閉経の前兆・前触れ
今年53歳になるわたくしですが、毎月1ヶ月ごとに順調に来ていた生理が1月は来ませんでした。ああ、私もとうとう閉経か…と覚悟していましたが、20日遅れでしたが生理が来たので、まだ閉経ではありませんでした。
ですが、これまではほぼきっちり1ヶ月ごとに来ていた生理が20日も遅れたこと、今までは5~7日間だった生理期間が3日間に短縮したこと、経血が非常に少なかったことなどから、これは閉経の前兆だと思っています。
閉経の前兆はある人と、ない人がいるらしく、ある時突然ピタッと止まる人もいれば、私のようにこれまでの生理と比べて変化がある人もいるようです。
閉経は何歳?女性の閉経年齢
閉経とは、月経が完全に停止した状態のことを指します。女性の閉経年齢には個人差があり、40代で閉経する人もいれば、56〜57歳ぐらいまで月経がある人もいます。
私が愛読しているシニアブロガーさんは、婦人科の病気のためにホルモン剤を飲んでおり、60歳を過ぎても定期的に生理のような出血があるそうです。そのような特別な例をのぞけば、女性の閉経は遅くても60歳前だと言えます。
閉経の平均年齢
女性の平均的な閉経年齢は50〜51歳ぐらいです。 日本人女性の平均的な閉経年齢は50.5歳だと言われています。
月経がどれくらい来ないと閉経なの?
ピルなどを服用していない、自然の状態で、月経が1年以上来なかった場合に閉経と認定されます。
閉経が早い人は病気
40歳未満で閉経した場合は「早発閉経(早発卵巣不全)」の場合があります。 「早発閉経」とは、何らかの原因で卵子が急激に減少したり、正常に発育しなくなったりする病気ですので、婦人科の受診をおすすめします。
閉経後に気をつけること
女性は、卵巣にある卵胞から女性ホルモンであるエストロゲンが分泌されています。エストロゲンは子宮や乳腺などの女性特有の臓器の他に、脳・皮膚・消化管・肝臓・腎臓・骨に至るまで、様々な臓器に良い影響を及ぼしています。
ですが、閉経することで、体内のエストロゲン活性は閉経前の1/10程度までに低下してしまいます。このことが、女性の体に様々な悪影響を及ぼします。具体的には以下のような症状が起こる可能性があります。
- 自律神経失調症(のぼせ・ほてり・めまい等)
- 精神神経症状(倦怠感・不眠・不安・記憶力低下等)
- 泌尿生殖器の委縮(萎縮性膣炎・性交障害・尿もれ・頻尿等)
- 脂質異常症(動脈硬化・高血圧・脳卒中等)
- 心血管系疾患(心筋梗塞等)
- 骨量減少・骨粗しょう症(骨折等)
- 身体の痛み(肩こり・腰痛・関節痛等)
体内のエストロゲン分泌の減少により、これらの症状のリスクが高まります。
そのため、閉経の前後5年の間を「更年期」と呼び、その期間に起こる様々な体の不調のことを「更年期症状」と呼ぶのです。さらに、更年期の体の不調が生活に支障をきたすようになると、「更年期障害」と呼ばれるようになります。
閉経後の性
上記の通り、閉経によって「泌尿生殖器の委縮」が起こるため、女性の場合は性交渉の際に、性交痛が起こることが増えるようです。
その他の性交痛の原因としては、老化による膣の機能低下のため、血流が低下し、分泌物が減少すること。膣環境の変化のため、膣の乾燥や感染が起こりやすくなること。これらのことが原因で性交痛が起こりやすくなるとも言われています。
また、更年期特有の「精神神経症状」の不安や緊張などから、心理的要因で性交痛が発生するという報告もあるようです。
家族の支えが必要
このブログの読者には男性の方も多くいらっしゃいます。女性は閉経前後の5年間は、上記の通り、様々な身体・精神の不調やそのリスクを抱えます。「最近、なんだか妻がなまけるようになったなぁ…」「最近、妻がイライラしやすくなったなぁ…」などと思ったら、閉経に伴う更年期障害であることを想定して、おおらかな気持ちで見守ってあげてください。
更年期障害は身体だけでなく、精神にも不調をきたすので、家族にとっても大変な時期になるかもしれません。ですが、「更年期障害」なのだから仕方がないと、家事を積極的に手伝ったり、精神面で支えてあげたりすることが大切です。
まとめ
現在53歳のわたくしですが、そろそろ閉経の心の準備をしておかなければいけないようです。閉経は「女性性の喪失感」以上の問題として、実際に身体の病気のリスクが高まる事象です。
脂質異常や骨粗しょう症にならないために今まで以上に食事に気を付け、抗い難い「更年期障害」の症状に向き合う覚悟を決めておかねばならないと、しみじみと思った今回の生理の遅れなのでした。
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