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【亀戸天神】船橋屋の「くず餅」の口コミ・評判・カロリー・栄養成分

船橋屋の元祖くず餅

 時は文化二年(西暦1805年)。学問の神様と謳われ、たくさんの参拝客でにぎわう亀戸天神。その境内に生まれたのが、船橋屋初代「勘助」の故郷、下総(船橋)名物の「くず餅」のお店です。船橋屋の「くず餅」は、「くず粉」を使うのではなく、小麦粉を発酵させて作る「船橋屋」の独自製法のくず餅です。

 その味は、神社詣でとともに親しまれるようになり、庶民の味、庶民の文化として、現代まで200年以上受け継がれてきました。

船橋屋のくず餅の製法・特性

 正確には「くず餅」とは、このような花を咲かせる「葛(くず)」という植物から抽出された「くず粉」を使って作るものです。ですが、船橋屋の「くず餅」は小麦粉を使って作られています。ただ、その製法が特殊で一部の食通に人気を誇っているようです。

 船橋屋の「くず餅」は作るのに450日もかかるにも関わらず、賞味期限は2日という無添加自然食品です。

 船橋屋の「くず餅」は葛粉でなく、厳選した小麦粉を練って作られているのが特徴です。原料となる小麦粉のグルテンと小麦澱粉(でんぷん)を分離させ、グルテンを取り除いた小麦澱粉のみを使用するのが船橋屋の「くず餅」の特徴です。そして、小麦粉の澱粉質を貯蔵槽を使用して乳酸発酵させます。

 グルテンを取り除いた小麦粉の澱粉質は450日間、つまり一年以上にわたる期間、乳酸発酵させます。長期間発酵させた小麦澱粉を蒸し上げるくず餅は、ほのかな香りと酸味、しなやかな食感が特徴です。出来立てを自然のまま無添加製法で食べて欲しいという船橋屋の方針から、消費期限はわずか2日間です。無添加自然発酵のため、子供や妊娠さんでも安心して食べられるのが特徴です。
 創業から200年以上ということもあり、古くは芥川龍之介、永井荷風、吉川英治らの文化人もしばしば足を運んだ素朴な味の甘味処です。

 また、沖縄産の黒糖を使った秘伝の黒糖蜜、大豆の焙煎度合いこだわったきな粉も、人気の理由の一つです。

船橋屋のくず餅の口コミ・評判

 来訪者が持って来てくれた船橋屋のくず餅。いらしたのが25日で消費期限が26日というタイトなスケジュール感ですが、消費期限はおいしく食べられる期限にすぎないので、数日かけて食べる予定です。

箱を開けると、このような感じで「くず餅」「黒糖蜜」「きなこ」が別々に入っていました。

 くず餅はこのような感じでした。本物の葛(くず)から作ったものより少し灰色がかっているのは、小麦粉の澱粉を発酵させる過程で少し色づくのかなと思いました。

 実際に黒蜜ときな粉をかけて食べると、寒天とお餅を足して2で割ったような独特の食感でとても美味しかったです。黒蜜は濃厚で、きなこは深く煎ってあるようでとても香ばしく、黒蜜との相性が抜群でした。

船橋屋「くず餅」の食べ方

 最初に黒蜜、次にきな粉の順でかけて食べるように、しおりに指示がありました。私はしおりをよく読まずに食べたので、先にきな粉をかけて食べましたが、充分においしかったです。ですが、確かに先に黒蜜をかけた方がきなこが黒蜜にくっついて、いい感じにきな粉がくず餅にくっついただろうと思いました。

船橋屋「くず餅」の保存方法

 船橋屋の「くず餅」を冷蔵庫で長時間冷やすと、くず餅本来の食感・風味を損なう恐れがあるそうです。ですから、常温保存で賞味期限以内に食べることを推奨しています。

 また、船橋屋の「くず餅」は、葛粉からできているくず餅とは違い発酵食品であるため、独特の香りがあります。この香りは船橋屋の「くず餅」の特徴であり、変質したわけではありません。

 450日間熟成された「小麦でんぷん」の生きた呼吸の証であり、船橋屋の「くず餅」の弾力を生み出すため不可欠な要素だそうです。気温の高い日は、この「独特の香り」が強く感じられる場合があるそうですが、そんな時は食べる直前冷蔵庫で1~2時間軽く冷やすことで、独特の香りが弱まるそうです。

船橋屋「くず餅」一箱のカロリー・栄養成分

栄養素 推定値
エネルギー 864kcal
たんぱく質 10.3g
脂質 7.4g
炭水化物 192.3kg
食塩相当量 0.1g

一箱(36切れ)の総カロリー

まとめ

 葛粉からできたくず餅とも、硬めのわらび餅とも、他の餅系の食べ物とも違う独特の食感の船橋屋の「くず餅」。古くは文化人にも愛されたほどの特殊製法のようで、1回は食べてみる価値があると思います。手土産に、ご自宅用に是非召し上がってみてください。

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