三笠ホテルカレーとは
三笠ホテルは1906(明治39)年に実業家である山本直良によって創業されました。残念ながら、1970(昭和45)年に営業を終了してしまいましたが、1980(昭和55)年に国の重要文化財に指定されることとなりました。(現在は耐震補強を含む大規模保存修理工事が行われており、公開はされていません。)
「軽井沢の鹿鳴館」と呼ばれ、渋沢栄一、有島武郎、近衛文磨、大隈重信など、多くの政治家、財界人、文化人に親しまれた純西洋風建築のホテル、それが三笠ホテルなのです。
そんな日本でも超重要人物とされる人々がこよなく愛したカレー、それが三笠ホテルカレーでした。
元々は三笠ホテルでのみ提供されていたカレーですが、現在では各飲食店が各々にアレンジを加えた「三笠ホテルカレー」を提供しており、軽井沢の名物として広がりを見せているようです。
レストランぱおむの外観
軽井沢銀座商店会に入ってすぐあたり、トリックアート軽井沢の隣、軽井沢フードギャラリーの2階に「レストランぱおむ」はあります。
レストランぱおむの入り口に続く階段です。南ヨーロッパ風でとてもおしゃれな佇まいです。
2階の店舗入り口も南ヨーロッパ風で、美味しい料理が食べられそうな予感がしてきます。
レストランぱおむの予約
予約は11時からと、11時30分の時間帯のみの受付です。私達夫婦は10時30分くらいに当日予約を入れることができました。
私達夫婦がぱおむに到着した11時30分には、もうすでに1席しか空いていない状態でした。混雑することを見込んで、11時の開店時間に入店していたお客さんもかなりいたようです。
私達夫婦が料理の提供を待っている間にも次々とお客さんが入ってきて、空席待ちをしていたので、つくづく予約を入れておいて良かったと思いました。
レストランぱおむの店内
お店に入ってすぐ左側には、空席待ち用の椅子が用意されていました。それほど人気店であるという証拠でしょう。
店内はレトロなインテリアで装飾してあり、各々のテーブルがかなり広めなので、ゆったりと食事することができます。背面から撮った写真なので分かりにくいかもしれませんが、グラスの横にウォーターサーバーが設置してあり、水はセルフサービスでつぐシステムでした。
私達の予約席はこちらの席でした。かなり広々としています。
サッシの外にはテラス席もあり、12時近くになるとテラス席も満席になってしまいました。座り心地が良いとは言えない折り畳み式の補助席もあるテラス席で、しかも8月の熱気の中で、ぱおむの食事が食べたいと入ってくるお客さんがいるのには驚きでした。
また、テラス席は犬同伴OKのようで、犬を連れたお客さんがテラス席を利用していました。軽井沢は別荘地なので、犬を連れて別荘地に避暑に来ている方たちが多いのか、道を歩いていても犬を連れている人がかなりの人数いました。
レストランぱおむのランチメニュー
レストランぱおむのランチメニューはシンプルで4種類のみでした。
- 三笠ホテルカレー 1650円
- カレートッピング/信州太郎ぽーくロースカツ 890円
- ハッシュドビーフ 1760円
- 本日のパスタ 1800円
- ステーキフリット 3960円
全てスープ・サラダ付きです。
ランチ以外にもアラカルトメニューも頼めます。私達夫婦はランチを頼みましたが、アラカルトを頼みながらお酒を楽しんでいるファミリーもいたので、アラカルトで色んな料理を少しずつつまみながら一杯やるのも良いかもしれません。
レストランぱおむの三笠ホテルカレー
ぱおむのカレーはチキンカレーでカレーポットに入って配膳されてきました。中のチキンはほろほろに柔らかく煮込まれており、カレーは少し水分が多めでサラッとしたカレーでした。スパイスが効いているわりにはあっさりしているカレーです。
メニューに「信州太郎ぽーく」と書いてあったので、信州太郎ぽーくという豚肉を使ったカツレツをトッピングに選びました。
信州太郎ぽーくは「タローファーム株式会社」という会社が飼育している豚の肉です。良質な穀物を含んだ配合飼料で日々気配りをして育てたブランド豚で、臭みがなく、もちもちとした食感が特徴です。
信州太郎ぽーくは、食肉産業展第14回全国銘柄ポーク好感度コンテストで優良賞を受賞したブランド豚でもあります。
ランチセットにはサラダと野菜スープも付いており、野菜スープは固形スープの素を使った簡易的なものではなく、きちんと野菜からブイヨンをとった本格的なスープでした。
ぱおむの三笠ホテルカレーは、ご飯ともとんかつとも相性が良く、両方に付けて食べていたらカレーが足りなくなりそうになりました。スパイスが効いている割には辛すぎず、子供でも食べられそうな味でした。
まとめ
軽井沢名物の三笠ホテルカレーの食べられるレストランぱおむ。お昼時には満席で入れないこともあるので、できることなら予約をしてから足を運ぶことをおすすめします。
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