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【浦和】熊谷珈琲*浦和パルコの自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店の口コミ・評判

 

熊谷珈琲の読み方

 熊谷といえば埼玉県の「熊谷市(くまがやし)」があるため、「くまがや」と読んでしまいがちです。ですが、「熊谷珈琲」は「くまがいこーひー」と読みます。なぜ、読み方が違うかというと、「熊谷」は地名で読む時は「くまがや」、人名で読む時は「くまがい」とされているからです。

熊谷珈琲とは

 「熊谷珈琲」とは、さいたま市の自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店です。豆のセレクト、焙煎、ブレンド、抽出まで自社管理しているスペシャルティコーヒー専門店です。本店はさいたま市大宮区の氷川参道沿いにある「大宮氷川参道店」で、最近は「浦和パルコ」の地下1階にも出店しています。今回は「浦和パルコ店」をご紹介したいと思います。

スペシャルティコーヒー専門店とは

 スペシャリティコーヒーとは世界シェア数パーセントの希少な高品質のコーヒー豆です。コーヒー豆を選ぶ際は、どこで(産地)、どのような場所(農園)で、誰が(農園主)が、どのように(育て方、加工)して作られたコーヒー豆かが大切です。

 スペシャリティコーヒーとは、

  • 地理的条件(標高、気温、降水量)
  • 味(テイスターによる厳密なテイスティングで80点以上のもの)

を、全てのプロセスで維持されて生まれたコーヒー豆です。

熊谷珈琲の自家焙煎とは

 また、ローストはコーヒー豆の心臓部。熊谷珈琲では自店の焙煎機で焙煎する「自家焙煎」を行なっています。いくら高品質の豆であっても焙煎次第で大きく味は異なります。熊谷珈琲では、熟練の焙煎士がその日の豆の状況や、気候、気圧、気温、焙煎機の状態などを見ながら微調整して焙煎を行なっています。オートではなく、人の手が加わった焙煎は豆にダメージがなく、芯までしっかり火が入ります。それにより、甘味、余韻の長さ、透明感のある個性溢れるコーヒーができます。

COEとは

 コーヒー豆のグレードはこちらのピラミッドのように分類されます。

  • カップ・オブ・エクセレンス(品評会で入賞した豆で全体の2%)
  • スペシャリティ・コーヒー(高級コーヒー豆)
  • プレミアム・コーヒー
  • コマーシャル・コーヒー
  • ローグレード・コーヒー

の5種類です。

 熊谷珈琲では、世界シェア数パーセントの高品質のスペシャリティコーヒーのみを仕入れており、季節によっては「カップ・オブ・エクセレンス(品評会入賞豆)」も仕入れています。

ナショナルウィナーとは

「A.C.E National Winner/エー・シー・イー・ナショナル・ウィナー」とは、カップ・オブ・エクセレンス(COE)の国内予選を通過したものの、最終国際審査では惜しくもCOEとして選ばれなかったコーヒー豆のことを指します。「ナショナルウィナーオークション」を通じて、各コクのスペシャリティバイヤーに販売されます。

 熊谷珈琲の「グァテマラ・エスペランサ農園・ブルボン種。ウォッシュ」と「エルサルバドル・デルンボ農園・パカマラ種・ウォッシュ」は、2021年のCOE国内予選を通過したロットです。カップ・オブ・エクセレンスにわずかに届かなかったものの、充分にすばらしいスペシャリティコーヒーのクオリティを持っています。

 「A.C.E」とは「Alliance for Coffee Excellence」の略で「COE」の選出を主催している非営利団体です。

熊谷珈琲の外観

 熊谷珈琲は、浦和パルコ地下1階「ヤオコー(スーパーマーケット)」の向かいのオープンスペースにあります。

 お店の前には袋詰めされたコーヒー豆が多数陳列されています。

熊谷珈琲の店内

 熊谷珈琲の店内は広くはないものの、珈琲豆、珈琲を淹れるための器具、ギフトパックなど、様々な商品が陳列されています。

お店の入り口左側上段にはギフトパック、

下段には「フレンチプレス」用の抽出器具が陳列されていました。

 店内にはレジカウンターがあり、その横にはドリップパックや、ペーパードリップ用の抽出器具が陳列されていました。

カウンターの陳列棚に寄ってみるとこのような感じです。

 お店の外に大々的に陳列されている珈琲豆とは違い、レジの横にこじんまりと「ドリップパックが陳列されていました。

 「ドリップパック」とは、不織布で作られた簡易なドリッパーをコーヒーカップなどに引っ掛けて、お湯を注いでコーヒーを抽出するパックのことです。

 その横には、手動のコーヒーミル、各種ドリッパー、ペーパーフィルターなどが陳列されていました。

熊谷珈琲のメニュー

 熊谷珈琲のコーヒー豆のメニューは陳列されているコーヒー豆の袋にも記載されていますし、

レジカウンターにも、このようなコーヒー豆の種類と値段を記載したメニュー表が置いてあります。

 希望すれば、このようなコーヒー豆のメニューの紙もいただけます。

 以下に2023年5月現在に熊谷珈琲が取り扱っているコーヒー豆の種類を列挙しておきます。仕入れロットの関係上「終売」や「入荷未定」の商品もありますが、参考までにご覧ください。

