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50代、精神疾患持ちのシニア主婦ブログ。

見捨てる勇気と次を探す勇気

たぶん2014年に書いたのかな?

 

■見捨ててくれた人たち

 

 私自身は20代後半から、はっきり言うと精神も体も病んで、親は片方生きてたけど、病んでることは一切言わず、オンボロアパートで一人で勝手に死にかけてました。血縁以上に世話を焼いてくれた友達。お金を何万円か「お見舞い金」として、何回も置いていってくれた友達。一時期、身の回りの世話をしてくれた友達。

 

 いろんな人がいましたが、最終的には 「かわいそうで見ていられない。」とか、「自分じゃ責任持てない。」とか そういう理由で、私を見捨てた人も少なくありませんでした。 でも「見捨てられた側」から言わせてもらえると、そういう人達をうらんでいるかといば、うらんでいません。むしろ、人生のうちの半年でも、1年でも、助けてくれたことは一生感謝したまま死ぬと思います。

 

タバコをふかす

■縁を切られたが、私も切った

 私が精神的に病んでいたり、物を知らなかったがために、おかしな言動をしたから、縁を切られたケースもあったと思います。今思い返せば。でも、先方が精神的に病んでいたり、性格破綻だったり、借金を申し込んできたりした場合もこちらから縁を切ったので、お互い様かな?と最近は思う。

 

 好きで好きで今でも思い出す彼氏は最後まで、私を守りたいから結婚したいと、長~~間、詰め寄ってくれた。でも、私は、こんな状態の私ではあなたの足を引っ張ることしか出来ない。子供も生めない。生んだとしても育てられないと、結婚を拒み続けて、彼のほうから、勇気をしぼってしぼってしぼりきって私と縁を切ってくれました。

 

 私も、分かっていたけどさみしくて一回だけ、電話をかけてしまいました。 「さみしくて…でんわしちゃった…」と言う私に 「用がないならきるよ。」と、愛する彼は言ってくれた。 そうでも言われないと、私はいつまでも彼にすがりつくくせに結婚はしないという、誰も幸せになれない状態を作っていたかもしれない。

 

 その元彼には、ステキな女性と結婚していて、何人かの子供がいて笑っていて欲しい。捨てられた側の私は、そう思っています。そして、その後、私が狂ったとしても、私が死んだとしても、それは彼のせいでも私自身のせいでもない。天から与えられた運命だった、と思います。そして、今現在、狂いもせず死にもせず生きてるのも運命。

 

■見捨てられて当たり前なのに…

 見捨てられて当然の生き方をしていたのに、一部の人たちは私を見捨てなった。そして、今でも友達でいてくれる人もいる。そういう人たちに私は頭があがらない。今でも。

 

 私、アホなんで、何を言われても仕方ないという自覚はある。夫に捨てられても仕方ないという自覚もね。だけど、夫が私を捨てる場合は、新しい彼女とか妻ができてからにして欲しい。

 

 「古い靴を脱ぎ捨てる時は、新しい靴がないと足が痛くて前へ歩けない」から。古い家族・友達・恋人を捨てる時は、新しい家族・友達・恋人がいたほうが、苦しみが小さいことは確か。子供が親を捨てるときは「結婚」と言う形で、次の「家族」を作ってから捨てる。だから、間違った考えではないはずです。

 

 捨てられることは確かにつらい。でも、捨てる側はもっとつらい。 物が分かる側のほうがつらいんです。いつの世も、どんな関係性でも。だから、罪悪感を持たないで欲しい、美しい過去や辛すぎて受け入れがい過去は一旦横において「今」を見て欲しい。だって、生きている以上は「今日」や「未来」があるんだから…

 

 そこを向いて生きないと、苦しいんです。ほんとに…夫にも私が認知症になって、ものが分からなくなったら「捨てないで~」と泣きつくかもしれないが、捨てろ!と言い聞かせてます。「捨てないで~」と言う私は、もはや今の私ではない、別人だ。だから関係ない、捨てろ!と。

 

 

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 ■男は新しい彼女を作るのに女は作らない

 

 女性は子供の気持ちを考えたり、貞操観念が強すぎたりして、新しい男を作らない人が多い。そういう女性に私はいつも「彼氏を作ったら?」と言います。60代でも70代でも彼氏がいる人は笑ってたり、恋に苦しんでいたりして、なんだか人生を謳歌してたりします。私も40を過ぎて、若い男をだまくらかしてかせぎを取り上げてる派。こんなおっさんみたいなオバサンと結婚してくれるうっかりした夫でよかった。(ワタクシ40をとうにすぎてからの初婚です。)

 

 新しい靴をはいてくれたら、もっと人生が輝いて社会にも貢献できるのに… これほど優秀なんだから、男にみついでもらえばいいのに… 人生に落胆してるなら、若くて人柄のいい男にみついで可愛がってもらえばいいのに… と思える中高年の女性も多いです。愛する夫をなくした人は、特にね。。

 

 ちなみに夫を愛してない妻は、夫の葬式ではさすがに感情がこみあげて泣きますが あっという間に、ケロっとしてます。これはこれで幸せかも…と思う現実。

 

 瀬戸内寂聴さんも同じことを言ってますし、デヴィ婦人も70歳をとうにすぎてから 「ワタクシ、(恋愛と性は)現役ですから、おほほほほ」と笑っていました。 やはり、中高年の女性たちが新しいパートナーと新しい人生を送るというのは、子供と貞操観念が「壁」かな… こういうことに興味がある方は「楢山節考(ならやまぶしこう)」という映画を見てください。私の能力じゃ説明しきれん。。 

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