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【伊豆・伊東】城ケ崎ピクニカルコースの地図・駐車場は?所要時間は?時短で楽しむ方法

 

そもそも城ケ崎とは何?

 城ケ崎とは、約4000年前に大室山(おおむろやま)が噴火した時に流れ出した溶岩によってできたリアス式海岸です。

 私達夫婦は「大室山」のふもとのペンションに宿泊したので、たまたま大室山を近くで見ることができました。上の写真が「大室山」です。

 城ケ崎が有名になったのは、テレビの2時間サスペンスドラマなどの終盤などで頻繁に映し出されていたからという理由があります。謎解きと同時に犯人が自害しようとする断崖絶壁のほとんどは「城ケ崎」か「東尋坊」だと言われています。

 また、昭和には「城ケ崎ブルース」という歌も流行し、昭和に伊豆・伊東の観光スポットとして有名になりました。

城ケ崎海岸散歩コースの地図

 城ケ崎海岸を散策するコースを城ケ崎ピクニカルコースと呼びます。城ケ崎ピクニカルコースとは、富戸港(ふとこう)側の「ぼら納屋」という飲食店を起点に、ぼら納屋⇒門脇(かどわき)吊り橋〜門脇埼(かどわきざき)灯台〜伊豆海洋公園と歩く3kmのコースです。連着寺⇒八幡野までのコースは「城ヶ崎自然研究路」と呼ばれており、6kmのコースです。

 「城ケ崎ピクニカルコース」と「城ケ崎自然研究路」はつながっているため、合わせて9kmあるコースを「城ケ崎ピクニカルコース」だと思い込んでいる場合もあるようですが、実際には、別々の名前の散策コースです。

城ケ崎ピクニカルコースの所要時間・滞在時間

 城ケ崎ピクニカルコースを徒歩でのんびり散策した場合の所要時間は、1時間30分程度だと言われています。ところどころに、休憩用のベンチなどもありますので、休みながら、のんびりと散策することができます。

城ケ崎・門脇つり橋・門脇崎灯台の駐車場

  •  伊東市門脇有料駐車場(1回500円)
  • 伊豆海洋公園有料駐車場(1回700円)
  • いがいが根駐車場(無料)

 城ケ崎のピクニカルコースに近い駐車場は上記の3つの駐車場です。「いがいが根駐車場」は無料ですが、城ケ崎まで歩くにはかなり遠く、こちらに車を停めて城ケ崎をさらに散策となると、かなりの体力が要求されるのであまりおすすめはできません。

 「伊豆海洋公園有料駐車場」はつり橋まで20分、 「伊東市門脇有料駐車場」はつり橋まで5分なので、ピクニカルコースは歩かず、時短で吊り橋、灯台、リアス式海岸を一気に見たい場合は「伊東市門脇有料駐車場」を利用することをお勧めします。

 こちらが「伊東市門脇駐車場」です。126台停車可能です。吊り橋と灯台に近いということもあって、ツアー客も多く訪れるのか、マイクロバス専用の駐車場などもありました。

伊東市門脇有料駐車場から吊り橋へ

 「伊東市門脇有料駐車場」に到着すると、駐車場内にすでに「門脇崎灯台」と「吊橋」の案内板が出ていました。

 駐車場から、灯台とつり橋までの遊歩道はとても整備されていて、足の悪い私でも不快感なく、灯台や吊橋にたどり着くことができました。海岸沿いの雑木林の中をよく見ていると、リスが何匹か走り回っていて、それだけでも十分に観光気分を味わえました。

 伊東市門脇有料駐車場から、吊り橋、灯台に向かう遊歩道には様々な立て看板があり、城ケ崎の詳しい地図、伊豆半島の成り立ち、伊豆半島で伝承されている伝説などが書かれていて、とても興味深かったです。

南から来た火山の贈り物

 こちらの立て看板にはこのような説明がありました。

 本州で唯一、フィリピン海プレートに位置する伊豆半島は、かつて南洋にあった火山島や海底火山の集まりでした。この海底火山群はプレートとともに北上し、本州に衝突して半島となりました。約60万年前のできごとです。伊豆半島では、現在でも火山活動や地殻変動が続いており、これによって豊かな温泉や湧水などの恵み、変化に富んだ地形を持つ魅力的な半島が形作られています。

 海と陸の記憶を刻みこんだこの伊豆半島で、大地からの恵みである美しい景色や、食、温泉、文化といった、たくさんの「贈りもの」を楽しんでみませんか?

