人というのは
突然、
あっという間に
死んでしまう。
一昨年、
愛犬のチロと
義理の母と
私と
3人ともが癌になり、
私は今でも生きていて
他の二人は
死んでしまった。
友人、知人たちが
病気になったと聞くたびに
ああ、
そろそろ
あの人も死ぬのか…
と心の中でつぶやいている
自分がいる。
見舞いを許可してくれる人。
弱った姿を見せたくないと
見舞いを断る人。
死ぬはずじゃなかったのに
老いた自分の身体を過信して
事故で死んでしまう人。
精神疾患で自殺してしまう人。
死ぬ理由にも
色々あるのだと、
知っているのと
実際に目の当たりにするのでは
ずいぶん感覚が違うものだ。
「死を恐れる人は
生きる意味を学べない…」
The Roseのその歌詞が
心にしみる。
歳の差の垣根を越えて
友人知人がおり
歳の差の垣根を越えて
婚姻した私には
「死」は
夜空の星のように
人生にちりばめられている。
死んだ友人達の顔を
ひとり
ひとり
思い浮かべながら
The Roseを聞いている
暖かな春の日の朝なのです。
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