  • グァテマラ・エスペランサ農園・ブルボン種・ウォッシュ
  • エルサルバドル・デルンボ農園・パカマラ種・ウォッシュ
  • クマガイコーヒーブレンド
  • 氷川参道ブレンド
  • スペシャルブレンド
  • グァテマラ・ペニャロハ農協
  • ブラジル・パッセイオ農園・ブルボン・ナチュラル
  • ブルンジ・ブラジ・ウォッシングステーション・ブルボン・ナチュラル
  • グァテマラ・エスペランサ農園・パカマラ種
  • インドネシア・マンデリン・リントン地区・ビートル農園
  • グァテマラ・ペニャロハ(マッチョ)
  • ニカラグア・エスコンディダ農園・ぺルラネグラ・レッドカツアイ
  • ケニア・ガトンボファクトリー
  • グァテマラ・ヴィジャウレ農園・ラスロマス
  • エチオピア・ゲルシャ・アナエロビック
  • エルサルバドル・サリータ農園・パカマラ種・ウォッシュ
  • コスタリカ・シンリミテス

 コーヒー豆というのは農産物のため、同じ国、地域、農園で採れた豆でも、気候変動、災害によって品質が変わる場合があります。そのため、一定以上の品質の豆が仕入れられない場合、同じ豆が入荷されない場合があります。

 また、同じ国、地域、農園の豆でも、気候の変化などで品質(味)が変わったりするので、お店で随時おすすめの豆を尋ねるのが美味しいコーヒー豆を買うコツです。

熊谷珈琲のイートインスペース

 熊谷珈琲では、店内でイートインができたり、スターバックスのように紙コップでのテイクアウトができたりもします。イートイン、テイクアウトの詳細は別記事で書こうと思いますので、この記事では割愛させていただきます。

熊谷珈琲のパッケージ

 さて、私は深煎りの豆が好きなので、深煎りの「クマガイコーヒーブレンド」と、極深煎りの「グァテマラ・ペニャロハ(マッチョ)」を買って帰りました。

 熊谷珈琲の豆の袋はとてもかわいらしく、こちらの袋は「クマガイコーヒーブレンド」の袋で、イメージキャラクターが一升瓶を抱え、鮭を加えているイラストです。

 こちらの袋はイメージキャラクターが、花をくわえてフラメンコを踊っているイラストです。「グァテマラ・ペニャロハ(マッチョ)」の袋なのに、なぜか「from MADRID」と書かれています。グァテマラはスペイン語圏だからでしょうか?

 袋のイラストでコーヒー豆の種類を見分けるのかと思いきや、袋の裏面をよく見ると、珈琲豆の詳細が書かれたシールが貼ってありました。詳細は裏側のシールで確認するようです。確かに、表面のイラストだけで豆の種類を識別するのは難易度が高すぎますよね。

熊谷珈琲のコーヒー豆の感想

 左側が深煎りの「クマガイコーヒーブレンド」、右側が極深煎りの「グァテマラ・ペニャロハ(マッチョ)」です。わずかに極深煎りの「グァテマラ」のほうが色が濃いのがお分かりでしょうか?

 さっそく、熊谷珈琲のコーヒー豆を挽いて、コーヒーを淹れて、夫と楽しみました。今回買ったコーヒーの感想は以下の通りです。

クマガイコーヒーブレンド

 夫にクマガイコーヒーを淹れてあげたら、夫の部屋から「あんまり味しない!」との報告の雄叫びが聞こえてきました。私の感想としては、良く言えば万人受けする一般的な味、悪く言えば香り味も強くない無個性な味のコーヒーでした。昔のコーヒーは、このクマガイコーヒーのように、苦味を楽しむもので独特の味や香りがないものも多くありました。このクマガイコーヒーは、昭和に純喫茶で飲まれていたような味や香りの強くない昔ながらのコーヒーという感じでした。

グァテマラ・ペニャロハ(マッチョ)

 私の大好きなイタリアンローストの豆なので楽しみにして飲みました。

 味は濃いのですが、特に強い風味はなく、香りもそんなにたっていません。苦味はしっかり感じられますが、後味が残らないのでさっぱりしています。香りや風味は強くありませんが、「極深煎り」と銘打っているだけあって、イタリアンローストのコクと苦味がたっています。個性的な味や風味がなく、クセが強くない極深煎りなので、ミルクと合わせてカフェオレにするのにぴったりなコーヒーだと思いました。

まとめ

 2000年以降、スペシャリティコーヒー協会が権威を持つようになり、スペシャリティコーヒーこそがおいしいコーヒーという認識が強くなってきています。ですが、今回、熊谷珈琲で飲んだコーヒーは、味も香りも風味も私好みではなく、昔ながらの昭和のコーヒーという感じでした。

 たまたま、私が選んだコーヒー豆がそのような味だっただけなのかもしれませんから、また機会があったら、別のコーヒー豆も試してみたいと思います。

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