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50代、精神疾患持ちのシニア主婦ブログ。

上流の職場と下流の職場の違い。職場で怒鳴らなければならなくなる理由

 

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昨日の記事はきれいごとだった

 昨日はこのような記事を書いてしまいましたが、読み返してみると、こんなことは現役を引退して隠居している身だから言えるのだと、また反省をしてしまいました。

 また、「そっとしておく」べき相手についても、40代、50代が相手の場合の話で、その歳まで、その生き方をしてきた人に、今さら変われというのは酷だというお話だったと、ここに書き加えておきます。

世の中の半分は物の分からない人

 実際には、社会というのは不平等で、非合理で不条理です。「ひろゆき」氏は「日本人の半分は偏差値50以下」と言い、ホリエモンこと堀江貴文氏は、物の分からない人達のことを頻繁に「馬鹿」と表現しています。

 彼らの表現はあまり好ましいものではありませんが、実際に社会に出て働いているのと、「物事の道理の分からない人」「人や自分の立場が分からない人」「人の気持ちが分からない人」「言っていいこと、やっていいこと、いけないことの分からない人」など、様々なタイプの物の分からない人達がいます。

上流の職場と下流の職場の違い

 私の場合は20代前半は運よく、インテリジェントな頭も性格も良い人達が集う職場で働くことができていました。小さな飲食店でしたが、大手企業が乱立する地域にある高級店であったため、お客様の層も品が良く、経営者も人徳のある人で、チームで協力しながら働けるように、経営者自ら先頭に立ってスタッフを指揮し、スタッフ同士の連携の仕方を教えてくれました。

 私はその頃、まだ若くて生意気で経営者に噛みつくことがありましたが、その経営者は私が興奮していても、穏やかに理にかなった説明をしてくれ、いつも私を納得させてくれました。私は、未だにその経営者を尊敬しており、彼女のようになりたいと未だに思っています。その気持ちが前回の記事であふれてしまいました。

 ですが、30歳近くになり精神疾患を発症し、飲食店勤務しか経歴のない私は大手チェーンの飲食店やコンビニでしか働くことができない状態になってしまいました。上記の飲食店は高級店・有名店であったため、「修業がしたいので、どうしてもこのお店で働かせてください。何なら給料はいりません。」という就業希望者がたくさんいるようなお店でした。ですから、やる気もあり、夢や希望を持ったスタッフばかりでした。

 ですが、大手飲食チェーンやコンビニには、「どうしても、この仕事がしたかった。」と夢や希望を持って働きに来ている人達などおらず、「お金のために(しぶしぶ)働きに来た。」「できるだけ簡単そうな仕事がしたくて働きに来た。」「雇ってくれるなら、どこでもいい。」という人達ばかりでした。

 ですから、隙あらばサボったり、でたらめな仕事をしたり、自分のわがままを通そうとするスタッフがたくさんいました。そんな中でも、私は真面目に仕事に取り組むほうだったので、チーフのような立ち位置、つまり管理職的な立ち位置になることもしばしばでした。

日本は資本主義社会

 ここで、物の分からない人達の話に戻りますが、私達は資本主義の中で生産性を上げる働き方をしなければなりません。ですから、上記の物の分からない人達に対しても、生産性を上げる働き方をしてもらわなければならないのです。

 そして、直接、その物の分からない人達に相対するのは現場にいる店長、副店長、バイトリーダーなどなのです。つまり、私は、こういった物の分からない人達をとりまとめなければならない立ち位置だったのです。

 都会でも、クセのあるフリーターなどはたくさんいるのでしょうが、地方都市では、ヤンキー上がりのフリーターなどもおり、仕事中に壁にもたれかかりヤンキー座りをし、ジュースを飲み始めたりする輩もいたりするのです。高校生バイトなどでは、家が貧しいから高校からバイトしている子も少なくなく、やはりそういった家庭は文化資本が少ないようで、基本的な秩序を守るしつけがなされていない場合も多く見受けられました。

物の分からない人は力でねじ伏せるしかない

 そういった物の道理の分からない子供や、反社会的行動をとる人達にも最初は、口頭で理詰めで説明して、なぜ、この時間までにこの作業を終わらせなければいけないのか、なぜ、この場面ではこのようにしなければいけないのか、などを説明するのですが、なにせ物の分からない人達なので、理詰めで説明しても、うわの空か言い返してくる始末。

 そうなると、残念ながら力でねじ伏せるしかなくなってきます。例えば仕込みで200個おむすびを作らなけれならないとして、彼らがサボることで150個しかおむすびが作れなかったとします。話を単純にするためにおむすびは1個100円だったとします。このおむすびを200個作れていれば、ランチタイムの売上は2万円ですが、150個しか作れていなければ1万5千円しか売上があがらないのです。ですから朝の仕込みは戦場です。

 そんな時に、しゃがみこんでジュースなど飲まれたら、説明や説得どころの話ではありません。最初は、時間外に口頭で「他のみんなが困るから、仕込みの時間にしゃがみこんでジュースを飲むのはやめて、ちゃんと作業してね。」と注意していたのですが、一向にサボるのをやめる気配がないので、私は怒る演技をするようになりました。

 彼らがサボっている時に「お前ら!いい加減にしろよ!他のスタッフの迷惑になるだろ!」と怒鳴るしかなくなっていたのです。もちろん、怒ってなどいません。怒っている演技です。ですが、口頭で説明しても言うことを聞かないなら、恫喝するしかないのが現実なのです。

物の分からない人は復讐してくる

 チーフ的な立ち位置になると、何としてでも時間内にノルマの作業を終えてもらう必要があります。ですから、そのように力でねじ伏せてでも作業をするように強要すると、今度は物の分からな人達は逆恨みをし、復讐をしてきます。

 ある時、ヤンキー上がりのバイトを厳重注意し、仕事を終え自転車置き場に行ったら、私の自転車がボコボコに壊され、逆さまにして立てかけてありました。私はとっさにヤンキー上がりのバイトがやったと思いました。私は真面目に仕事をしているだけなのに、なんでこんな目に遭わなければいけないのだろうと、とても悔しくなりました。そこに、男性の副店長が通りかかり、壊れた自転車を走れるように直してくれました。

 また、別の時に、デリバリーで面倒なルートは全部他のスタッフに押し付けて、自分は楽なルートばかり配達に行っている中年男性スタッフいると他のスタッフ達からクレームが入ったので、その中年男性に注意をすると、その日にやはり自転車にいたずらをされていました。

 下流の職場というのは、このような惨状なのです。私は、人生の前半は相互理解をし、協力し合い、誇りを持って働いているインテリジェントな人達ばかりの職場で働けていたので、下流の職場で働かなければいけなくなった時には衝撃を受けました。世の中にはこんなにも物の分からない人達がいるのだと。

まとめ

 昨日は、隠居している身で、おおらかな自分でいられるからこそ書けるきれいごとを書いてしまいました。ですが、今日になってみると、現実はそんなに甘くはなかったなぁ…と、現役で働いていたころのことを思い返してしまいました。

 人というのは置かれている環境や立場で、自然と考え方、立ち居振る舞い、あるいは人格までも変わってしまう、昨日と今日記事を書いてみて、そんなふうに思ってしまいました。

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