HPVウイルス保持者であることが判明
こちらの記事で詳しく書きましたが、今年の検診で子宮に5㎝の子宮筋腫が見つかった私。医師に子宮筋腫と子宮体がんは似ているので、子宮体がんの組織検査を行うように指示されました。その際に自費のオプション検査として「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の検査を提示されました。「ヒトパピローマウイルス(HPV)」とは、子宮頸がんの原因となるウイルスです。
私の家系は、祖母が卵巣がん、母が乳がんと大腸がんと、婦人科のがんで亡くなっている女性の多い家系なので、お金がかかってもHPV検査を受けることにしました。
そして、検査結果は「陽性」でした。つまり、私は「ヒトパピローマウイルス(HPV)」を保持しており、子宮頸がんになりやすいということが判明しました。
HPVウィルスとは
上記の記事でも書きましたが、もういちどHPVウイルスについておさらいしておきましょう。病院のパンフレットには以下のような記載がありました。
HPV検査は、子宮頸がんの原因であるウイルスに感染しているかどうかが分かる検査です。
このウイルスは、多くの人の体内では免疫力で1~2年以内に消滅します。ところが、約10%の人はウイルスを排除できず、感染が維持してしまうことがあります。感染が持続すると5~10年という長い年月を経て、子宮がんへと進行していく可能性があります。
検査の方法は、細胞診(子宮頸がん検診)と同時採取で行うことができます。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば一生涯で50%以上の人が一度は感染するとされている一般的なウイルスだそうです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマなどの、多くの病気の発生に関わっているとされています。
子宮頸がんは、早期に発見されれば比較的治療しやすいがんだそうですが、進行した場合には治療は難しいと言われているそうです。
この検査でウイルスが見つかった場合は、子宮頸がんになる可能性が高まるので、地方自治体の2年に1度の子宮がん検診のみでなく、1年に1度は自費で子宮頸がんの検査に来るように指示を受けました。
HPVウイルスは性病なの?
結論から言うとHPVは性感染症(STD)の一種です。性感染症(STD)は、性行為の経験がある人であればだれでも感染する可能性のある病気です。HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)は、性行為の経験がある男女なら一生に1度は感染するといわれるウイルスだと言われています。 そして、HPVは最も多くみられる性感染症です。HPVは非常によくみられるため、性的に活動的なほぼすべての男女が、生涯のどこかの時点でウイルスに感染します。アメリカでは毎年約1400万人が新たにHPVに感染しています。
このウイルスは上記の通り体内の免疫力で1~2年で消滅してしまいますが、一部の人は自分の免疫力でこのウイルスを排除できない場合があります。このウイルスを長期保持している患者は、良性なら尖圭コンジローマ、悪性なら子宮頸がんを発症することがあります。
男性のHPVウイルス感染は?
子宮頸がんのイメージが強いためか、ヒトパピローマウイルス(HPV)は女性にしか感染しないと思われやすいウイルスです。ですが、陰茎や尿道、咽頭にも感染するわけですから、もちろん男性にも感染します。 性行為経験がある女性の場合は50%以上が感染しますが、性行為経験のある男性の場合は90%以上が感染する、男性にとって、とても身近なウイルスです。
男性がHPVに感染している場合、起こる症状は主に尖圭コンジローマです。まれに肛門がん、陰茎がんなどを発症させることもあります。尖圭コンジローマ(性器のいぼ)は、子宮頸がんの原因にならないタイプの低リスク型HPVが引き起こします。 肛門がんの90%、陰茎がんの40%も、HPVの感染が原因と言われています。
男性の場合、通常、陰茎がんになっても痛みなどはほとんどありません。 がんは最初、陰茎の皮膚から発生しますが、進行すると海綿体や尿道にも広がり、排尿が困難になることがあります。男性はそのあたりから陰茎がんに気付き始めます。がんが大きくなると組織の欠損(潰瘍)がみられ、がんが崩れて出血することがあり、出血によって病院に行き、陰茎がんが見つかる場合もあるようです。
まとめ
私の家系は女性器のがん家系で、祖母も母も平均寿命を待たずに、がんで70歳前後で亡くなっています。夫の母も64歳の若さでがんで亡くなりました。私自身も甲状腺がんを早期発見できて、命に別状がなかったという過去があります。
がんは早期発見しかありません。ですから、お金がかかっても、病院がすすめるがんのオプション検査などは受けておくことをお勧めします。私もHPV検査は、自費で5000円もする高価な検査でしたが、命には代えらないと検査を受けて、陽性であることが判明しました。
「がんになりやすいウイルスを持っているなら、がんを早期発見して、治療して治せばいい。」というのが私の考え方です。今まで2年に1度の地方自治他の子宮がん検診しかしていなかった私ですが、HPVウイルス保持者であることが判明した今、子宮頸がん検査に毎年行く必要があることを知ることができて良かったと思っています。
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