子宮筋腫、卵巣がんの検査方法
子宮筋腫の検査方法は、エコー(超音波)で行います。膣に超音波を発する棒を挿入し子宮や卵巣を検査します。人にもよると思いますが、挿入時には特に大きな痛みはありませんでした。
甲状腺ホルモン「チラージン」で月経過多
こちらの記事で、子宮筋腫が見つかったとご報告しましたが、子宮筋腫は月経過多、重い生理痛などが無ければ、特に問題はなく、経過観察なのが一般的なのだそうです。
ですが、私は月経過多で生理も重いので、婦人科でもう一度詳細な検査を受けることにしました。
私は甲状腺がんを患ったことがあり、甲状腺を半分摘出し、作られなくなった甲状腺ホルモンを「チラージン」という薬で補充しています。この「チラージン」を飲んでいると、月経過多になりやすいらしく、まずは甲状腺ホルモンの値が安定しているかを問診されました。私は「半年ごとに定期検診に行っていますが、数値は安定しています。」と答えました。
子宮筋腫の一番の問題は「貧血」
すると、医師は「子宮筋腫で問題となるのは貧血です。」とおっしゃり、血液検査の結果を持っていないかと尋ねてきました。ですが今回の検診では紙の検査結果を発行してくれなかったので、持っていないと答えると、「目の下をめくってみてください。」と指示されました。目の下をめくって見せると、医師は「真っ白だねー。貧血だろうから、うちで血液検査をしてみましょう。結果が出るまで一応『鉄分』の薬を出しておきますから、それを飲んでください。」と指示されました。
子宮筋腫の一番の問題は、子宮筋腫の影響で「貧血」になることだそうで、若い方は子宮筋腫からくる貧血の治療のため、子宮筋腫の摘出の手術を行うことも少なくないそうです。ですが、今年53歳の私は閉経が近いので、閉経で女性ホルモンが減れば筋腫も徐々に小さくなるので、そこまで逃げ切れるまで鉄分を補充するという方法もあると言われ「鉄分」の薬を処方されました。
今週、血液検査をして、貧血の有無を調べ、女性ホルモンの量を検査して閉経がいつ頃になりそうかを調べて、来週結果が出たら、今後の方針を決める予定です。
チラージンと鉄は相性が悪い
薬剤師さんがおっしゃるには、鉄剤はチラージンの吸収を悪くするらしく、チラージンと鉄剤を同時に飲まないでくださいと指示されました。少なくとも朝チラージンを飲んでから1~2時間はあけて、鉄剤を飲むようにとの指示がありました。朝チラージンを飲んだら、鉄剤を飲むのはお昼前くらいにしてくださいとのことでした。
鉄剤の副作用
鉄剤の副作用には以下の三つのものがあります。
- 吐き気・食欲不振
- 歯や舌への着色
- 便の色が黒くなる
私は、鉄剤を飲んでさっそく「吐き気」の副作用が出てしまいました。
子宮筋腫と子宮体癌
子宮の筋肉の層から発生する腫瘍の、良性のものを子宮筋腫といい、悪性のものを子宮肉腫(がん肉腫や平滑筋肉腫など)と呼ぶそうです。子宮筋腫と子宮肉腫はよく似ているので、識別が難しいそうです。ですから、地方自治体のがん検診に「子宮体がん」の検査項目があるので、医師からはその検査を受けるように指示を受けました。
卵巣がんの検査
私は祖母を卵巣がんで亡くしているので、ついでに卵巣がんの検査もしてもらうことにしました。
卵巣を検査してもらった結果、「卵巣は見えなくなっている。」とのことでした。どういう意味か分からず医師にたずねてみると、加齢や閉経、閉経前などには卵巣は委縮して小さくなり、エコーでは見えなくなってしまうのだそうです。
つまり特にがん細胞らしき物体はエコーで確認できなかったので、卵巣がんについては問題ないとのことでした。
まとめ
甲状腺がんを早期発見して以来、がんは早期の発見が大切だと思い、早め早めに病院で検査をするようにしています。今回は卵巣がんの危険はありませんでしたが、子宮筋腫に関しては「子宮体がん」の検査を受けるように促されたので、地方自治体のがん検診の葉書が来たら、さっそく「子宮体がん」の検査に行きたいと思います。
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