生えてしまう失敗例も干す季節や環境が悪く、椎茸が乾燥するのに時間がかかりすぎた、あるいは乾燥しなかったことが原因です。椎茸に生えるカビのほとんどは青かびです。椎茸が黒くなったり青くなったりした場合は残念ながら食べることはできませんので、廃棄するしかありません。

手作り干し椎茸の保存方法

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 手作り干し椎茸だからといって既成品の干し椎茸と保存方法が変わるということはありません。

 既製品の干し椎茸と同様に密閉容器に乾燥材と一緒に入れておくだけです。ちなみに我が家では、海苔(のり)の袋に入っていた乾燥材を手作り干し椎茸の缶に一緒に入れています。

まとめ

 スーパーで買おうとすると少しの量でびっくりするようなお値段の干し椎茸。自宅で作ればとても簡単に割安に作れるので、ぜひお試しください。

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