半四郎落し物語

 こちらは伊豆半島に伝わる伝説の立て看板でした。

 むかし、ここ城ケ崎にほどちかい富戸村に、半四郎とおよしという、たいそう仲のよい夫婦がおりました。ある日、半四郎はひとり海へトジ(※1)刈りに出かけました。カゴいっぱいのトジを背負い、岩場で休んでから家に帰ろうと、疲れた腰を伸ばした瞬間、背中のトジに引かれ、あっという間に海へ落ちてしまいました。知らせを聞いたおよしはたいそう悲しみ、ここへ来ては立ちつくし、涙を流す日が続きました。

 以来、ここ城ケ崎一帯には、毎年、秋になると飛び散ったおよしの涙にも似たイソギク(※2)の花が可憐な姿を見せるようになりました。

 そして、いつの頃か村人達は、ここを「半四郎落し」と呼ぶようになったということです。

※1:トジとは、しっくい壁に使う海藻のこと。

※2:イソギクとは、キク科の多年草。海岸の崖などに生え、秋には黄色の花を咲かせる。

 そのような看板を見ながら遊歩道を歩いていると、海が見えてきました。

門脇埼灯台の外観

 門脇崎灯台(かどわきざきとうだい)は灯台の中にまでは入れませんでしたが、灯台入り口付近の展望台にはのぼることができました。思ったより小さな灯台で、そんなに背の高い灯台ではありませんでした。

 門脇崎灯台の展望台から見た城ケ崎海岸です。緑と相まって風情のある景色です。

城ケ崎吊橋・門脇吊橋を時短で散策

 「伊東市門脇有料駐車場」を利用すれば、門脇崎灯台、門脇吊橋、城ケ崎の断崖絶壁を30分で周ることができます。

 こちらのつり橋は城ケ崎にあるため「城ケ崎吊橋」という名前だと勘違いされる場合もあるようですが、正確には「門脇吊橋」という名前です。床は木でできており、両側はロープが張ってあるだけ。

 高所恐怖症の私は、最初は橋の真ん中までも行けず、引き返してしまいました。

 夫に手を引いてもらって、なんとかつり橋のはじっこに立ち、城ケ崎の絶景を撮影することができました。板一枚の真下が海というのは本当に怖くて、360度見回しても、海か崖しかないという吊橋ならではの景色に、卒倒していました。

 なんだか、海から手が伸びてきて、吸い込まれそうというか、引きずり込まれそうな感覚がして、下を見ないように夫の真後ろについて、夫の背中だけを見てなんとか、吊り橋を渡りきりました。

 ですが、こんなロープで吊ってあるだけの小さな橋に、15人くらいが一気に乗って渡るものですから、橋がズンズンと揺れて、本当に怖かったです。

 橋を渡ると「国立公園城ケ崎」という石碑が立っていました。

 石碑からもう少し先に歩くと、このように溶岩のかたまりを間近にみることができました。ここまで来ると、もう遊歩道から脇にそれて、溶岩の岩の上を歩くことになります。

 この断崖の上に降りて歩いた時の写真が、上の溶岩の写真です。

 こちらが、その断崖の上の写真ですが、柵も何もないので本当にどこまで海側に歩いて行くかは自己責任です。私は足が悪いので、そもそもガタガタの溶岩の岩の上を歩くことができなかったので、海の近くにまでは行きませんでした。

 ですが、断崖の端っこに立って、楽しそうにしているカップルを見つけて、「ええええっ!柵もないのにそこまで行くの!?」と驚いてしまいました。

 ここまで楽しめて30分以内で周れるので、車を停める駐車場選びは重要です。

まとめ

  城ケ崎は、歌や2時間ドラマで有名な観光スポットです。まともにピクニカルコースを歩くと1時間半かかってしまうようですが、私達夫婦は一番便利な駐車場に止めたため、時短で城ケ崎の、吊り橋、灯台、リアス式海岸を堪能できました。所要時間30分程度で充分に楽しめるのが城ケ崎海岸です。

 伊豆旅行で旅行日程を分刻みでキツキツに詰めている方には、「伊東市門脇有料駐車場」に車を停めて、時短で城ケ崎観光をすることをおすすめします。

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