ビストロ 讃世利亭(さんせりて)の外観
ビストロ 讃世利亭(さんせりて)は電車の「京成本線」の線路の目の前にあります。1階が美容院になっており、レストランのように見えるので見間違え安いのですが、実際には2階にレストランがあります。
ビストロ 讃世利亭(さんせりて)は「ままがーでん」という古びた雑居ビルの中にあり、外観はとても地味です。
かろうじて、ビルの前に小さな看板がありますが、近くに寄らないと良く分からないのが実際です。ですが、看板には2001年開業と書いてあるので、比較的に市川では続いているお店であることが伺えます。
ビルの中に入ってもおしゃれな内装はしておらず、古びた階段があるだけです。
外観でレストランらしい印象を持たせるのは唯一、こちらの小さなメニュー看板の身です。
2階に上がると、このような入り口が見えてきます。やっと、レストランらしくなってきましたが、外観にこだわっているというわけではないので、この時点ではお店の印象は全く分かりませんでした。
ビストロ 讃世利亭(さんせりて)の店内
こちらが店内に入ってすぐに見える景色です。地味な外観とは違って、レトロシックでとても落ち着く雰囲気です。
席も広々としており、隣の席との間隔も充分にありますし、同じ席同士でもある程度距離がとれているのでコロナ対策もバッチリです。
お店の端っこから店内を見渡すとこのような感じでした。テーブルセッティングも色合いが考えられてあり、とても美しい印象でした。
キッチンカウンターや配膳スペースもきちんと整理整頓されており、店内全体がとにかくシックで落ち着いていて、静かにゆっくりおしゃべりしたい方にはぴったりのお店です。
ビストロ 讃世利亭(さんせりて)のサービス
ビストロ 讃世利亭(さんせりて)のテーブルセッティングはこのような感じです。青いグラスには、スタッフの方がお水を注いでくれます。
テーブルの上にあるエッグスタンドには、謎の物体が入っていました。
この謎の物体は、お水をかけると膨らんでおしぼりになる圧縮おしぼりで、お客さんが入店すると店員さんがポットで水をかけに来てくれます。
ビストロ 讃世利亭(さんせりて)のランチコース
前菜
ビストロ 讃世利亭(さんせりて)で出てきた最初のお料理は「きのこのポタージュ」でした。生クリームの味がとてもクリーミーでキノコの風味も濃厚で、とても美味しいポタージュでした。きのこは、扱い方によっては独特の臭いが気になりますが、このスープは濃厚なのにきのこ臭さがなく、とても美味しくいただけました。
次に出てきたのはサラダです。具材の種類が多く、彩りがきれいで、シャキシャキとした食感に、オリジナルのドレッシングがしっかりかけてあり、とても美味しかったです。
次に出てきたのフランスパンとバターでした。こちらのフランスパンは表面はカリっと焼いてあり、中はふわっとしており、とても美味しかったです。添えてあるバターは無塩か、塩分控えめのバターで乳製品の味が濃く塩味が少ないバターでした。
ビストロ 讃世利亭(さんせりて)では、パンとバターはおかわりできるので、夫はパンとバターがあまりにも美味しいのでおかわりしていました。
メインディッシュ3種
メインディッシュは以下の3つから選べました。
- スズキのポワレ・えびクリームソース
私はダイエット中でもありますし、魚が好きなのでスズキのポワレを注文しました。スズキは身がぷりぷりしており、食感が良く素材の良さが感じられました。また、添えてある海老のクリームソースも濃厚なのですが塩味が少なく、スズキに良く合いました。
- 和牛ハンバーグ・デミグラスソース
和牛パンバーグデミグラスソースは、ミンチ肉をレストランで作っているのか、ひき肉の挽き具合が細かく、食感がホロホロでとても美味しかったです。また和牛の肉質が脂身が多くもなく少なくもなく、脂がしたたり出るような脂身の多いハンバーグではなく上品な味でした。
昨今は「映え」を意識して、ハンバーグの肉汁を出すために脂や水を足したハンバーグが増えた中、本格的な和牛を使った高品質のハンバーグを食べられて幸せでした。
- 鴨胸肉のロースト
もう一品は鴨胸肉のローストでした。こちらの鴨肉は私は食べていないのでお味のほどは分かりませんが、食べた知人によると鴨独特の臭みがなく、程よい食感で美味しかったそうです。
臭みの強い鴨肉は総じて肉の色が赤く、血抜きがきちんとできていない場合が多いのですが、サンセリテの鴨肉は色からしてきちんとした下処理がされていることが分かり、鴨肉を食べなかったことを少し後悔してしまいました。
デザート
デザートはフランボワーズのシャーベット、台湾カステラ、ホイップクリーム、梨、マスカット、メロンでした。種類が豊富でヘルシーでナチュラルなデザートで、体にも悪くなさそうな印象が良かったです。
フランボワーズのシャーベットはフランボワーズの果汁や果肉がぎっしり入っているのか、フランボワーズの味が濃厚で、お店の手作りのシャーベットであろうと感じられました。
台湾カステラもふんわりしているのだけれど、しっとりしており、フォークで切ろうとすると弾力で生地が跳ね返ってくるくらいふわふわでした。こちらも、もっちりして美味しく、ホイップクリームを付けて食べると、なおさら美味しくいただけました。
続いて飲み物のための砂糖とミルクが配膳されました。
飲み物はコーヒーと紅茶を選ぶことができ、紅茶はミルクティー・レモンティーが選べました。
私はコーヒーが好きなのでコーヒーを頼みました。コーヒーは昭和の昔ながらのコーヒーという味で、独特の味や香りはなく、いい意味で無難な〆のコーヒーの味でした。
コーヒーはおかわりができるらしく、飲み終わったら「おかわりはいかがですか?」と聞きに来てくれました。
最後に、サービスなのか、ホワイトチョコレートを1枚ずついただきました。コーヒーを飲みながら、ホワイトチョコレートをかじると、苦味の合間合間にホワイトチョコレートの強い甘みがアクセントとなり、食後の楽しみとなりました。
まとめ
サンセリテのランチコースは3000円ですが、品質の良さ、料理の美味しさ、パン、コーヒーがおかわりできることを考えたら、かなりコスパの良いフランス料理店です。
3000円でこれだけのクオリティの料理を食べられるのであれば、かなりおすすめのお店です。
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