見つめて欲しい(日本語)
君が立ち去って行くのを
ただ黙って見ているなんて
どうしてできるだろうか?
行き先も言わずに行ってしまうのかい
君と同じ呼吸で
ここに立っていたよね
君は本当の僕を知っている
たった一人の人なんだ
どうしたら、
僕から立ち去るなんてことが
できるんだい?
僕にできるのは君が立ち去るのを
見ていることだけ
僕らは笑顔も痛みも
涙さえも
分かち合って来たじゃないか
君は本当の僕を知っている
たった一人の人なんだ
※僕のことを見て
ここにはただ空虚な空間が
残されているだけ
僕に思い出せることはなにもない
ただ君の顔だけが思い出される
僕のほうを見て
ここにはただ空虚な空間が
残されているだけ
君が戻ってくることは難しいだろう
そのことに僕は
向き合わなければならない
ただ、
僕は君に振り向いてほしいんだ
振り向けば
僕が泣いているのが分かるだろう
言わなきゃならないことが
たくさんあるんだ
どうしてかっていう
たくさんの理由を…
君は本当の僕を知っている
たった一人の人なんだ
※繰り返し
僕のことを見て
ここにはただ空虚な空間が
残されているだけ
僕に思い出せることはなにもない
ただ君の顔だけが思い出される
僕のほうを見て
ここにはただ空虚な空間が
残されているだけ
だけど、僕にできることは
ただ待つことだけ
そのことに僕は
向き合わなければならない
今の僕のことをよく見てよ
僕は未だにここに立っているんだよ
君が戻ってくるのは難しいだろうけど
僕につかめるチャンスがあるはずだ
僕のことを見て
訳詞:せとちよ
Against All Odds(Take A Look At Me Now)(英語)
How can I just let you walk away?
Just let you leave without a trace
When I stand here taking every breath
With you, ooh-ooh
You're the only one who really knew me at all
How can you just walk away from me?
When all I can do is watch you leave
'Cause we've shared the laughter and the pain
And even shared the tears
You're the only one who really knew me at all
So, take a look at me now
Well, there's just an empty space
And there's nothin' left here to remind me
Just the memory of your face
Well, take a look at me now
Well, there's just an empty space
And you comin' back to me is against the odds
And that's what I've got to face
I wish I could just make you turn around
Turn around and see me cry
There's so much I need to say to you
So many reasons why
You're the only one who really knew me at all
So, take a look at me now
Well, there's just an empty space
And there's nothin' left here to remind me
Just the memory of your face
Now, take a look at me now
'Cause there's just an empty space
But to wait for you is all I can do
And that's what I've got to face
Take a good look at me now
'Cause I'll still be standing here
And you comin' back to me is against all odds
It's the chance I've got to take
Take a look at me now
見つめて欲しいの意味解説
「見つめてほしい/Against All Odds (Take a Look at Me Now) 」は、イギリスのドラマー、シンガー、ソングライターのフィル・コリンズによる曲です。この曲は1984年公開の「Against All Odds/(邦題:カリブの熱い夜)」という映画のサウンドトラックとして収録されました。この曲は、主人公が元恋人に「今すぐ僕を見て」と懇願するパワー・バラードで、復縁は「Against All Odds=あらゆる可能性に反して」いるが、賭ける価値はあると表現しています。
このシングルは米国の「ビルボード・ホット・100/Billboard Hot 100」で1位を記録し、コリンズのソロキャリアにおける7回の全米No.1のうちの初めての1位となりました「見つめてほしい/Against All Odds (Take a Look At Me Now)」はカナダ、アイルランド、ノルウェーでもチャートで1位を獲得し、イギリスでは最高2位を記録しました。
この曲は何人かの歌手によってカバーされており、そのいくつかのバージョンはアメリカとイギリスの両方の市場で成功を収めています。この曲は全英シングルチャートで2度1位を獲得しており、2000年9月にはマライア・キャリーとボーイズバンドのウェストライフがペアを組み 、2005年1月には「Xファクター」の初代優勝者スティーブ・ブルックスタインが再び歌い、イギリスのシングルチャートで1位を獲得しました。
2022年にはドイツの歌手で、テレビパーソナリティの「ジョバンニ・ザレラ/Giovanni Zarrella」によって「IMPOSSIBILE」と呼ばれるイタリア語バージョンがリリースされました。
コリンズは、映画「Against All Odds 」がまだ予備段階の「ラフカット形式」の段階で、そのタイトル曲を書くよう打診されました。サウンドトラックが完成していた頃、コリンズはジェネシスのツアー中でした。監督のテイラー・ハックフォードはジェネシスのコンサートを見るためにシカゴに飛びました。コリンズはホテルの部屋でビデオカセット・レコーダーで映画を鑑賞し、サウンドトラックへの出演を承諾しました。
もともと「How Can You Just Sit There?」というタイトルだったこの楽曲は、コリンズのソロ・デビュー・アルバム「Face Value(1981年)」のセッション中に書かれましたが、当時彼が書いたいくつかのバラードの中で最も気に入らない曲だったため、お蔵入りになりました。また、この曲は「Hello, I Must Be Going!」にも収録されていません。多くの新しい曲がこのアルバムのために書かれたからです。
最終的にコリンズは、映画「Against All Odds」のために曲を書くよう打診したテイラー・ハックフォードにデモを見せ、彼はそれを気に入りました。そしてその後、コリンズは映画用の歌詞を書き上げました。時間がなかったため(ジェネシスのツアー中だったため)、アレンジャーのアリフ・マーディンにプロデュースを依頼し、2日間で制作したのが「見つめてほしい/Against All Odds (Take a Look at Me Now) 」だったのです。
ピアノ演奏はニューヨークのミュージシャン、ロブ・マウンジー。ピアノ、キーボード・ベース、そしてマーディンのアレンジと指揮によるストリングスセクションはニューヨークのRCAスタジオで録音され、コリンズはロサンゼルスでヴォーカルとドラムを録音しました。
「This American Life」のエピソー 339「Break Up」で、コリンズはこの曲が最初の妻との別れの直後にインスピレーションを得て書かれたと語っています。インタビューの中で彼は、離婚が彼をミュージシャンから作詞家へと変貌させたと語っています。
この曲はコリンズのアルバム「Hits(1998年)」のコンピレーションで初めて収録され、彼のコンピレーションアルバム「Love Songs: A Compilation... Old and New(2004年)」にも収録されました。この曲のライブパフォーマンスはアルバム「Serious Hits... Live!」にも収録されています。2015年には、「Take A Look At Me Now」のプロジェクトの一環として、「Face Value」セッションからのオリジナルのデモ録音をリリースしています。
【アルバム情報】
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